アパートによっては、自動食洗機が設置されていないこともありますが、アメリカではだいたいどの家庭にも食洗機がついています。例として紹介するのはとてもシンプルな物ですが、食洗機の機能、ボタンの使い方、洗剤を入れるときの注意などを紹介します。
「食洗機」は英語で何と言う?
食洗機は英語で「dishwasher」と言います。2語に分けて「dish washer」と表記されることもありますが、意味は同じです。カタカナで「ディッシュウォッシャー」と表記されることもありますが、英語表記はdishwasherの1語でまとめて書くのが一般的です。日本語では「食器洗浄機」「食器洗い機」「食器乾燥機」など呼び方がいくつかありますが、英語ではどれもdishwasherで通じます。
なお、洗剤のラベルにも「dishwasher」と「dishwashing」という似た単語が登場しますが、実は指しているものが異なります。「dishwasher」は食洗機用洗剤(詳しくは後半の「食洗機用洗剤の英語ラベルまとめ」で解説)、「dishwashing」は食器を手で洗うための洗剤です。手洗い用洗剤の英語ラベルについては、姉妹記事「食器用洗剤の英語ラベルまとめ」で詳しく解説しています。

食器についている「食洗機OK」マークの見方
食器やタッパー、哺乳瓶などの裏には、四角い箱の中にお皿とお水のしずくが描かれたような小さなマークがついていることがあります。これが「dishwasher safe(食洗機使用可)」を示すマークです。マークに×印がついている場合は「食洗機使用不可(手洗いしてください)」という意味になります。また、マークの中に「TOP RACK ONLY」の文字が添えられている場合は、上のラック(Upper rack)でのみ使用可能という意味で、熱に弱いプラスチック製品などによく見られます。
「Hand wash only(手洗いのみ)」と書かれているものは、食洗機に入れずに手で洗いましょう。

Cycles(サイクル設定)について

Pots & pans
お鍋や大きなお皿(グラタンやベイキング皿)など、食べ物後が残っているような時に使う機能です。この食洗器の中では1番、水の量を使います。
Heavy wash
こちらも汚れがまだたくさん残っているお皿などに使います。通常洗いよりも水の使用量が多く、時間も少しかかります。
Normal wash
通常の食洗機能です。
China crystal
陶漆器の意味。通常洗いよりもデリケート洗いとなります。
Rinse only
お水で洗うだけの機能です。洗剤は入れません。
Options(オプション)設定について

Hi temp rinse
TempはTemperatureの意味で、温水を使ってリンスをすることです。食器に水跡が残りにくくなります。
Hi temp wash
温水で洗うこと。汚れが酷いときに使うのが良いです。
Heated dry
熱乾燥。電気代節約の為に、この機能は使わないひともたくさんいます。
Lock (2 times)
ロック。この機械の場合は、2回このボタンを押すとロックがかかり、操作ができなくなります。もう2回押すと、ロックが解除されます。
Delay hours ( 2 4 8)
遅延スタート。スタートを遅らせることです。この機械の場合は、数字が点灯するので、遅らせたい希望の時間までボタンを押します。
モデルによっては「Sani Rinse」というオプションもあります
今回紹介している機種にはこのボタンはありませんが、機種によっては、Hi temp rinseよりもさらに高温で殺菌効果を高める「Sani Rinse(サニライズ)」というオプションが付いていることがあります。sanitize(殺菌する)の略で、小さなお子さんの食器や哺乳瓶をしっかり殺菌したい時などに使われる機能です。
その他のボタンについて
Start/ Reset
スタート/リセットボタン。この機械の場合、2回このボタンを押すとリセットになります。
Clean
食洗が終わるとランプがつきます。
Upper/ top rack
上のラック。食器など、”Top rack only”(上のラックのみ使用可能)というものがあります。新しいものを買った時は、ラベルをはがす前に要チェックです。
Lower/ bottom rack
下のラック。
食洗機用洗剤の投入場所
洗剤を入れるところは、ドアの内側にあるのが一般的ですが、今回紹介している食洗器には3つ入れる場所があります。

