アメリカのスーパーはウロウロしているだけでも楽しいですよね。大きなスーパーに行けばそれだけ商品も多く、いつもと違うスーパーに行くと尚更、どこに何があるのか迷ってしまいます。
だいたいどこのお店も”aisle number”=通路の番号があります。棚の端に表示されていることもありますし、大きな看板が上にあり何の商品が並んでいるのか書かれていることもあるので、良く見てみましょう。
アメリカのスーパーにある看板
Produce・・・青果物。果物や野菜のこと。
Meat/Seafood・・・お肉、魚介類。アメリカ中部では”Sashimi Grade”(お刺身用)の生魚がなかなか買えません。
Dairy・・・乳製品。
Deli/ Kitchen・・・お惣菜。ハムやチーズの量り売りをしているスーパーも。
Bulk・・・量り売り。必要な分だけ買うことができます。
Drink/ Beverage・・・ジュースなどの飲み物。
Alcohol・・・酒類。購入の際には身分証明書が必要です。
Apothecary/ Pharmacy・・・薬局。
”Pharmacy”のほうが一般的に使われますが、広告などで時々”Apothecary”の単語を見かけることもあります。
Frozen・・・冷凍食品
Patisserie・・・pastryやdessertよりもちょっとオシャレな表現。ケーキなどのデザート。
Bakery・・・パン類。
Household goods・・・家庭用品/日用品。トイレットペーパー、洗剤など。
アメリカのスーパーで買える水の種類
海外のお水は地域によって味も水質も違います。アメリカでは水道水を飲めることがほとんどですが、時々臭いが気になることも。スーパーでお水を買いたい時の為に、種類を紹介します。
Purified water = 水道水をろ過した水。安いです。
Spring water = 自然の地下水
Artesian water = 自然にろ過された地下水
Fizzy/carbonated/seltzer water = 炭酸水
(Flavoredと書かれていたら香料が入っています。)
Distilled water(蒸留水)もスーパーで見かけますが、医療用や加湿器に使われることがあり、飲み水には向かないので注意しましょう。赤ちゃんのミルク用にも、purified waterを使用できます。
アメリカのスーパーで買える牛乳の種類
Whole milk…普通の牛乳。脂肪分3.25%くらいで日本の牛乳に近い。(小児科の先生からはこの牛乳を子供に飲ませるように言われることが多いです)
2% Reduced Fat Milk / 1% Low Fat Milk…低脂肪牛乳(Whole milkと栄養分は変わらないが、脂肪分が少ない。個人差はありますが、水っぽいと感じることも。)
Skim Milk / Fat Free Milk…無脂肪牛乳
アメリカのほとんどの牛乳はUltra Pasteurized(高温雑菌処理)されているので、日本で売られている牛乳よりも賞味期限が長いです。乳製品アレルギーや、
牛乳を飲むとお腹を壊してしまう人にはLactose Free(ラクトース・フリー)がお勧め。その他にも豆乳やアーモンドミルクも売っていますが、どれもお試しサイズはないので、お気に入りを見つけるまでは時間がかかってしまいそうです。
Unsweetenedはお砂糖が入っていないので、料理にも使えます。この表示が入っていないと、お砂糖が入っていたりバニラなどのフレーバーがあるので注意です。
アメリカのスーパーで買えるお米の種類
アメリカであれば、カリフォルニア産の日本米がたくさん売っています。
日本でもお馴染みの「コシヒカリ」もあれば、聞いたことのないブランドまで種類は豊富です。
“Short grain rice”という表示だけでは、日本のお米よりもパサパサしていて、チャーハンに向いている種類の時もあります。
日本のお米に近いのは、”Sushi rice”、または日本名の名前が付いているお米です。
日本食やアジア系マーケットにいけば、確実に日本のお米のように美味しいお米は手に入ります。
・Sweet rice/ sticky rice/ glutinous rice = もち米
・Brown rice/ whole grain brown rice = 玄米
・Sprouted brown rice = 発芽玄米
アメリカのスーパーで買える豆腐の種類
「豆腐」は英語でも”Tofu”。アジアンスーパーに行かなくても普通のスーパーでも買えます。アメリカで良く見かける豆腐の種類を紹介します。
<silken>
「絹ごし」に近いのはこの種類。スムージーを作るのに使う人が多いので、パッケージにスムージーの写真が載っていることも。
「木綿」は柔らかさに種類があります。
<soft>
「柔らかい」という意味の通り、他の木綿よりも水分量も多く柔らかいです。
<firm>
「固い」という意味の”firm”通り固めの豆腐です。鍋物や麻婆豆腐などの料理に使いやすいです!
