アメリカのバターは、大きく分けると“American”タイプと“European”タイプの2種類があります。
お菓子作り、特にクッキー作りではバターの種類が焼き上がりを大きく左右するので、それぞれの特徴を知っておくと安心です。

この記事でわかること
アメリカのバターの種類は?(American と European)
バター売り場の英語は、下の表の6つを覚えておけば迷いません。American・European の分け方とは別に、Unsalted(無塩)・Salted(有塩)の表示もあります。
| パッケージの表示 | 意味と使い方 |
|---|---|
| American(Sweet Cream) | 乳脂肪分80%くらい。ブラウニーなど焼き菓子全般に。お手ごろ |
| European/European Style | 乳脂肪分82〜85%くらい。パイやサクサクのクッキーに |
| Cultured | 発酵バター。酸味と風味があり、トーストに |
| Unsalted | 無塩。お菓子作りに |
| Salted | 有塩。パンに塗る・食卓で |
| Butter Spread | スプレッド。冷蔵庫から出してすぐ塗れる |
American(アメリカンバター)の “Sweet Cream” ってどういう意味?
乳脂肪分は80%程度。パッケージにSweet Creamと書かれていることが多いですが、これは甘いという意味でも特にクリーミーという意味でもありません。
発酵させていない、新しいクリームから作ったバターという意味で使われている言葉です。
実際にはEuropeanタイプの方が乳脂肪分が高く、クリーミーな味わいになります。

European(ヨーロピアンバター)と発酵バター(Cultured)の違いは?
乳脂肪分は82〜85%程度。乳酸菌で発酵させた Cultured Butter(発酵バター)も多く、パッケージに Cultured と書かれていれば発酵バターです。
発酵バター特有の酸味とバター本来の風味が感じられ、トーストに塗るならこちらがおすすめです。
その分、Americanタイプに比べると割高になります。

無塩(Unsalted)と有塩(Salted)はどう使い分ける?
アメリカのバターは、American・Europeanの分類とは別に、“Unsalted”(無塩)と“Salted”(有塩)でも商品が分かれています。
パッケージの表示を確認すれば簡単に見分けられます。
お菓子作りのレシピでは、塩分量を自分でコントロールできるようにUnsalted butter(無塩バター)を指定していることがほとんどです。
レシピにバターの種類が明記されていない場合も、まずは無塩タイプを選んでおくと失敗が少なくなります。

一方、パンに塗ったり食卓でそのまま使ったりする場合はSalted butter(有塩バター)が定番です。
日本の有塩バターよりもやや塩気が強めに感じられることもあるので、味見をしながら量を調整するとよいでしょう。
アメリカのレシピの “Stick” って何グラム?
アメリカのレシピには、バターの分量が“1 stick(スティック1本)という単位で書かれていることがよくあります。
アメリカのバターは日本の板状のものとは違い、細長いスティック状で包装されているのが特徴です。
換算の目安は次の通りです。
| レシピの単位 | 同じ量 | グラムの目安 |
|---|---|---|
| 1/2 stick | 1/4 cup・大さじ4 | 約57g |
| 1 stick | 1/2 cup・大さじ8(8 tablespoons) | 約113g |
| 4 sticks(1 lb) | 2 cups | 約454g |
多くの商品はこのスティックが4本入った1 lb(パウンド、約453g)パッケージで販売されています。
包み紙にはtablespoon(大さじ)単位の目盛りが印刷されていることが多く、スティックのまま少量ずつ切って計量できます。
アメリカのレシピを見る際は、このstickという単位も覚えておくと迷わずに済みます。お菓子作りに使う小麦粉の種類は「海外のスーパーで買える小麦粉の種類まとめ|All Purpose・Cake・Bread Flourの違いも解説」でご紹介しています。
American と European、クッキーで比べるとどう違う?
同じレシピでそれぞれのバターを使ってクッキーを焼き比べると、Americanタイプは室温で柔らかくなりにくく、焼き上がりはやや白っぽく底が僅かに広がる傾向があります。
Europeanタイプは室温で柔らかくなりやすく、焼き上がりの色づきも早く、やや黄色っぽく仕上がります。
ブラウニーやバナナブレッドなど仕上がりに大差が出にくいお菓子には経済的なAmericanタイプで十分ですが、サクサクのパイやカリッとしたクッキー、高さを出したいケーキにはEuropeanタイプがおすすめです。
トーストに塗るなら? “Butter Spread” の選び方
トーストにはマーガリン(margarine)というイメージがあるかもしれませんが、スーパーでは「margarine」という名前より、butter spread や “buttery spread” という名前の商品をよく見かけます。
butter spread はスティック状のバターと違い、トーストなどに塗りやすいのが特徴です。

キャノーラ油やオリーブオイルで作られたものなど種類も様々です。

乳製品アレルギーがある方は“plant based”や“Vegan”と書かれたパッケージをチェックするとよいでしょう。

よくある質問
Q. アメリカのバター1 stick は何グラムですか?
A. 約113gです。1/2カップ、大さじ8と同じ量です。4本入りのパッケージは1 lb(約454g)です。
Q. “Sweet Cream Butter” は甘いバターですか?
A. 甘くはありません。発酵させていないクリームから作ったバターという意味です。有塩か無塩かは、Salted/Unsalted の表示で確かめましょう。
まとめ
アメリカのバターはAmericanとEuropeanの2タイプが基本で、乳脂肪分や風味、焼き菓子との相性が異なります。
無塩・有塩の使い分けやスティックでの計量方法もあわせて覚えておくと、レシピ通りにお菓子作りができるようになります。
トーストには塗りやすいButter Spreadも便利な選択肢です。
用途に合わせて使い分けてみてください。
牛乳の種類はラクトースフリー牛乳とは?アメリカのミルクの種類・選び方まとめ、チーズの選び方はアメリカンチーズとは?アメリカで買えるチーズの種類・英単語まとめ、商品カテゴリ別に売り場を探したい方は海外のスーパー 売り場別ガイドもあわせてご覧ください。
あわせて読みたい

海外のスーパーで買える小麦粉の種類まとめ|All Purpose・Cake・Bread Flourの違いも解説
ホリデーシーズンなど、お菓子作りで使用量が増える「小麦粉」……

生クリームの英語:Heavy CreamとWhipping Creamの違いは?【アメリカのスーパー】
海外ではケーキやカップケーキのデコレーションにアイシングを……

【保存版】海外のスーパー 売り場ガイド|商品別の英語表記まとめ
海外のスーパーで食品や日用品を探そうとすると、看板や商品ラ……
駐在妻英会話ビギン