海外でも日本食スーパーやアジア系食品を扱っているお店にいけば、日本で売っている物とパッケージは同じなので、買い物で困ることはほぼありません。
今は海外でも日本食は人気で、興味がある人から作り方や必要な材料は何かを聞かれることがあるかもしれません。
普段良く使う調味料は英語でどう言うのか、確認してみましょう。
この記事では、特によく調べられている片栗粉・みりん・ポン酢・だし・コンソメ・化学調味料(うま味調味料)を中心に、英語での言い方と「英語で説明するときの一言」、商品ラベルでの表記の例をまとめました。「調味料」そのものの英語(seasoning と condiment の違い)も紹介します。
日本の調味料を英語で|よく調べられる6品の一覧
よく調べられている6つを一覧にしました。詳しい説明や「英語で説明するときの一言」は、このあとの見出しで紹介します。
| 日本語 | 英語(会話で) |
|---|---|
| 片栗粉 | potato starch(見つからないときは cornstarch=コーンスターチ。イギリスなどでは cornflour) |
| みりん | sweet cooking wine(mirin でも通じます) |
| ポン酢 | citrus seasoned soy sauce(ponzu でも通じます) |
| だし | soup stock(dashi stock とも)/dashi でも通じます |
| コンソメ(ブイヨン) | bouillon/broth(固形は bouillon cube) |
| 化学調味料(うま味調味料) | MSG(monosodium glutamate) |
調味料は英語で? seasoning と condiment の違い
「調味料」は英語で seasoning(複数形は seasonings)や condiment(複数形は condiments)と言います。日本語の「調味料」はとても広い言葉なので、英語では1語で言い切れず、場面によって使い分けます。

| 日本語 | 英語 | 使い分けのイメージ(目安) |
|---|---|---|
| 調味料(味をつけるもの全般) | seasoning(s) | 塩・こしょう・ハーブ・スパイスなど、料理に味をつけるもの全般。動詞の season は「味をつける」の意味(例:Season with salt and pepper.=塩とこしょうで味をつけます) |
| 調味料(食卓でかけたり、つけたりするもの) | condiment(s) | ケチャップ・マスタード・マヨネーズ・しょうゆなど、調理のあと(食べるとき)に足すものを指すことが多い |
| 香辛料 | spice(s) | こしょう・シナモン・唐辛子など |
| ハーブ | herb(s) | バジル・パセリなど |
| ソース | sauce | ウスターソース・照り焼きソースなど |
しょうゆのように、seasoning としても condiment としても使われるものもあるので、上の表はあくまで目安です。
「日本の調味料」と言いたいときは、Japanese seasonings や Japanese condiments で通じます。しょうゆやみりんなどをまとめて、Japanese sauces and seasonings と言うこともできます。
片栗粉を英語で
片栗粉の英語とCorn starchとの違い
片栗粉は「potato starch 」。「ポテイトウ・スターチ」と発音します。
日本食で一般的に使われるのは、片栗粉=”potato starch“ですが、日本食品を取り扱っている お店でなければ見つけにくいかもしれません。
そこで便利なのは、”Corn starch“。