<extra firm>
炒め物にはあまり崩れなくてちょうど良さそうな固さですが、ブランドによってはパサパサしています。日本の料理で水切りが必要な時がありますが、この種類を使えば少し時短になるかもしれません!
豆腐ヌードルなど面白い商品も見かけます。
アメリカのスーパーで買えるヨーグルトの種類
アメリカのスーパーでは、日本のようにフルーツがゴロゴロと入っているヨーグルトは見かけませんが、種類はたくさんあります。
チーズケーキやコーヒー味の物もあれば、トッピングが別についていて、後で混ぜるタイプもあり、子供が喜びそうな商品もたくさんあります。パッケージの表示単語を紹介します。
*Whole milk = 100%牛乳からできているヨーグルト
*Greek = 普通のヨーグルトよりも、カロリーが低く、カルシウムの量が高いヨーグルトの種類。重みがあります。
*Lite/ light = 水気の多いヨーグルト。軽い。
*Non fat = 脂肪分のないヨーグルト
*Low fat = 低脂肪のヨーグルト
*Blended = フルーツやフレーバーが混ざっているヨーグルト
*Carb master = 糖質の少ないヨーグルト。糖尿病やダイエットをしている人に最適です。
*Plain = お砂糖の入っていない、シンプルなヨーグルト
*Fruit on the bottom = ヨーグルトの底にカットされたフルーツやフルーツソースが入っているタイプ
アメリカのバターは大きく分けて2種類
クッキー作りに欠かせないバターは焼き菓子の仕上がりを大きく左右します。それぞれ乳脂肪分と製造方法が違う2つのタイプの特徴をまとめてみました。
American Butter
アメリカンバターの乳脂肪分は80%程度。Sweet Creamと書かれていることが多く、誤解しやすいのですが、甘くもないし特にクリーミーな訳でもありません。実際はヨーロピアンタイプの方が乳脂肪分が高くクリーミーな味わいです。
European Butter
ヨーロッパタイプのバターは乳脂肪分は82-85%程度。乳酸発酵させて作られるためCultured(発酵)Butterとも呼ばれます。発酵バター特有の酸味とバター本来の風味が感じられトーストに塗って美味しいのはこちら。その分アメリカンバターと比べると割高になります。
比べてみました
同じレシピでそれぞれのバターを使ってクッキーを焼いてみました。
・アメリカンバター
室温で柔らかくなりにくい。
焼き上がりは若干白っぽく、底が僅かに広がる。
・ヨーロピアンバター
室温で柔らかくなりやすい。
焼き上がりの色がつくのも早く、若干黄色っぽくなる。
ブラウニーやバナナブレッドなど、仕上がりに大差ないものは経済的なアメリカンタイプで十分です。サクサクのパイやカリッとしたクッキー、高さを出したいケーキを作りたい時はヨーロピアンタイプがおすすめです。
トーストに塗るには”butter spread”
トーストと言えばマーガリン”margarine”(マーガリン)ですが、この商品名で売られている物はほとんどありません。
“butter spread”のほうがスーパーでは良く見かけるかもしれません。
“butter spread”はスティック状のバターと違い、トーストなどに塗りやすくなっています。
種類もキャノーラ油でできたもの、オリーブオイルでできたものなど様々です。
アレルギーなどで乳製品を摂取できない方は、”plant based”や”Vegan”と書かれたパッケージをチェックしてみましょう。
アメリカのスーパーで買えるツナ缶の種類
サンドイッチやサラダにも使えるツナ缶。アメリカのスーパーでももちろん購入できますが、種類が多く何を買ったらいいか迷ってしまいます。
ツナ缶に使われる魚の種類は3種類あります。
“Albacore“=ビンナガマグロ
(ホワイトツナという言い方もあります)
“Yellow Fin“=キハダマグロ
“Skipjack“=カツオ
日本のツナ缶は油漬けが一般的かと思いますが、アメリカで売られているものは
“in water“=水煮
“in oil“=オイル漬け
