アメリカの小学校の時間割と1日の流れ|教科・日本との違いと授業の英語

アメリカの小学校の時間割と1日の流れ|教科・日本との違いと授業の英語

アメリカの小学校でも、日本の学校と同じように基本教科があり、一般的には毎日ほぼ同じ流れで1日を過ごします(図工や体育などは曜日で変わります)。

アメリカの小学校にはどんな教科がある?

中心になるのは、算数(Math)・国語(English Language Arts)・理科(Science)・社会(Social Studies)の4つです。図工・音楽・体育・図書などは、専門の先生が教える「specials」として、曜日を決めて週に何回か行う学校が多いです(呼び方は学校によって違います)。

教科の英語日本語
Mathematics(Math)算数・数学
English Language Arts(ELA)国語(読み書き(reading and writing)、語彙(vocabulary)、綴り(printing, spelling)、読解(comprehension)を習います)
Science理科
Social Studies社会
Art美術(図工)
Music音楽
PE(Physical Education)体育(子供達はGymとも言います)
Library図書(本を借りたり返したりします)

日本の5教科のうち「英語」にあたるのが、アメリカでは国語(English Language Arts)です。学校によっては、パソコン(Computer)やスペイン語などの外国語の授業があることもあります。

低学年は担任の先生(homeroom teacher)が特別教科以外は全てを担当しますが、学年が上になると、教科ごとに担当の先生が変わることがあります。

アメリカの小学校の教科書(国語・書き方・社会)
左から、1年生の国語(Benchmark Literacy の Texts for Close Reading)、書き方(Handwriting)、5年生の社会(myWorld Interactive)の教科書です。この学校では、教科書がある教科と、プリントだけで進む教科がありました。教科書は学校に置いておくこともあります

時間割と1日の流れは?

アメリカの小学校は、朝8時ごろから9時ごろに始まり、午後2時半から3時半ごろに終わる学校が多いです。始まる時間と終わる時間は、学区や学校によって違います。

小学校の看板「THIS PLAY AREA IS NOT SUPERVISED BEFORE 9AM OR AFTER 3PM」
オーストラリアの小学校の看板です。「この遊び場は、朝9時前と午後3時以降は見守りの先生がいません」という意味。supervised は「大人が見ている」ことです。早く着きすぎたり、お迎えが遅れたりすると、先生がいない時間になることがあります。見守りが始まる時間は、学校からのお知らせで確かめましょう(子どもの顔はぼかしています)

1年の授業日数は、多くの州で180日と決められています。1日の授業時間の決まりも州によって違い、たとえばバージニア州は、1〜12年生で1日5.5時間以上(お昼ごはんと休み時間を除く)です。

日本のように「1時間目は45分」と細かく区切るのではなく、国語や算数をまとまった長い時間で行う学校が多いです。ある日の流れは、たとえば次のようになります。

時間の目安英語すること
8:30ごろArrival / Morning work登校。朝の課題をしたり、連絡のフォルダーを出したりします
朝Morning meeting朝の会。あいさつや今日の予定の確認
午前Reading / Writing(ELA)国語。読む・書くを長い時間かけて行うことが多いです
午前Math算数
お昼Lunch / Recessお昼ごはんと休み時間(外遊び)
午後Specials図工・音楽・体育・図書など。曜日で変わります
午後Science / Social Studies理科・社会
15:00ごろDismissal下校。お迎えやスクールバスで帰ります

この表は一つの例です。時間割の順番や長さは、学校・学年・先生によって大きく違います。新学期のはじめに配られる時間割(daily schedule)で確かめましょう。

specials は曜日ごとに変わることが多く、体育の日は運動靴、図書の日は借りた本を返すなど、曜日によって持ち物が変わることがあります。低学年では、午前中におやつ(snack)の時間がある学校もあります。

日本の小学校と同じところ・違うところは?

担任の先生のクラスで1日の多くを過ごすこと、算数・国語・理科・社会が中心で、音楽・図工・体育もあること、休み時間に外で遊ぶこと、宿題があることなどは、日本の小学校と同じです。違うところは、次のようなことです。

ことがらアメリカの小学校(多い例)日本の小学校
担任の先生低学年は担任がほぼ全部。学年が上がると教科ごとに先生が変わることも担任が多くの教科を教えることが多い(最近は教科担当制になっている学校も)
お昼ごはん家からのお弁当(packed lunch)か、学校のランチ(school lunch)を申し込む・買うことが多いです給食
掃除子どもが教室を掃除する時間はない学校が多いです子どもが掃除をします
係「Line Leader」など、日替わりや週替わりの係(Jobs)があります係や当番があります
勉強の進み方算数と国語は、レベルに合わせて少人数のグループで進めることもありますクラスで同じ内容を進めることが多いです(習熟度別の授業もあります)
机を合わせたグループの席とカーペットのある小学校の教室
オーストラリアの小学校の教室です。机を合わせたグループの席や、床に座って先生の話を聞くカーペットの場所があり、日本の教室のように机が前を向いて並んでいないことも多いです。前の大きな画面も授業でよく使われます
教室のホワイトボードに書かれた係(Jobs)の一覧
教室の「Jobs」(係)の例です。Line Leader は列の先頭、Caboose は列の最後、Lights は電気をつけたり消したりする係です。子どもの名前はぼかしています

テストの結果によっては、算数や国語で、上の学年の授業を一緒に受けるように勧められることもあります。

算数・国語の授業でよく出る英語は?

