【海外赴任で子供の英語が心配】現地校に入学した4人の子供の英語克服法

海外赴任で現地校に入学した4人の子供の英語克服法

これからアメリカに赴任予定のママたちにとって現地校は未知なる世界。
お子さんを通わせるとなると、あれこれ心配ごとがチラつくことでしょう。

「うちの子、英語なんて教えたことないけど大丈夫?」
「先生の話はちゃんとわかるのかしら?」
「授業についていけなかったら・・・」
「お友達が出来るといいんだけど・・・」

そんなママたちの不安に応えるべく、今回は現地校の英語事情について現役駐在ママたちにヒアリングしてみました!
小学校低学年から中学校まで、それぞれのリアルなケースを実例でご紹介していきます。

未就学児・小学校低学年で渡米し、現地校に入学した子供たちの英語体験記

まずは、未就学児から小学校低学年編を見ていきましょう。

2歳で渡米したRちゃんのケース(現7歳)

日本で保育園に通っていたRちゃんは、渡米当時はまだ日本語もおぼつかない時期。
英語は週に1回、図書館のストーリータイムで歌や手遊びなどに慣れ親しむ程度でした。

それ以外は、両親とも日本人、一緒に遊ぶ友達も日本人。
ほぼ日本語のみの生活環境で4歳まで過ごします。

4歳になる直前、サマーキャンプで英語オンリー環境を初体験し、2-3日は泣きながらのセパレーションでしたが、すぐに慣れ秋から現地のプリスクールに通い始めました。

ママは英語のハンデを心配しましたが、Rちゃんは元来おしゃべり好きですぐに学校にも慣れ、心配は杞憂に終わりました。

その後、6歳でキンダーガーテン、小学1年生になる今も、本人もママも英語面で不安を感じたことはなく、ライティングやリーディングはアメリカ生まれのネイティブの子たちに引けをとらないくらい得意科目だそう。

今ではガールスカウトにも参加し、すっかり現地校に溶け込んで毎日楽しく学校生活を送っています。

誰とでも仲良く遊べるRちゃんの性格的なものもあるでしょうが、それ以上に2、3歳、キンダーガーテン前に渡米した未就学児の子供たちは、英語の吸収力も、友達づくりもあっという間。
親の心配をよそにいつの間にか現地の英語環境に順応出来てしまうケースが多いようです。

6歳で渡米したMちゃんのケース(現8歳)

渡米時、現地校のキンダーガーテンに入学したMちゃんは、日本ではインターナショナルスクールに通っていました。
そのおかげで、読み書き、会話共にそれほど問題なくスムーズに現地校での生活をスタート。

具体的な駐在予定はなかったものの、希望を出し続けていたご主人の考えで、日本にいるうちから英語環境に慣れていたことが功を奏した好例です。

それでも少しシャイなMちゃんが苦労したのは友達づくり。
語学はついていけても、仲の良いお友達が出来るまでに時間がかかったそうです。

ママはMちゃんがやりたいという習い事は出来るだけやらせることにし、ダンスやコーラス、バイオリンやピアノなど様々な活動に参加して行動範囲を広げます。

同時にママは、アフタースクールや休みの日に、Mちゃんが遊びたがっているお友達の親に連絡して“プレイデート”に誘い、お互いの家や公園で遊ぶセッティングもしました。

いつもはクラスでしか合わない子と、学校の外で遊ぶだけで嬉しいもの。
子供たちのテンションも自ずと上がります!

プレイデートでは、子供同士の距離がぐっと近づくだけでなく、連絡を取り合うママ同士も親しくなれるチャンス。
お子さんが「あの子とプレイデートしたい!」と言ったら、その子の親の連絡先を聞き出し、アレンジしてあげると良いでしょう。

このように学校以外の場所でも、親が出来る限りのサポートをしてあげることも、この年齢の子供たちが楽しく学校生活を送る上では重要なポイント。
子供と二人三脚でがんばりましょう!