があります。
” Light“と缶に書かれているのは、白身ではないという意味で、キハダマグロが使われていることが多いですが、ブランドによっては他の種類が混ざっていることもあるようです。
“Flake“=細かいフレーク状、
“Chunk“=フレーク状だが大きさはバラバラ 、
“Solid“=かたまり
となるので、料理によって買い分けてみましょう。
パウチに入っているツナは量も少なめで使い切りタイプです。
味付けがしてあるツナや、クラッカーなどとセットになっているランチ/軽食セットも売られています。
生クリーム”heavy cream”と”whipping cream”の違い
アメリカではケーキやカップケーキのデコレーションはアイシングを使用していることが多いですが、日本のケーキと言えば生クリーム。ケーキの飾りつけとして使うならば、
“heavy cream”や”heavy whipping cream”
がお勧め。”whip”とは「泡立てる」という意味です。
もう1つデザート作りに使われるのが
“whipping cream”。
こちらは先に紹介した”heavy cream”よりも仕上がりが柔らかいため、凝ったデコレーションには向いていません。
スーパーでは、生クリームは牛乳売場の近くに売っていることが多いですが、
“half&half”
というクリームも見かけます。これは生クリームと牛乳が混ざったコーヒー用のクリームです。パッケージも似ているので間違えやすいかもしれないですね。
トッピング用のクリームはすでに泡立ててトッピングができるように缶で売っている物や、冷凍(frozen)エリアにもできた物が売っています。
とても便利なアメリカのスーパーのピックアップサービス
大きなスーパーや、TargetやWalmartなどのスーパーセンターと呼ばれるお店では、”Pick up”や”Drive up”というサービスがあり、駐車場の指定された場所で商品の受け取りができます。
ウェブサイトやアプリから登録して商品を選び、お店側から準備ができたと連絡がきた後、お店の駐車場に行きます。指定された駐車場の看板に連絡方法が書いてあるので、
“I’m here to pick up my order.”
(注文した物を取りに来ました。)
と伝えましょう。お子さんが体調を崩しているけど、薬や食料品が必要!という時や、天気が悪い日に便利かもしれません。車社会のアメリカならではのサービスです。
アメリカはクーポン社会!会員カードやポイントカードを作る人は多い
日本と同様、アメリカでも折り込みチラシが入ってきます。
Flyer又はAds →折り込みチラシ、広告
お得な割引を受けるには、まずそれぞれのスーパーの会員になりましょう。
レジで、Do you have a membership card? と大抵、聞かれますので、
No, but I would like to have one.
とお願いすると、
Can you fill this out?
と申込書を渡され、氏名、電話番号等をその場で記入して会員カードを受け取ります。
カードはキーホルダーにつけられるようになっています。
会計時にバーコードを読み取ってもらうと、自動的に割引になります。
チラシ内でよく見る記載は以下です。
With Card→メンバーシップカード提示
Final Cost When you buy 4→4つ購入すると最安値
3/$10→3つで10ドル
BOGO→Buy 1, Get 1 →二つ買うと一つ無料
アルコール類を購入するときは必ず身分証明書を持参
アルコール類を購入する時は、身分証明書(年齢のわかるもの)が必要になりますので、お忘れなく。
ID→身分証明書
Can I see your ID?
と聞かれたら、
Sure
Okay
などと答え、速やかに提示してくださいね。
アメリカはアルコール購入、飲用の年齢制限が厳しいので、IDを忘れると購入できない場合がありますので、ご注意を!
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