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子連れ駐在ファミリー必見!ニューヨークの住居と学校探し 実践編

子連れ駐在ファミリー必見!ニューヨークの家探しと学校探し 実践編

学齢期のお子さんを連れてのニューヨーク駐在、住居はどんなところでどんな学校を選んだら良いか・・・悩んでしまいますよね。
今回は、ニューヨークでの住居探しと学校探し、切っても切れない両者の関係をわかりやすく解説していきます。あわせて、筆者も実践していたおすすめ3ステップもご紹介します!

(1)ニューヨーク駐在の学校探し 公立 vs. 私立

まずは、ニューヨークの公立学校と私立学校の違い、駐在ファミリーの学校探しの傾向などについて、おさえておきましょう。

ニューヨークの公立学校

アメリカの公立学校は、州からの補助金と住民からの税金で賄われているために、地域独特の教育理念が生まれたり、貧富の差がそのまま教育レベルに反映されたりするのが特徴です。

裕福な家庭が多いエリアは教育環境が良く、学校のレベルも高く、貧困層や移民が多いエリアでは学校のレベルも自ずと低くなりがち。当然のことながら日本人駐在家庭の多くが、治安が良く教育環境の良いエリアに暮らしています。

ニューヨークの私立学校

ニューヨークには、国連国際学校(UNIS)などのインターナショナルスクールや多くの著名人を輩出する有名私立学校が数多ありますが、学費が年間3〜4万ドル前後(約350万〜450万円)と日本と比べると高額です。

ニューヨークの幼稚園・小学校選び 5つのポイントでもご紹介したように、これまでニューヨークでは私立の幼稚園や保育園以外に選択肢がなかったため、多くの日系企業では未就学児の教育費は全額、または補助金の上限を高めに設定しているところが多いようです。

そうは言っても、駐在員コストの中でも大きな割合を占める教育補助。公立学校の選択肢が可能になる小学校(キンダー)からは金額を見直したり、半額会社負担、半額自己負担とするなど企業によって規定が変わるのが一般的です。

そんな事情もあって、多くの日本人駐在員にとって、大学並みの学費がかかるニューヨークの私立やインターナショナルスクールは現実的ではなく、ほとんどの家庭の子供が現地の公立学校に通っているのが現状です。

ニューヨーク駐在の住居探し 市内 vs. 郊外

駐在員に人気のエリア

ニューヨーク、と一口に言っても広く、通勤、治安や教育水準などを考えると、おおまかに以下のような地域に日本人駐在員ファミリーが多く住んでいます。

ニューヨーク市

  • マンハッタン(高層ビル群が立ち並ぶ街の中心地。日本人駐在家庭に最も人気がある)
  • ブルックリン(エリアによって、治安や教育レベルのばらつきはあるものの最近は若い駐在家庭に人気)

郊外/ ウェストチェスター

  • 裕福な家庭が多く住み、緑豊かな郊外生活が送れる。教育水準が高く昔から日本人駐在員に人気
  • ハリソン、ライ、スカーズデール、ホワイトプレインズ、ブロンクスビルなど)

ニュージャージー州

  • マンハッタンの対岸の州で、ミツワなど日系スーパーがあり生活に便利。
  • エッジウォーター、フォートリー、テナフライなど

ニューヨークの住居探し 体験談

我が家は2013-17年ニューヨークに滞在していたましたが、家探しは苦労の連続でした。

先に赴任した主人が契約したミッドタウンウェストのタワーマンションは1BR $4,200。
翌年2歳半の娘を連れて渡米した私は、更新時に$500の値上げを要求され驚愕しました。
交渉の結果$4,475で更新しますが、このペースで値上げされたらたまりません!

近所には日本人駐在家庭も多く住んでいましたが未就学児を抱えた若いファミリーばかり。
タワーマンションの建設ラッシュが進む再開発中のミッドタウンウェストは、当時まだ学校のレベルが低く、娘が4歳になるまでに引越しは必須でした。

新生活の立ち上げと家探しを同時に進めながら、郊外のブロンクスビルや、スカーズデールなども見に行きますが、朝早い主人の仕事柄、通勤時間が懸念となって郊外ライフはあきらめました。
当時は東京から来て間もなく、都会暮らしに慣れきっていて自分たちが郊外で暮らすイメージを描ききれなかったことも郊外に踏み切れない理由でした。

そんなわけで、ニューヨーク市内で家探しをはじめますが、トライベッカやチェルシー、グラマシーなどの憧れおしゃれエリアは家賃が高すぎて無理。
ブルックリンの学校区の良い場所はマンハッタンより家賃が高く、通勤にはやはり不便。