普段行くスーパーで見つけられますし、値段も片栗粉に比べてとても安いです。
とろみをつけるだけではなく、唐揚げなどにも使えますし、海外のお菓子のレシピでも使われることはよくあります。
料理が冷めても、とろみが取れにくいです。
ただ、料理の色がすこし薄っぽくなってしまうので、物によって使い分けるといいかもしれません。
アジア系スーパーに行くと、”Tapioca starch“も売られていますが、中華料理では これが使われることが多いようです。
“Corn starch”を使う場合は、粉:水=1:1の割合で使うと、滑らかなとろみになるようです。
cornstarch と cornflour|国によって呼び方が違います
アメリカ・カナダでは corn starch と呼びますが、イギリス・アイルランド・オーストラリアなどでは、同じものを cornflour と呼びます。
アメリカの corn flour は「とうもろこしの粉(とても細かく挽いたコーンミール)」で別の物なので、買い間違いに注意しましょう。
オーストラリアでは、cornflour が小麦由来のでんぷんのこともあり、”wheaten cornflour” などと書かれます。
小麦由来のものは、グルテンを含みます。小麦アレルギーの方やグルテンを避けたい方は、”Gluten free” の表示だけで判断せず、原材料表示(Ingredients)とアレルギー表示(Contains: wheat など)を必ず確認してください。
なお、この記事は一般的な情報で、医療上の助言ではありません。
「水溶き片栗粉」「とろみをつける」を英語で?
水溶き片栗粉は starch slurry(でんぷんを水で溶いたもの)と言い、片栗粉なら potato starch slurry、コーンスターチなら cornstarch slurry です。
とろみをつけるは thicken と言います。
例:”Add the cornstarch slurry to thicken the sauce.”(水で溶いたコーンスターチを加えて、ソースにとろみをつけます。)
コーンスターチを使うときは、しっかり加熱して沸騰させるのがコツです。ただし、長く煮立てすぎると、とろみが弱くなることもあります。
英語で説明するなら/お店で使える英文
英語で説明するなら:
“Katakuriko is Japanese potato starch. We use it to thicken sauces and to coat fried chicken.”
(片栗粉は、日本のじゃがいもでんぷんです。ソースにとろみをつけたり、鶏の唐揚げの衣にしたりするのに使います。)
“If you cannot find potato starch, you can use cornstarch instead.”(片栗粉が見つからなければ、代わりにコーンスターチを使えます。)
お店で使える英文:
“Do you have potato starch?”(片栗粉はありますか?)
“Where can I find potato starch?”(片栗粉はどこにありますか?)
“Can I use cornstarch instead of potato starch?”(片栗粉の代わりにコーンスターチを使えますか?)
ラベル・売り場のヒント
商品ラベルは Potato Starch/Cornstarch(Corn Starch)と書かれています(イギリスなどでは Cornflour)。
Potato Flour(じゃがいも全体の粉)は別の物なので、買い間違いに注意しましょう。
みりんを英語で(mirin)
*みりん・・・sweet cooking wine
日本食が大好きな人にはmirinで通じることもあります。

英語では “sweet rice wine“(甘い米のお酒)と説明されることが多く、そのまま mirin と呼ばれることもあります。日本酒(sake)に似ていますが、糖分が多く、甘みが強いのが特徴です。
みりんを英語で説明するなら
“Mirin is a sweet rice wine for cooking. It adds sweetness and shine to dishes.”
(みりんは、料理に使う甘い米のお酒です。料理に甘みとつやを出します。)
売り場・ラベルで気をつけたい点
みりんには、大きく3つのタイプがあります。
- ①本みりん(hon-mirin):アルコール分は約14%。
- ②塩が加えられたタイプ:キッコーマンは、Aji-Mirin(”Sweet Cooking Rice Seasoning”)をこのタイプとして説明しています。
ただし、Aji-Mirin という名前の意味は、メーカーや商品によって違うことがあります。 - ③アルコール分が1%未満の「みりん風調味料」タイプ。
海外の売り場でも複数のタイプが並ぶことがあり、ラベルの表記は商品ごとに違うので、原材料表示(Ingredients)とアルコール分を確認しましょう。
ポン酢を英語で(ponzu)
*ポン酢・・・citrus seasoned soy sauce

ポン酢は、日本食の広まりとともに、英語圏でもそのまま ponzu(ponzu sauce)と呼ばれることが多く、ラベルにも Ponzu と書かれた商品があります。
ゆず・すだち・かぼす・レモンなどのかんきつ類の果汁を使った調味料で、しょうゆを合わせたものは ponzu shoyu(ポン酢醤油)とも呼ばれます。
市販のポン酢の多くはしょうゆを使っているため、小麦と大豆が含まれます。
また、だしとして、かつお節やまぐろのエキスなど魚由来の原材料を使う商品もあります
アレルギーのある方は、原材料表示(Ingredients)とアレルギー表示を必ず確認しましょう。
ポン酢を英語で説明するなら
“Ponzu is a Japanese citrus sauce made with soy sauce. It tastes fresh and a little sour.”
(ポン酢は、しょうゆを使った日本のかんきつ系のソースです。さっぱりしていて、少しすっぱい味です。)
“We use it as a dip for hot pot, grilled fish, and gyoza.”
(鍋料理や焼き魚、餃子のつけだれとして使います。)
おろしポン酢(大根おろし入りのポン酢)は、”ponzu with grated daikon radish” のように説明できます。
だし(出汁)・コンソメ(ブイヨン)・中華だしを英語で
*だし・・・soup stock
かつおだし・・・bonito soup stock
こんぶだし・・・kelp soup stock
英語のレシピサイトにはdashi stockとも出ています。
*コンソメ・・・bouillon/broth
固形はbouillon cube。
stock は骨からの出汁、broth は野菜やお肉を煮てつくる出汁のことを言います。

