抗生物質や専門的な薬であれば、医者に行かないと処方されませんが、アメリカではちょっとの風邪や熱で病院に行く人はほとんどいません。
熱が続くから医者に行ったけど、結局市販の薬を飲めと言われた・・・なんて話はよくあります。
そして、いざドラッグストアへ行っても種類がたくさんあり、何を買ったらいいのかわからない!なんて事になった時に、薬剤師さんに質問できるように、フレーズを少し覚えておきましょう。
アメリカの薬の種類
Prescription Drug
医師の処方箋が必要な医薬品をPrescription Drugと言います。
紙の処方箋と電子型処方箋があり、紙の処方箋であれば、都合の良い薬局に持参し、処方してもらいます。
電子型の処方箋であれば、事前に指定した薬局に処方箋をメールで送ってもらいます。
用意が出来た段階でもらいに行けば、待ち時間なく薬を受け取ることが出来ます。
ドライブスルーで受け取れる薬局もあり、病気の子供を連れてあちこち動き回るのが大変な時はとても助かります。
事前に自分の医療保険の使える薬局の中から、自宅の近くやドライブスルーのある薬局などを調べておくと、急な病気の時も慌てずに済むと思います。
OTC=Over The Counter Drug
医者の処方なしで自由に買える市販薬をOTC Drugと言います。
アメリカでは熱を出して病院の予約を取ろうと電話をしても、症状が大したものでないと判断されると、市販の風邪薬を飲んで様子を見るようにと言われることがあります。
また、医師の診療を受けても抗生物質など処方箋の必要な薬以外は、市販薬を買うように指示されます。
どの市販薬を買うかは個人の自由ですが、日本では処方箋のいるような強い薬も普通に薬局で売っているので、迷うような事があれば薬剤師に相談するのをお薦めします。
ドラッグストアやスーパーの薬局で薬を買うときの英会話
スーパーの薬局はPharmacyといいます。
だいたいのスーパー、例えばアメリカではTarget やWalmartなどと言ったお店では、入り口近くかお店の角にpharmacyがあります。
薬剤師さんはPharmacistといいます。
何を買ったらいいか分からない時は遠慮せずにアドバイスをもらいましょう。
薬局で薬を処方してもらうときの英会話例
Can I ask you about medicine?
(薬のことを聞いてもいいですか?)
Sure. What are you looking for?
(もちろん。何を探しているのですか?)
I have been coughing for a few days and I keep waking up during the night.
I want something not too strong.
(もう何日も咳が続いていて、夜中も起きてしまうのです。
あまり強くない薬が欲しいです。)
have been ~ing=(~の症状が)しばらく続いている
“have been ~ing”でその状態がしばらく続いているという意味合いになります。
“been coughing”のフレーズを変えて他の症状の言い方も確認してみましょう。
I have been having a fever.
(熱が続いています。)
I have been having a sore throat.
(喉の痛みが続いています。)
アレルギー用の薬、鼻水・咳の薬を買う時には、眠くなる成分が含まれているのかいないのか、よくチェックしてみましょう。
夜は眠り易くて良いですが、昼間はちょっと困ってしまうかもしれません。
夜用昼用と書かれているシロップタイプの薬もありますし、他の薬であれば両方用意するのも良いでしょう。
薬局ではこう聞いてみましょう。
Does this make me feel drowsy?
(これは眠くなりますか?)
“drowsy”という単語が「眠くなる、うとうとする」という意味になります。
普段、薬が効き過ぎてしまう人は、目まいを感じる人もいるようなので気をつけて下さい。
お子さんの風邪はかかりつけ医に電話をして看護師に相談がベター
特にお子さんが風邪を引いた時にあげる薬に困った時は、かかりつけ医に電話して、直接看護師さんに聞いてみましょう。
電話での相談は無料で出来るところがほとんどです。
子供へあげる薬の量は体重で決まってくるので、事前にお子さんの体重を言えるようにしておきましょう。
アメリカではパウンドですが、キロで言っても調べてくれると思います。
また、熱も℃ではなく°Fなのでグーグルなどで調べておきましょう。
どの薬を飲んだらいいの?アメリカで買える市販薬の種類と用途
スーパーの薬コーナーやドラックストアーで買える市販薬のことを……
かかりつけ医に薬の相談をするときの英会話例
Hello. I have a 4-year-old son.
He has got a fever since last night and still has it.
Which medicine should I give him?
(もしもし、4歳の息子がいます。
昨晩から熱が出ていて、まだ熱があります。
どの薬をあげたらいいでしょうか?)
What is his temperature?
(体温はどのくらいですか?)
It is 102°F.
(102度/38.9度です。)
Try Tylenol.
How much does he weigh?
(タイノールを試してみて下さい。
体重はどのくらいですか?)
He is 32 lb.
(32パウンド/14.5キロです。)
Give him 〇〇ml every 4 hours.
If he still has a fever for 3 days, give us a call again.
(4時間毎に〇〇mlあげて下さい。
もし熱が3日間下がらなかったらまた電話して下さい。)
Okay. I will. Thank you.
(わかりました、そうします。ありがとうございます。)
薬局やドラッグストアで使える英会話フレーズ
How often should I take this medicine?
(どのくらいの頻度でこの薬を飲んだら良いですか?)
日本語では「薬を飲む」と言いますが、英語で言うときは”take medicine”と言います。
「飲む」の直訳である”drink”とは言わないので、注意しましょう。
What is the dosage?
(摂取量はどのくらいですか?)
Can I mix with any other medicine?
(他の薬と合わせて飲んで大丈夫ですか?)
Do you have any pain killer? I have a headache.
(痛み止めはありますか?頭痛がするのです。)
Do you have cream for bug bites?
(虫刺され用の塗り薬はありますか?)
Do you have any cream for itchy skin?
I might have touched poison ivy.
(皮膚のかゆみ用の塗り薬はありますか?
ポイズン・アイビーに触ってしまったかもしれません。)
Poison ivy(ポイズン・アイビー)とは日本語でツタウルシという植物です。
森林でよく見られますが、植物の多いところでは混ざって小道の脇などに生えています。
触れてしまうと、皮膚がかぶれたりアレルギー反応を起こす人もいます。
軽いかゆみなら薬局等で塗り薬を紹介してもらいましょう。
マスクは英語で”face mask”。アメリカのものは大きめなので日本から持参が便利
マスクは英語で”face mask”。ただの”mask”だと仮面、覆面という意味合いも強いので、いわゆる「マスク」はface maskと言います。
アメリカでも”face mask”は売ってはいるのですが、ワンサイズで大きさもちょっと大きいです。写真は1ドルストアーのDollar Treeで購入した物。
アメリカは家の中全体で冷暖房を使うセントラルヒーティングが主流の為、寝室だけ調整ということができません。加湿器+マスクで風邪対策がお勧めです!女性用・お子さん用は日本から準備できると便利です。
空気清浄機 = “Air purifier” 加湿器 = “Humidifier”
急いで欲しい場合は、ドラッグストアーやスーパーの薬局コーナーで探してみましょう。
加湿器は風邪薬・喉薬が置いてある棚にあります。ブランドや機能にこだわる場合は、ネットで買うのが良いかもしれません。
海外の薬局やドラッグストアで薬を買うときの英会話まとめ
日本だとお医者さんにも行きやすく、薬もすぐにもらえますが、アメリカではなかなか予約をとることもできず、ちょっとの風邪ならば、市販の薬を買って様子をみることがほとんどです。
完璧に会話ができなくても、症状を確実に伝え、薬が買えるように練習してみましょう。
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