駐在中に現地の方と英語でお話ししている時、自分の英語が相手に伝わらなかった、理解してもらえなかった…そんな経験はありませんか?
今回は、現在アメリカに駐在中の筆者が、実際の英会話で伝わらなかった英単語を5つの理由に分けてご紹介します。
(1)実は和製英語だった
(2)日本で使われているのと意味が違う英語だった
(3)現地ではあまり使わない英語だった
(4)アクセントを間違うと伝わらない英語だった
(5)カタカナと発音が違う英語だった
それでは早速みていきましょう!
理由(1)実は和製英語だった
SNS→Social media (ソーシャルミーディア)
Twitter、Instagram、Facebookなど世界中で利用されていますよね。
お友達に『SNSやってる?』と聞きたい時は、なんと言えばいいのでしょうか。
実はSNSは和製英語で、正しくは、Social media (ソーシャルミーディア)といいます。
・Are you on social media?
(SNSやってる?)
・Yes, I’m on Instagram!
(インスタやってるよ!)
〝on〟+Twitter, Instagram, Facebookなどで表現できます。
ちなみに、Twitterの発音も、ツイッターでは通じません。
『トゥイター』のように、イにアクセントを置いて素早く発音するのがコツです。
タッパー→Plastic container/Tupperware
これも駐在妻をしていると意外と頻出単語で、英語っぽく発音してしまいそうになるんですよね。
こちらも英語は全く違って、Plastic containerというので覚えておきましょう。
もしくは、商品名でTupperwareということもあります。
ジェットコースター→Roller coaster
遊園地に行った時、日本人が間違えやすいのがこの英単語。
ジェットコースターはRoller coasterといいます。
ちなみに、メリーゴーランドはMerry Go Roundで通じますが、Carousel(キャラセル)という言い方もアメリカではよく聞きます。
アメリカでは大きめの公園などにメリーゴーランドが設置されていることもあり、小さなお子さん連れの方は、『チケット買ってー』とせがまれる場面もあるかもしれません。
知らないと聞き取れないので、Carousel(キャラセル)の読み方もぜひ覚えておきましょう。
ベビーカー→Stroller(ストローラー)
乳幼児連れの駐在妻さんが毎日のように使う英単語。
こちらも残念ながら和製英語でベビーカーでは通じません。
英語では、Stroller(ストローラー)といいます。
・Can I bring the stroller with me?
(ベビーカーを持ち込めますか?)
・Sure, would you mind folding the baby stroller inside?
(もちろんです、中ではベビーカーを畳んでいただけますか?)
キーホルダー→Key chain(キーチェイン)
Key holderでいいんじゃないの?と思われがちですが、実はこちらも和製英語なんです。
子どものバッグにつけるキーホルダーは、英語ではKey chain(キーチェイン)といいます。
スクールや子どもとの会話でよく出てくる英単語なので覚えておきましょう♪
パーカー・ワンピース→Hoodie(フーディー)/Dress(ドレス
洋服系で間違いやすいのが、パーカー。
フードのついたトレーナーを、日本ではパーカーといいますが、英語ではHoodie(フーディー)といいます。
ワンピースも、英語ではDress(ドレス)です。
ドレスというと、パーティで着るようなきらびやかなものを想像しますが、こちらでは子どもが着るカジュアルなワンピースも、上品なドレスもすべて『Dress』といいます。
こちらも頻出単語なので、両方丸暗記しておきましょう!
理由(2)日本で使われているのと意味が違う英語だった
Set(セット)→Combo(コンボ)/ Meal(ミール)
アメリカと言えばファストフード大国!
単品ではなくセットで注文したい時は、なんというでしょうか?
こちらでは、セットのことをCombo(コンボ)もしくは Meal(ミール)と表現します。
・Can we have one Happy meal and Cheeseburger combo, please?
(ハッピーセットをひとつと、チーズバーガーセットをひとつください)
Seal(シール)→Sticker(スティッカー)
シールは英語ではSticker(スティッカー)といいます。
お子さんがいる駐在妻さんは馴染みがあるかもしれませんね。
歯医者さんや、スーパーのレジなど、いい子にしていたらStickerをもらえますよ♪
ちなみに、Sealは密閉する、封をするという意味になるので要注意。
Man-to-man(マンツーマン)→one-on-one/face-to-face
1対1で~と言いたい時、うっかりマンツーマンと言ってしまいがちですが、英語ではone-on-oneまたはface-to-faceと表現します。
マンツーマンだと、Man-to-manとなり、『腹を割って話す』という違った意味になるのでご注意を。
理由(3)現地ではあまり使わない英語だった
辞書に出てくる単語を、そのまま日常生活で使うと違和感があるもの、と言ったほうが分かりやすいでしょうか。
スクールに通うお子さんがいらっしゃる方に覚えていただきたい英語がこちら。
Permanent marker(油性ペン)→Sharpie(シャーピー)
辞書で油性ペンを検索するとPermanent markerと出てきますが、実際はSharpie(シャーピー)と商品名で呼ぶ人の方が圧倒的に多いので、覚えておきましょう。
Clay(粘土)→ Play-Doh(プレイドー)
同じく粘土は、辞書ではClayで出てきますが、実際の会話ではPlay-Doh(プレイドー)といいます。
こちらも商品名なので、知らないと一体なんのこと?となってしまいます。
Sharpy同様、学校の先生や保護者との会話にもよく出てくるので覚えておきましょう。
クレイは陶芸で使うような土粘土のことで、Play-Dohは子どもが遊びで使う粘土のことです。
Cotton swab(綿棒)→ Q-tips(キューチップス)
アメリカでは日本のようないわゆる『耳かき』はあまり見かけません。
綿棒で耳を軽く掃除をすることが多いようです。
綿棒は、辞書で調べるとCotton swabと出てきますが、実際は商品名のQ-tips(キューチップス)と呼ばれることが多いので、覚えておきましょう。
理由(4)アクセントを間違うと通じない英語だった
Vanilla(ヴァニラ)
『二』にアクセントをつけて、ヴァ二ラです。
いくら正しく発音しても、アクセントの位置を間違うとびっくりするほどわかってもらえません。
そのくらいアクセントを置く位置って大切なんですね。
FifteenとFifty
ーteen と ーtyの違いですね。
簡単なようで、これはいまだに苦しみます。
Fifteenの場合はteenにアクセントを、Fiftyの場合はFifにアクセントを置きます。
ゆっくり大きな声で発音すると通じるのですが、文中にさらっと数字が出てくる時などは、聞き取るのも伝えるのも本当に難しいです。
確実に伝えたい時は、『Fifteen、One-Five』などと言い換えて伝えるようにしています。
理由(5)カタカナと発音が違う英語だった
ラベル→Label(レィボー)
ガレージ→Garage(ガラージ)
マーガリン→Margarine(マージャリン)
アロウ→Arrow(エロウ)
ビニール→Vinyl(ヴァイナル)
ちなみに、買い物の時に使うビニル袋は、Vinyl bagではなく、Plastic bagとなるので注意。
通じない!?間違いやすい英単語と5つの理由まとめ
他にも通じない英語はここには書ききれないほどたくさんありますが、今回は駐在帯同中の筆者が実際の会話で使って通じなかったもの、また日常会話でよく出てくる単語に限定して選びました。
話す時はもちろん聞き取りにも差が出るので、知らなかった単語があった方は、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね♪