日本語の「ブイヨン」は、英語の bouillon(フランス語由来の言葉)にあたります。
だしは、英語のレシピでも dashi とそのまま書かれることが多くなっています。
日本のだしには、こんぶでとる kombu dashi、かつお節でとる katsuobushi dashi(bonito)、煮干しでとる niboshi dashi(dried sardines)、干ししいたけでとる shiitake dashi などがあります。
顆粒や液体のだしは instant dashi や dashi powder などと呼ばれます。味の素の「ほんだし」のように、”Bonito Soup Stock” という商品名で売られているものもあります。
中華だし・鶏がらスープの素は、chicken bouillon(powder)や chicken stock powder と説明すると伝わりやすいです。
だし・コンソメを英語で説明するなら
“Dashi is a Japanese soup stock. It is usually made from kelp and dried bonito flakes.”
(だしは、日本のスープのもとです。ふつうは、こんぶとかつお節から作ります。)
“Bouillon cubes are small cubes of dried stock. Add them to hot water to make soup.”
(固形コンソメは、乾燥させたスープのもとを小さく固めたものです。お湯に入れると、スープができます。)
ラベル・売り場のヒント
コンソメに近い商品を探すときは、アメリカでは Bouillon(固形は Bouillon Cubes)、イギリスやオーストラリアでは Stock Cubes や Stock Powder が目安になります。
Broth も似た商品です。
Consommé は缶入りのスープを指すことが多く、固形コンソメとは別の物です。Chicken/Beef/Vegetable など味の種類も一緒に書かれています。
化学調味料(うま味調味料)を英語で
「化学調味料」と呼ばれてきた調味料の主成分が、MSG(monosodium glutamate:グルタミン酸ナトリウム)です。
日本では「うま味調味料」と呼ばれ、イノシン酸・グアニル酸などのうま味成分を加えた商品もあります。
英語では umami seasoning と説明されることもあります。
国によって成分表示が違います
| 国・地域 | 成分表示の例 | 補足 |
|---|---|---|
| アメリカ | monosodium glutamate | MSGを添加した食品は、原材料欄に “monosodium glutamate” と書くことがFDA(米国食品医薬品局)から求められています。 |
| オーストラリア・ニュージーランド | Flavour enhancer (MSG)/Flavour enhancer (621) | 食品規格機関FSANZが、名前または番号(621)での表示を求めています。 |
| EU・イギリス | Flavour enhancer (E621)/Flavour enhancer (monosodium glutamate) | 食品添加物は「flavour enhancer(風味増強剤)」などの分類名に続けて、名称またはE番号で表示します。MSGのE番号は E621 です。 |
MSGを英語で説明するなら
“MSG stands for monosodium glutamate. It adds umami, the savory taste, to food.”
(MSGは monosodium glutamate の略で、料理にうま味を加えます。)
“Does this contain MSG?”(これにはMSGは入っていますか?)
食品添加物全般の見方や、パッケージの英単語については、アメリカで気をつけたい食品添加物5選と子供のスナック選びのポイントもあわせてご覧ください。
その他の日本の調味料を英語で(しょうゆ・ごま油・パン粉・七味唐辛子・わさび・和がらし・ふりかけ・お酢)
*しょうゆ・・・soy sauce
一般的なしょうゆには小麦が含まれています。小麦を避けたいときは、”Gluten Free” と書かれた商品を探しましょう。
たまり醤油(tamari)と書かれていても、小麦を含む商品があります(例:Kikkoman Tamari[アメリカ]は小麦入りで、”Contains: Soy, Wheat” と表示されています)。
tamari という名前だけで判断せず、原材料表示(Ingredients)とアレルギー表示を確認してください。
小麦アレルギーの方は、”Gluten Free” の表示だけで判断せず、原材料表示に wheat が含まれていないかも確認しましょう。
*ごま油・・・sesame oil
*パン粉・・・bread crumbs
揚げ物だけでなく、ハンバーグのつなぎに使ったり常備品です。
現地のスーパーマーケットで購入する際の要注意な品です。
粉物コーナー付近に行くと、「bread crumbs」というパン粉らしき商品が置いてあります。
これはこれで良いのですが、かなり粉が細かい。ザクザクしたトンカツを作るには難しい品です。
「bread crumbs」の近くに「Panko」という商品があったら、粉も大きめで日本のパン粉に近いです。
“Panko Japanese Style Bread Crumbs” のように、Japanese Style Bread Crumbs と書かれた商品もあります。
*七味唐辛子・・・seven-spice chili pepper
*わさび・・・wasabi
これは世界共通語です!
*和がらし・・・hot mustard/ Japanese mustard