小学校の中学年で渡米し、現地校に入学した子供たちの英語体験記

比較的スムーズに英語環境に馴染める未就学児や低学年と違い、小学中学年以降になると、日本からきた子供たちの多くはESL(English as a Second Language)など、英語を母国語としない子供たちのためのプログラムに参加するようになります。

こちらでは小学生と中学生、2人の男の子のケースを見ていきましょう。

小学4年、8歳で渡米したHくんのケース(現10歳)

現在小学4年生のHくんは、渡米当時、英語学習経験はほぼゼロの状態で現地校の2年生になりました。
普通授業の途中で抜けて、週に3回ESL(English as a Second Language)カリキュラムに通うことになり、特に初年度はとても苦労したそうです。

3年生になるとだいぶ慣れてきて、一度はESLから抜けますが、ライティングが弱みで、今年は再びESLカリキュラムを受け始めたとのこと。

このようにESL対象の生徒は、定期的にテストを受け、会話、読み、書き、理解力など項目毎に英語力をチェックします。

Hくんの通う学校は日本人が多く住むエリアにあり、同じように学年の途中で来た日本人の子供たちが固まって日本語で会話をしてしまうこともしばしばだと、お母さんが話してくれました。
クラスに1-2人ならまだしも、複数人いるクラスに当たってしまうと英語がなかなか伸びないという悩みも。

限られた駐在期間中に我が子の英語力を出来るだけ伸ばしてあげたいと願うなら、日本人が多い学校かそうでないか、事前に確認しておく必要もありそうですね。

小学6年、11歳で渡米したSくんのケース(現13歳)

Sくんは日本の小学6年生、アメリカでは5年生にあたる年に渡米しました。
日本では通信教育で英語を学ぶも、ほとんど出来ない状態でこちらにやって来たというから苦労は計り知れません。

普通授業が始まる前や途中でESLカリキュラムに参加し、2年目にはESLから抜けてLanguage Support Classという別クラスに移り、3年目の今年ようやく完全にESLから抜けたそうです。

現在、Sくんの通う中学校ではESLだけで1クラスあるほど、年次が上がるほど、英語が母国語でない子供たちは大変な努力を強いられます。

Sくんのお母さんはサッカーに救われたと言います。

最初は英語もできず学校に行くのを嫌がっていたのが、レベルの高い日本のサッカーチームで鍛えられたSくんは次第に現地のチームでも活躍するようになり、一目置かれる存在に!
サッカーを通じて友達が出来、英語力が伸び、自信を取り戻していったそうです。
心を通わせるのに、国や言葉を超えるスポーツの力はやはり偉大ですね!

中学生になると、各小学校がまとめられて市内に中学校は一つ、というケースもこの辺りでは多いため、どうしても日本人同士で固まってしまいがち。

語学は男女によって得意、不得意もあったり個人差もありますが、そもそも英語に苦手意識がある男の子たちは、日本人だけで集団行動をするようになると、中学に行ってもなかなか英語が伸びない、という悩みを抱えていたりもするとお母さんが話してくれました。

それでも、サッカーを通じて現地の友達がたくさんいるSくんは日本人グループにだけ、どっぷり染まる心配はないので英語面においては親御さんも安心でしょう。

子供の年齢や性格・状況にあわせて、親としてできる英語準備を

いかがでしたか?

アメリカ現地校の英語事情は州によっても、学校によっても異なりますが、一般的には、年齢が上がれば上がるほど、授業についていくのも友達作りもハードルが上がるものです。
それでも、今回、現役ママたちが話してくれたように、親子で奮闘しながらも楽しく学校生活を送っている日本人キッズが大多数。悲観する必要は全くありませんよ!

むしろ、ある日突然、異文化に放り込まれ、子供なりに一生懸命に努力し、順応し、乗り越えた自信は帰国後も、その後の長い人生でもきっと大きな糧となることでしょう。

今回は、カリフォルニア州を例にご紹介しましたが、学習指導要領は州によって異なるのがアメリカです。ESLの有無やプログラムの詳細については事前にディストリクトオフィスや学校に確認をしておくことをおすすめします。
また、住居選びは日本人が多く住むエリアならではのメリット、デメリットも念頭において考えましょう。

子供の年齢や状況によって、準備が必要かそうでないか、親としてどんなことをしてあげられるのか、英語と友達づくりのハードルを乗り越え、お子さんがアメリカで楽しい学校生活を送れるよう応援してあげたいですね!