1つめの投入箇所は、蓋がついているところ。こちらが通常で使う投入口で、洗浄サイクルの間に自動で開き、食器を洗います。
もう1つは、“Open pack”と呼ばれる三角の形をしたところ。食器などの汚れがかなりひどい時などは、この部分にも洗剤を少し入れ、本洗いの前に汚れを落とすための投入口です。
3つめは、小さな投入口のところ。ここにリンス用の洗剤を入れます。水跡を残さず綺麗に仕上げる為です。ここは毎回洗剤を入れるのではなく、この食洗器だと1か月くらいは洗剤が持ちます。この機能を使いたい場合は”Rinse Agent”と書かれた洗剤を探してみましょう。
食洗機用の洗剤は必ず”Dishwasher detergent”を使いましょう

洗剤は間違えて”Dishwasher detergent”(食洗器用洗剤)以外を使用してしまうと、故障の原因や床が水浸し、泡だらけになって大変なことになってしまうので、気を付けましょう。
Rinse Aid(リンスエイド)について
上の写真の丸いキャップに「JET-DRY DISPENSER」と書かれている部分が、まさにこの3つめの投入口(リンス剤専用)です。JET-DRYはリンスエイドの代表的な製品名(ブランド名)の1つで、”Rinse Aid”(すすぎ用洗剤)という名前で売られている製品も広くあります。リンスエイドを入れておくと、水滴が食器の表面で玉になって流れ落ちやすくなり、乾燥後の白い水跡やくもりを防いでくれます。キャップの部分を押すと、残量が色で確認できるようになっている機種も多いです(写真の「PRESS TO CHECK」の部分)。
食洗機用洗剤によく見られる英語ラベル
海外では水の成分が日本とは異なるため、特に粉末やジェルタイプの食洗機用洗剤ではガラスの食器などに水滴のしみがつくことがあります。それを防止するためのすすぎ用洗剤が、上でご紹介したrinse aid(リンスエイド)と呼ばれるものです。
- dishwasher tablets 食洗機用洗剤錠剤
- dishwasher powder 食洗機用洗剤粉末
- dishwasher power gel 食洗機用洗剤強力ジェル
- dishwasher power balls 食洗機用洗剤強力ボール
- dishwasher detergent packs 食洗機用洗剤パック
- dishwasher rinse aid 食洗機用すすぎ洗剤
- dishwasher cleaner 食洗機洗浄クリーナー
油汚れに強い洗剤や、環境・手肌にやさしい洗剤など、食器用洗剤全般によく見られる英語ラベルについては、姉妹記事「食器用洗剤の英語ラベルまとめ」でまとめて解説しています。あわせてご覧ください。
食洗機のブランドについて
このページで紹介しているのはGE製の食洗機ですが、アメリカではWhirlpool・Frigidaire・Bosch・KitchenAid・Samsungなど複数のメーカーの食洗機が使われています。メーカーやモデルによってボタンのデザインや細かい名称は多少異なりますが、「Normal」「Heavy」「Rinse Only」といった基本の英単語や、洗剤・リンスエイドの入れ方の考え方はほぼ共通しています。まずはこのページで紹介する基本の単語を押さえておけば、どのメーカーの食洗機でも応用がききます。
まとめ
食洗機は英語で「dishwasher」、洗剤は「dishwasher detergent」、仕上げ用のリンス剤は「rinse aid」と覚えておくと、現地のスーパーで商品を探すときにも迷いません。手洗い用の食器用洗剤(dishwashing liquid)とはラベルの表記が違うので、購入時は間違えないように注意しましょう(手洗い用洗剤の英語ラベルは姉妹記事でも詳しく解説しています)。ボタンの意味さえ押さえてしまえば、メーカーが変わっても基本的な使い方は共通しているので、ぜひ活用してみてください。
食洗機用洗剤以外の洗剤の英語表現(食器用・洗濯用・お風呂用など)は、「「洗剤」は英語で何て言う?食器用・洗濯用など用途別まとめ」でまとめて確認できます。

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