小さな子どもを連れてシンガポール駐在が決まったご家族や、妊娠中にシンガポール帯同することになった場合、気になるのはシンガポールの赤ちゃんグッズ、ミルク、おむつ、離乳食事情です。
知人や駐妻のブログからしか得られる情報が無いからこそ、もっと知りたい“赤ちゃん連れシンガポール生活に必要なもの~我が家の場合~”をお伝えします。
シンガポールの赤ちゃんグッズ
オーチャードにある髙島屋のベビー用品売り場で、ほとんどのものが揃う
シンガポールに来て感じたのは、「意外と日本製が揃うんだな」ということでした。オーチャードにある髙島屋のベビー用品売り場では、おなじみの日本製品をそろえられます。哺乳瓶、離乳食グッズ、寝具、ベビーカー、チャイルドシート、お風呂グッズ、ベビーお菓子など、数は少ないながらも一式揃っています。日本製のものにこだわらなければ、ここで全てのものが揃います。
Kiddy Palaceという子供用品チェーン店は日本の西松屋のほうな存在
シンガポール国内に十数店舗あるKiddy Palaceという子ども用品のチェーン店では、日本製品以外のものが豊富に揃っています。
Pigeonなど日本でお馴染みのものは、英語表記になっているのですが、店の中でコーナーとして揃っているところもあります。歯ブラシ、コップやお皿などの食器、子ども用のお菓子、洋服、靴下、サンダル、おもちゃについては、我が家はほとんどこのお店で揃えました。心の中で、シンガポールの西松屋と呼んでいます。
DAISOやIKEAなどおなじみの店もあるので心強い
日本では子供用の食器やおもちゃなどは100円ショップで揃ったりもしますが、シンガポールでもお馴染みのDAISOがあちらこちらにあるので、そこで安心のジャパンクオリティを手にいれることもできます。
キッズチェアやおもちゃなどは、IKEAでもシンプルで可愛いものが手に入ります。我が子も、コップ飲み練習用のコップはIKEAのおままごと道具で揃えました。可愛くてお気に入りです。
メーカーやブランドにこだわりが無ければ、「こんなグッズが無くて本当に困った…」ということはシンガポールではありません。強いて言えば、赤ちゃん用のガーゼを安価に大量に購入できるところはあまり見ないな…という印象ですが、10枚あれば十分だったのでほとんど困りませんでした。
子供服は現地の店で調達。デザインも豊富
子供服は、現地のMother careやCotton on kidsなどで揃えることがほとんどでした。海外ならではのカッコいい系、可愛い系、キレイ系、やんちゃ系が揃っており、日本の友人とテレビ電話をしても、子どもの服を褒めてもらえるほどなので、お洋服のデザインセンスはばっちりだと思います。ただ、暑い気候なので汗をかきやすいため、普段はUNIQLOのベビー服を愛用していました。
シンガポールの粉ミルク事情
日本の粉ミルクを買える店は限られているので日本から持参がベター
日本で見かける粉ミルクは、一部の日本食材店にて売っています。ただ、メーカーを選べるほど種類はないので、一つか二つしか選択肢はありません。
我が家の場合は、完全母乳は難しかったこと、私が風邪等でダウンしたときに夫でもできるようにとの思いで、日本を出発する際にキューブ型の粉ミルクを多めに買い込んで持ち込みました。日本の粉ミルクが売っているスーパーは我が家からは遠く、最初の頃に夫に買い込んで来てもらい母乳と併用していました。キューブ型の粉ミルクは、お出かけ用+ママが不在などで母乳をあげられない時に夫にお願いする用として備蓄していました。
幸い、母乳と粉ミルクの混合で進められたのでそれほど頻繁に買い物に行く必要がなく、現地の粉ミルクは試せないまま終わりました。余った粉ミルクは離乳食の味付けにして、全て期限内に使い切りました。
シンガポールのおむつ事情
紙おむつは日本製が豊富。日本より値段が高いため、まとめ買いはネット利用がお勧め
我が家は紙おむつを使っていますが、ここシンガポールでも紙おむつが主流のようです。どこのFair Price(シンガポール国内の大型チェーンスーパー)に行っても、日本の紙おむつ(パンパース、メリーズ、マミーポコ、グーン)を取り扱っているため、手に入らないことはありません。紙おむつコーナーは陳列棚の半分以上が日本製のものなので、見慣れた光景に安心します。パッケージも日本とほぼ同じで日本語表記のため、説明書の翻訳に時間がかかることもありません。
ただ、どれも日本より値段が高いので、たくさん購入する場合はネット利用をおすすめします。シンガポールで有名なネットスーパーがいくつかあるので、それを使うと実店舗でまとめて買うよりもおトクになります。
水遊び用パンツは、日本食材店で買えることも
