アメリカの小学校では、日本の小学校のように定期的に授業参観のようなことをしている学校はあまりありません。その代わりに、特に小学校低学年では季節のイベントやパーティーなどに参加できたり、クラスの手伝いボランティアの募集があったり、遠足の付添いなど、学校の様子を見ることのできる機会が多くあります。
今回は、どんなボランティアがあるのか、募集の来かたと申し込み方、学校でのボランティア場面を例に、先生や子供たちと話す英語フレーズ・英会話例を紹介します。
この記事でわかること
アメリカの学校ボランティアってどんなもの?
アメリカの学校では、保護者がボランティアとして学校に行き、先生のお手伝いをする機会がよくあります。日本のPTAの係のように必ず順番が回ってくるものではなく、参加するかどうかは自由です。ただ、ボランティアの募集はよく届きます。インターナショナルスクールでも、保護者のボランティアを募集する学校があります。
お子さんのクラスに入れるので、日本の授業参観の代わりに、学校での様子やお友達の顔を知ることができます。先生やほかの保護者と知り合うきっかけにもなります。
アメリカのプリスクールでは、cooperative preschool と言って、(Co-op と書かれていることもある)親がボランティアをしながら子供を通わせるスクールがあります。その場合、どこのスクールも、どのくらいの時間ボランティアをする必要があるのか、どんな参加方法があるのかの指示があります。
どんなボランティアがある?
ボランティアには、学校に行ってお手伝いをするものと、物を寄付する(donate)ものがあります。どちらか、できるほうを選べることが多いです。
| ボランティア | 英語 | ひとこと |
|---|---|---|
| クラスのお手伝い | classroom volunteer/class helper | 工作の手伝い、読み聞かせ、プリントのコピーなど。先生がサインアップで募集します |
| クラスパーティー | class party | ハロウィン・バレンタインなど。食べ物や紙皿の寄付、準備や片付けのお手伝いがあります |
| クラスの保護者の代表 | room parent/class parent | パーティーの準備や保護者への連絡をまとめる役です。置いている学校とない学校があります |
| 本の販売会 | Book Fair | 学校の中で子ども向けの本を売る行事です。本を並べたり、レジを手伝ったりします |
| 先生への感謝週間 | Teacher Appreciation Week | 5月上旬の1週間に、先生にお礼の手紙や小さなプレゼントを贈ります |
| 運動会 | Field Day | 外でゲームや競争をする日です。水を配る係や、ゲームの係のお手伝いがあります |
| テストの監督 | proctor | テストの日に、教室で先生のお手伝いをする係を募集する学校もあります |
| 先生へのランチ | staff luncheon/teacher lunch | クリスマスなどに、保護者が先生へランチを用意します。料理を持って行くか、お金を出すかを選べることもあります |
| 文化を紹介する日 | International Day/Culture Day | 日本の遊びや食べ物を紹介するボランティアができることもあります |
| 遠足の付き添い | field trip chaperone | 下の「遠足の付き添い」で紹介します |
| 保護者の会 | PTA/PTO | 学校のイベントを計画する保護者の会です。会合(meeting)に出るだけでも大丈夫です |




ボランティアの募集はどう来る?申し込み方は?
アプリのメッセージやメールで案内があることもありますが、プリントでボランティアが出来るか案内がくる場合もあります。最近は Sign Up Genius(サインアップ・ジーニアス)などのサイトで、やりたい係や寄付する物を選んで申し込むことが多いです。使い方は「サインアップジーニアスとは?アメリカの学校で使うSignUpGeniusの使い方と英語」で紹介しています。

background check(身元調査)とは?
遠足の付添いや教室のお手伝いなど、子どもと関わるボランティアでは、多くの学校で background check(身元調査)が必要となりますが、学校の事務で申し込むことができます。少し時間がかかる場合があるので、事前に申し込んでおきましょう。