結局、アッパーウェスト、アッパーイースト、ミッドタウンイーストあたりが候補になりますが、実際に学齢期の日本人駐在員家庭が最も多く住むのがこのエリアです。

人気のアッパーウェストは公立学校のレベルにばらつきがあるためリスクが高く、全体的に学校のレベルが高い安全圏のイーストサイドに落ち着きました。

最終的に、ミッドタウンイーストで評判の良い学校をピンポイントで絞り込み、そのゾーン内で見つけた2BRのマンションで決め、我が家の家探しは終了しました。

(3)ニューヨーク市内で住居と学校探し 実践3ステップ

このように、ニューヨーク市内で、予算内で、良い学校区で、しかも自分たちのライフスタイルや細かい希望条件に合う住居を探す、というのはなかなか大変です。

ニューヨーク市の学区(ディストリクト)には更に細かく区切られた校区(ゾーン)が存在し、 基本的にゾーン内に住所がある家庭の子供が優先してそのゾーンの学校に入学できるようになっています。

ゾーンのイメージ図。赤印が公立学校の所在地
ゾーンのイメージ図。赤印が公立学校の所在地

山手線にすっぽり入るほどの小さなマンハッタン、 住宅が密集するアッパーウェストやアッパーイーストあたりは、ゾーンが細分化され、複雑な区分けになっていますね。
この学校とゾーンの関係を理解しないと、なかなか家探しが進まないのがニューヨークの厄介なところです。

ニューヨーク市内、特にマンハッタンで、質の高い公立学校の教育を受けさせたいと思ったら不動産会社任せではなく自力で学校と家探しをリサーチできると、いざという時に役立つでしょう。
以下に、我が家も実践していた家探しと学校探しを同時に進めるおすすめ3ステップをご紹介します!

STEP 1 : 現地の不動産サイトを利用する

現地の不動産サイトには物件そのものの情報だけでなく、学校や近隣エリアの情報まで詳細に掲載されています。まず、興味のある物件がどこの学区の校区(以下 “ゾーン”)になっているか、確認してみましょう。

Street EasyやTrulia などの不動産サイトから賃貸条件を入力し、物件の詳細ページに進むと下の方に学校情報が掲載されていて、学校名が確認できます。
そのゾーンに住んでいると入学が優先され、兄弟が通っているとさらに優先されます。

STEP 2 : 学校の格付けサイトを利用する

興味のある物件がどこの学校のゾーンになるかわかったら、 格付けサイトの”Great School” や 口コミサイトの”Inside School“などに該当する学校名を入力し、評価やレビューを確認します。

これらのサイトは情報の信憑性に賛否両論あるものの、現地の学校について右も左もわからない日本人にとって、強力な学校探しのツールとして参考になります。

また、ニューヨーク市教育局 DOE(New York Department of Education)のサイトには、各学校のテスト結果や教師や親からの調査結果など、信頼できる最新データが開示されていて、誰でも自由に閲覧することができますのでぜひ利用してみましょう。

日本人の感覚的には公立学校の情報開示がこんなにも進んでいることに驚かされるばかりです!

検索の例

DOE(New York Department of Education) > 例)P.S. 59 Beekman Hill International > Data and Reports >School Quality Snapshot – Elementary School – 2016-2017

STEP 3: 契約の前に最終確認を!

エージェントや民間の口コミサイトなどの情報は必ずしもアップデートされていない場合があります。自分自身でもゾーンをしっかり確認しておきましょう。

参考サイト

ニューヨーク市教育局DOE(New York Department of Education)のサイトから”Find a School”で物件の住所を入力すると最新のゾーンと学校の情報を確認することができます。

*Street を St , AvenueをAveなど短縮形で入力すると結果が出ませんので気をつけましょう。

その他、注意点など

ゾーンの変更に注意!

ゾーンは変更されることがあります。希望する学校のゾーンぎりぎりボーダーラインに住まいを決める時には、近隣の学校情報にも注意しましょう。
道一本挟んでゾーンが変更されていて隣のゾーンの学校に住所が入ってしまうことも起こり得るからです。
ゾーン内に住所があっても、安心して何もしていないと落とし穴にハマってしまう恐れがある事を念頭に入れておきましょう。

近隣の学校もチェック!

公立学校応募時には、第一志望から複数志望校を書いて提出します。空席がないと隣のゾーンの学校にアサインされることもあるので、いずれにしても、近隣の学校情報もしっかりと下調べしておく必要があります。

学校のレベルにばらつきのあるエリアや人気校はウェイティングリストの情報も気にしておきましょう。

希望を複数書いて出すので、申し込み時にはウェイティングの人数が数百人いても、いざ蓋を開けてみると案外すんなりと入れてしまうこともあります。

あきらめずに交渉する!

もし、第二志望以下の学校にアサインされた場合も、すぐにはあきらめてはいけません!第一志望の学校に電話をかけ続けてアピールし、空席が出たタイミングで滑り込めたというのもよく聞く話です。

ゾーン内に住んで入れば優先的に入学できるので、過度に心配する必要はありませんが、兄弟優先枠があったり、急に児童の数が多い学年だったりすると、ゾーンの学校にアサインされない可能性も。すぐにはあきらめず粘り強く交渉しましょう。

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