水遊び用のパンツは、Plaza Singapuraというショッピングモールの”いろはマート”という日本食材店にてよく見かけました。日本製のため少し高いなと思う場合は、スポーツ用品店”Decathlon”の店舗規模の大きなところで、水遊び用に紙おむつやベビー用の水着も売っています。我が家はJoo Koon店によく買いに行っていました。
シンガポールの離乳食事情
お皿やカトラリーは揃うけれど、実際には何を食べさせたら良いのか…というのが、海外で育児をする駐在妻にとって、離乳食の悩みどころです。
レトルト離乳食は暑いシンガポールでの外出時も安心
まずは、ママの味方“レトルト離乳食”についてお話します。これは、シンガポール国内に点在するDon Don Donkiに売っています。だいたい生後7ヶ月頃から食べさせられるレトルトが売っているので、安く売っている店舗でたくさん買ってストックしてあります。お出かけや外食時にはこのレトルト離乳食とデザートなどを持ち歩けば、蒸し暑いシンガポールでも食材の傷みを気にすることなくお出かけできます。
お菓子もDon Don Donkiにありますので、ほとんどここで購入することが多いです。一部のFair Price(シンガポール国内の大型チェーンスーパー)でも、日本のレトルト離乳食とお菓子を扱っているので、近くのお店で探してみてください。現地のママにも人気のようで、お店でどれを買おうか悩んでいるママ達をよく見かけます。瓶タイプのものは、種類は少ないですが高島屋に売っています。
手作りメインの我が家の離乳食をご紹介
我が家は、週に1-2回、食材を加熱→冷凍して保存し、手作り離乳食をメインにしてきました。年中通して真夏のシンガポールでは、季節に合わせて手に入らない食材というのはあまり無い印象です。
我が家でよく使っていた食材を紹介すると、
離乳食初期~中期
お米(日本米・ジャスミンライス)、オートミール、じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ、白菜、ブロッコリー、トマト、人参、ズッキーニ、豆腐、きな粉*、しらす*、バナナ、リンゴ、オレンジ等
離乳食後期~完了期
上記に加え、パン、パプリカ、ひき肉(鳥・豚・牛)、魚全般*、卵*、いんげん、もやし、ほうれん草、オクラ、キャベツ、梨、メロン等
これらが、我が家での主戦力になります。*印のものは、日本食のスーパーやDon Don Donki、ISETANスーパーで購入しているもので、他は全て地元のスーパーで購入しています。一歳過ぎれば使える子ども用カレーなども売っていて、一歳の現在、息子の大好物になっています。
また、冷凍のミックスベジタブルもあるので、塩分等をチェックして購入することも多々あります。手づかみ食べができる月齢になると、それを解凍するだけで良いので楽チンです。
食べてくれなくて困ることはあれど、食材が手に入らなくて困ったということはほとんどありませんでした。ただ、食材の鮮度については日本の方が安心というのは変わらないので、野菜の鮮度を頑張って見分けて購入するよう気をつけていました。
出汁や味付けグッズは日本から持参
離乳食を手作りする際に欠かせなかったのが、子ども用の”出汁”や“味付け”グッズです。これは残念ながらシンガポールでは手に入りません。周りの日本人ママに聞いても、見かけたことは無いらしく、みな入国時や一時帰国の際に大量に購入してきているようです。我が家も生後二ヶ月の渡航時に、4種類の味付けグッズをそれぞれ3つずつ購入して持ち込みました。賞味期限のこともあるので途中で日本の実家から追加で送ってもらい何とかなっています。ただそれも離乳食開始から数ヶ月間のみで、少しづつ大人と同じ調味料を、濃さだけ変えて使えばよくなるのでそれほど困りませんでした。
手に入る食材で自分が楽なように、文明の利器(ブンブンチョッパー、ブレンダー、シリコンスチーム等々)を活用すれば離乳食を進めてこられたので、特に困ってしまうことはありませんでした。
シンガポールの赤ちゃんグッズ、ミルク、おむつ、離乳食事情まとめ
シンガポールでは、非常にたくさんの日本製品、日本のグッズが売っています。日本食のスーパー、無印良品やDon Don Donki、Daisoといった日本のショップだけでなく、近所のローカルスーパーに「ジャパン コーナー」がある光景をよく見かけます。日本のものがやはり安心するので、最初は日本製のものを探して使い、だんだんとローカルの製品に移行して行ったのが、我が家のケースです。
しっかりと選んで買わなくては!と思ってしまう我が子のためのグッズですが、店頭で可愛い赤ちゃんグッズを見て癒されたり、パパとママの子を思う気持ちのつまった素敵なアイテムと出会えると良いなと思います。
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