ボランティアに申し込むときの英語
| 伝えたいこと | 英語 | ひとこと |
|---|---|---|
| パーティーを手伝いたい | I’d like to volunteer for the class party. | 先生へのメールや連絡帳に書けます |
| 身元調査はどうすればいい? | What do I need to do for the background check? | 学校の事務(front office)で聞きましょう |
| 紙皿を寄付できます | I can donate paper plates. | donate=寄付する。話すのが不安なら、寄付から始めても大丈夫です |
| 下の子を連れて行ってもいい? | Can I bring my younger child? | 教室には下の子を連れて行けない学校もあります |
教室でお手伝いするときの英会話(動画つき)
小学校では、季節のパーティーやイベント、普段のクラスなどで、ボランティアのお手伝いとして自分の子供のクラスに行ける機会がよくあります。先生に何のお手伝いが必要なのか聞いたり、生徒への話し掛け方など、英会話の参考にしてみて下さい。
教室に到着して先生に話し掛ける時
YukiHi, Mrs. Smith.
(こんにちは、スミス先生。)
Mrs. SmithHi! Thank you for coming. How are you?
(こんにちは!来てくれてありがとう。お元気ですか?)
YukiI’m doing well. What can I do today?
(元気ですよ。今日は何をすればいいですか?)
Mrs. SmithI prepared different craft activities at each table. Can you stay at one of them and help the students?
(各テーブルに工作の活動を用意したので、どこかに入って生徒を手伝っていただけますか?)
YukiOf course! Which table should I go to?
(もちろんです!どのテーブルに行けばいいですか?)
Mrs. SmithThe kids are making paper flowers today. Could you start at table two?
(今日は紙の花を作ります。2番のテーブルから始めてもらえますか?)
YukiSure! Is there anything I should watch out for?
(わかりました!気をつけることはありますか?)
Mrs. SmithJust help them with the scissors. And feel free to ask me if you need anything.
(はさみの使い方を手伝ってあげてください。何かあれば気軽に声をかけてね。)
YukiGot it. I’ll do my best!
(わかりました。頑張ります!)
Mrs. SmithGreat! We’re so glad to have you.
(よかった!来てくれて本当に助かります。)
Is there anything I should watch out for?(気をつけることはありますか?)と最初に聞いておくと、はさみやアレルギーなど、先生が気にしていることを教えてもらえます。
アクティビティ中に生徒の手が止まっていたら
YukiDo you need help with anything?
(何か手伝いましょうか?)
StudentI don’t know how to do this.
(これ、どうやったらいいかわからないです。)
YukiOkay. Let me see…
(わかりました。ちょっとみせてね。)
クラスパーティーで生徒がウロウロしているのを見かけたら
YukiWhat are you looking for? Do you need anything?
(何を探しているの?何か必要ですか?)
StudentI just need a napkin.
(ナプキンが欲しいだけです。)
YukiOh, here you go.
(はい、どうぞ。)
StudentThanks!
(ありがとう!)
子どもに声をかけるときの英語フレーズは?
プリスクールでは、play based(遊びが基礎)と言って、遊びながら社会性を身に着けるというスクールがたくさんあります。遊びながら子供と接する時に、先生達が良く使うフレーズを紹介します。小学校の低学年でも使えます。
| 言いたいこと | 英語 | ひとこと |
|---|---|---|
| カーペットに座りましょう | Let’s sit down on the carpet. | みんなで集まるとき(circle time)によく使います |
| トイレに行きたい? | Do you need to go potty? | potty は小さい子に使う「トイレ」です。小学生には bathroom |
| お友達をさわらないでね | Keep your hands to yourself. | 短く Hands to yourself. とも言います |
| 小さい声で話そうね | Let’s use our inside voices. | inside voice=室内用の小さい声 |
| 教室では歩こうね | Let’s walk in the classroom. | 走っている子には Walking feet, please. とも |
| 手伝おうか? | Do you need help? | |
| おしりをついて座ろうね | Sit on your bottom, please. | いすの上に立ったりひざをついたりしている子に |
| ペンをしまいましょう | Let’s put the markers away. | 片付けの時間は Clean-up time! と言います |
| 上手だね! | Good job!/Great work! | できたらたくさんほめてあげましょう |
| 見せてくれる? | Can you show me? | 作っている物に興味を見せると喜びます |

遠足の付き添い(chaperone・シャペロン)とは?
chaperone(シャペロン)は、遠足などで子どもに付き添う保護者のことです。日本語では「シェパロン」「チャペロン」と書かれることもあります。
遠足の付添いは、Volunteers(ボランティア)や chaperone という言葉が使われ、数週間前くらいに学校や先生から募集の案内があります。上の background check がすんでいることが条件になる学校が多いです。
遠足の申し込み方や、当日の付き添いで気をつけること・使う英語は、「アメリカの学校のField Tripとは?遠足の申込用紙の読み方と付き添いボランティア」でくわしく紹介しています。
学校でのお手伝いボランティアで使う英会話まとめ
アメリカの小学校(特に低学年)では普段の学校生活を垣間見ることのできる機会がたくさんあります。日本との違いを知ることのできる良い機会なので、積極的にお手伝いやクラスイベントに参加してみて下さい。
学校で使う英語の場面は、「現地校・インターの保護者の英語」にまとめています。
よくある質問
Q. ボランティアは必ず参加しないといけませんか?
A. cooperative preschool のように参加が決まっているスクールもありますが、多くの学校では自由です。参加できるときに、できることから始めましょう。
Q. 英語が苦手でもボランティアできますか?
A. できます。食べ物や紙皿の寄付、工作の準備、プリントのコピーなど、たくさん話さなくてもよいお手伝いもあります。教室では、この記事の短いフレーズだけでも十分です。
Q. 授業参観はありますか?
A. アメリカの学校には、日本のような決まった授業参観はあまりありません。代わりに、クラスパーティーやボランティア、学年はじめの Back-to-School Night、Open House などで教室の様子を見られます。
Q. インターナショナルスクールにもボランティアはありますか?
A. あります。PTA や PTO の活動、クラスの保護者の代表(room parent)、いろいろな国の文化を紹介する International Day など、保護者が参加する機会がある学校が多いです。学校によって違うので、入学のときの案内や学校のメールを見てみましょう。
Q. 下の子を連れて行ってもいいですか?
A. 教室には下の子を連れて行けない学校もあります。申し込むときに Can I bring my younger child? と先生に聞いてみましょう。
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