*ふりかけ・・・rice seasoning/ sprinkles for rice
*お酢・・・rice vinegar
海外の料理では white vinegar もよく使われます。
おろしショウガを英語で
海外のスーパーでも、おろしショウガのチューブを見かけることはありますが、油が混ざったペースト状の場合が多いです。
おろしにんにくや、バジルペーストなど同じ棚に置いてあることがあります。

おろししょうがは grated ginger、チューブ入りのペースト状のものは ginger paste と説明できます。
練りごまを英語で・・・sesame paste
練りごまは英語で言うと”Sesame paste“となります。
大きな日本食スーパー以外ではなかなか目にしないかと思いますが、実はよく利用するスーパーでもあるかもしれません。
スーパーの”International section”か、ピーナッツバターなどが売っている棚を確認してみてください。
“Tahini“という商品名で売られています。

“Hummus”と言って、ひよこ豆とゴマペーストを混ぜて味付けした中東料理があるのですが、海外では人気のディップなので、自分たちで作る人も多いのです。
ゴマドレッシングやしゃぶしゃぶのゴマダレなんかを作りたい時には、これが使えます。
マヨネーズを英語で
スーパーに行くと、マヨネーズも種類がいっぱいで迷ってしまいます。
日本の定番ブランドのマヨネーズは卵黄のみをたっぷり使用していますが、アメリカで売られている物は、全卵が使われているので割とあっさりした味です。
マヨネーズ好きの方にとっては、どのマヨネーズを買ってもなんだか物足りない味かもしれませんが、”Real Mayonnaise“と書いてあるパッケージの があれば、それが割と近いかもしれません。

カロリーや脂肪分が気になる方は、”Olive oil”を使った商品や”Lite”と書かれているマヨネーズをチェックしてみましょう。
“Whip“という種類のマヨネーズは、甘めです。
マヨネーズはスーパーの”Condiment“(調味料)エリアにあります。

塩・砂糖・小麦粉の種類と英語は、専用ページで詳しく
塩の種類は、table salt(食卓塩)・sea salt(海水塩)・kosher salt(コーシャーソルト)・pink salt(ピンクソルト)など豊富です。粒の大きさ(coarse/fine grain/flake)による選び方も含めて、塩の種類と英語表記まとめ|海外スーパーでの選び方で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

スーパーに行くとお砂糖も種類がたくさんありますが、日本で一般的な「上白糖」は見かけません。
Beet sugar(てんさい糖)・Cane sugar(さとうきび糖)・Palm sugar(やし糖)といった原料の違いから、Granulated・Brown・Confectioners といった精製度合いの違いまで、種類はさまざまです。
避けたい方も多い”High Fructose Corn Syrup”についても、砂糖の種類と英語表記まとめ|海外スーパーでの選び方で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

海外のお菓子レシピは all-purpose flour を使うことがほとんどです。
日本のケーキのようにフワフワの生地を作りたければ cake flour、化学薬品不使用の unbleached flour やグルテンフリー(gluten free)・全粒粉(whole wheat flour)を探す方法まで、海外のスーパーで買える小麦粉の種類まとめ|All Purpose・Cake・Bread Flour の違いも解説で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。


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