ホリデーシーズンなど、お菓子作りで使用量が増える「小麦粉」。海外のお菓子レシピでは all-purpose flour を使うことがほとんどです。
日本のケーキのようにフワフワの生地を作りたければ、cake flour を探してみましょう。
この記事でわかること
海外の小麦粉にはどんな種類がある?
小麦粉選びで迷ったら、まずタンパク質量に注目しましょう。
| 袋の表示 | 日本の粉に近いもの | タンパク質量の目安 |
|---|---|---|
| Cake flour | 薄力粉 | 6〜8%くらい |
| All-purpose flour | 中力粉 | 9〜12%くらい |
| Bread flour | 強力粉 | 12%くらい以上 |
| Whole wheat flour | 全粒粉 | 13%くらい |
| Self-rising flour | ベーキングパウダーと塩入りの粉(日本のホットケーキミックスとは違い、砂糖は入っていない) | ブランドによって違う |
タンパク質量はブランドによって違うので、袋に書かれた PROTEIN CONTENT(タンパク質量)も確かめましょう。
Bread flour とは?
bread flour(パン用の粉)はタンパク質量が12%くらい以上とやや多く、グルテンがしっかり形成されるため、sourdough(サワードウ)やdinner roll、ピザ生地、ベーグルなど、もちっと弾力のあるパン作りに向いています。
All Purpose Flour とは?
all-purpose flour はタンパク質量が9〜12%くらいで、ケーキやクッキー、マフィンから、揚げ物の衣(dredging)、ソースのとろみ付けまで幅広く使える万能タイプです。
数値はブランドによって差があり、King Arthur製品ではall-purpose11.7%・bread flour12.7%程度という表示もあります。

Cake Flour とは?
cake flourはタンパク質量が6〜8%くらいと、小麦粉の中でも特に低い部類です。
グルテンが少ない分、きめ細かく、背が高くふんわりとした軽い生地に仕上がりやすいのが特徴で、スポンジケーキやエンジェルフードケーキ、スコーン、マフィンなど、繊細な食感に仕上げたいお菓子作りに向いています。
漂白(bleached/塩素処理)タイプで販売されていることが多いのも特徴の一つです。
Self-rising Flour とは?
self-rising flour(ベーキングパウダー入りの粉)は、小麦粉1カップあたり小さじ1〜1.5杯程度のベーキングパウダーと1/4小さじ程度の塩があらかじめ均一に配合された商品です(配合量はブランドやレシピにより幅があります)。
パンケーキやビスケット、マフィンなどをふんわり手軽に仕上げたいときに便利ですが、膨張剤入りのため一般的な万能粉より保存期間が短め(目安6ヶ月程度)とされています。
レシピに self-rising flour と書かれていないときは、all-purpose flour を使いましょう。self-rising flour を使うと、ふくらみすぎたり、しょっぱくなったりします。
グルテンフリーや全粒粉の粉はある?
海外ではグルテンフリー(gluten free)や全粒粉(whole wheat flour)の小麦粉を購入するのも簡単です。


小麦粉の代わりになる粉は?
小麦粉そのものを避けたい場合は、アーモンド粉(almond flour)やココナッツ粉(coconut flour)といった代替粉(alternative flour)もスーパーで手に入りやすく、グルテンフリーのお菓子作りや低糖質レシピでよく使われています。米粉(rice flour)も定番の代替粉の一つです。

Bleached と Unbleached はどう違う?
お店に行くと、”bleached flour” と “unbleached flour” がありますが、製造過程で粉を白くして熟成を早めるために、薬剤(過酸化ベンゾイルや塩素など)を使用しているのが “bleached”、使用していないのが “unbleached” です。

日本の薄力粉・中力粉・強力粉に近いのはどれ?
日本のレシピを海外の材料で再現したいときは、おおまかに「薄力粉=cake flour」「中力粉=all-purpose flour」「強力粉=bread flour」と対応づけると分かりやすいです。
ただしタンパク質量の基準は国やメーカーによって多少差があるため、あくまで目安として捉え、パン作りなど仕上がりを厳密に揃えたい場合はパッケージ記載のタンパク質量(protein content)も確認すると安心です。
よくある質問
Q. 日本の薄力粉の代わりになる小麦粉は何ですか?
A. cake flour が近いです。見つからないときは、all-purpose flour で作ることもできますが、少し重めの食感になります。
Q. Self-rising flour とは何ですか?
A. ベーキングパウダーと塩があらかじめ入った小麦粉です。ビスケットやパンケーキを作るときに便利ですが、レシピに書かれていないときは all-purpose flour を使いましょう。
まとめ
海外の小麦粉は、all-purpose flourを基本に、cake flourやbread flour、self-rising flour、whole wheat flour、gluten freeまで幅広く選べます。
日本の薄力粉・中力粉・強力粉のイメージに近いものを目安に選ぶと、レシピ探しがぐっと楽になります。
米粉やアーモンド粉といった代替粉も含めて、自分に合った1袋を見つけてみてください。
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