算数(Math)でよく出る英語

英語日本語
Addition足し算
Subtraction引き算
Multiplication掛け算
Division割り算
Fraction分数
Decimal point小数点
Geometry図形・空間(幾何学)
Equation方程式
Place value数の位(百の位であれば place value for hundreds)
算数と国語のプリント(十のまとまりの算数・本を比べる国語・読む練習)
左は十のまとまりと一の位(base ten)を数える算数のプリント(スペイン語で書かれたもの)、右は2冊の本の登場人物や場面を比べる国語のプリント(Comparing Books)、上は音のパターンに色を付けた読む練習です。宿題としてプリントを持ち帰ることもあります。名前の所はぼかしています

国語(ELA)でよく出る英語

英語日本語
Phonicsフォニックス(本を読む前に、アルファベットを音で読む練習)
Rhyming wordsライム。韻(例えば、”Cat”と”Hat”を発音すると音が同じパターンになります。アメリカではこれをプリスクールから学ぶことが多いです)
Syllables音節
Sight wordsサイトワード(読み書きをする上で、頻繁に使われる基本語彙のことです。キンダーから学ぶことが多いです)
Cursive writing筆記体
Uppercase (capital) letter大文字
Lowercase letter小文字
Plot物語の筋書き
フォニックスの本とサイトワードのカード
フォニックス(Phonics)の本、韻(Rhyming)のパズル、サイトワード(Sight Words)のカードです。お店でも買えるので、家での練習に使えます

テストや成績表はどうなる?

新学年のはじめと学期の途中に、習熟度を見るテスト(Assessment test)を行う学校が多いです。その結果は、成績表(Report card)や保護者面談(parent-teacher conference)で伝えられます。成績表の記号(NS・ATなど)の読み方は「アメリカの成績表の見方|英語で report card、0〜4・A〜F・NSの意味」で紹介しています。

州共通テスト(State Standardized test)とは?

州ごとに決められた共通テストもあります。受ける学年や時期、結果の使い方は州によって違い、学年末に行う州が多いです。州や学年によっては、結果が進級にかかわることもあります。

英語が話せないときは?(ESL)

アメリカの公立学校では、家で使っている言葉(Language spoken at home)が英語でないと、英語の力を見るテストを受けることが多いです。サポートが必要と判断されると、学校の時間内に ESL(English as a Second Language)などの英語のサポートを受けられます。形や時間は学校によって違います。

学校の種類(公立・チャータースクール・私立)や、入学のときの英語のテストについては「アメリカ現地校の入学手続き」でくわしく紹介しています。

学校でよく聞く英語は?

英語日本語
Homeroom teacher担任の先生
Specials図工・音楽・体育・図書など(呼び方は学校によって違います)
Recess休み時間(外で遊ぶことが多いです)
Dismissal下校
Academic year学年度(1年のうち、学校が開校している期間のこと)
Assessment test習熟度確認テスト
Report card成績表

新学期の前にそろえる学用品の英語は「School Supply List(学用品のリスト)の読み方」で紹介しています。

よくある質問

Q. アメリカの小学校は何時から何時までですか?

A. 朝8時ごろから9時ごろに始まり、午後2時半から3時半ごろに終わる学校が多いです。学区や学校によって違うので、学校のホームページや新学期のお知らせで確かめましょう。

Q. アメリカの小学校にはどんな教科がありますか?

A. 算数(Math)・国語(English Language Arts)・理科(Science)・社会(Social Studies)が中心で、図工(Art)・音楽(Music)・体育(PE)・図書(Library)などが週に何回かあります。

Q. 時間割は日本と同じですか?

A. 日本のように45分ずつ区切るのではなく、国語や算数をまとまった長い時間で行う学校が多いです。図工や体育などは曜日で変わることが多いです。

Q. 給食はありますか?

A. 日本の給食とは違い、家からお弁当を持って行くか、学校のランチを買うことが多いです。

Q. 休み時間はありますか?

A. お昼ごはんの前後などに、外で遊ぶ休み時間(recess)がある学校が多いです。回数や長さ、雨の日の過ごし方は学校によって違います。

Q. 教科書はありますか?家に持ち帰りますか?

A. 教科書がある教科と、プリントだけで進む教科があります。教科書は学校に置いておき、家にはプリントを持ち帰ることもあります。学校や学年によって違います。

Q. 「PE」は何の略ですか?

A. Physical Education の略で、体育のことです。子どもたちは Gym と言うこともあります。

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