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クアラルンプール駐在帯同して良かった3つのこと<駐在妻レポート>

クアラルンプール駐在帯同のメリット3つとクアラルンプール駐在妻の1日の過ごし方

2020年より主人のクアラルンプール駐在に未就学児の子供と帯同しています。
クアラルンプールに住む駐在妻としてどのように過ごしてきたのか、一日の流れを平日と休日で比べながら、クアラルンプールに駐在帯同するメリット3つをご紹介いたします。

なおこの記事は、Covid-19によるロックダウン前の様子です。

クアラルンプールに駐在帯同して良かったこと3つ

クアラルンプール駐在帯同のメリット(1)多文化を肌で感じられる

マレーシアはマレー系、中華系、インド系等の民族が混在する他民族国家です。
その為、年間を通じて民族ごとのお祭りがあります。

特に大きなお祭りとして、

チャイニーズニューイヤー(2021年は2月)
ハリラヤ・プアサ(5月)
ディーパバリ(11月)

があります。
お祭り前後の時期は、ショッピングモールや街の至る所に飾り付けがされ、外を歩くだけで楽しい気分になりますよ!

また子供の通う幼稚園でも、民族衣装を各自用意しお祝いのパーティーが開かれました。
民族衣装を着て歩いていると、ご近所の方からお年玉を頂く事も。
可愛らしい民族衣装を選ぶのは子供も楽しみの一つであり、マレーシアらしさを感じられる機会でもあります。

*暦により祝日の日程は毎年変わります

ショッピングモールの飾り付け。
赤がチャイニーズニューイヤー、緑はハリラヤの飾り付けです。

クアラルンプール駐在帯同のメリット(2)食事が美味しい&日本食が手に入りやすい

前述の通り多文化、他民族国家のマレーシア。バラエティに富んだ食事を楽しむことが出来ます。
マレー料理、中華料理、インド料理はもちろんの事、ニョニャ料理、タイやベトナムなどアジア近隣諸国の料理なども日常です。

KFCのナシレマ。ナシレマはマレーシアの国民的朝ご飯です。

何よりもありがたいのは、日本食が手に入りやすい事。
1981年マハティール首相が提唱したルックイースト政策により、多くのマレーシア人は親日的だと感じます。

現在も日本製品は全般的にクオリティの高い物として受け入れられており、日本食レストランや日本のスイーツはローカルにも人気です。

2021年3月にはクアラルンプール市内にドンキホーテも進出し、日本の食材が一層手に入りやすくなりました。

デリバリーのとんかつ弁当。日本食が手に入りやすくとてもありがたいです。

またスーパーに行かずとも、例えば日本の米、魚介類(刺し身含む)や味噌など調味料、その他日本食惣菜も宅配を活用する事が可能です。
スーパーで売っている魚は日本とは切り方が違い調理に馴染みが無い為、私は主に日本食宅配で魚を購入しています。

但し日本食材は日本の1.5-3倍程高い場合が多く、例えば普段購入している納豆はRM10(現時点のレートで約260円)です。
食費はローカルご飯を活用する場合は安く済みますが、日本の食生活に近い場合は日本とさほど変わりません。

クアラルンプール駐在帯同のメリット(3)デジタル化が進んでいる

マレーシアは想像していた以上にデジタル化社会です。
まず、入国時から必要となるコロナ対策アプリが秀逸。
MySejahteraというアプリで、コロナ対策に関する情報が一元化されています。

その他、便利なアプリに、配車サービスのGrab、日本の楽天市場に近いLAZADA、Shopee、フードデリバリーのGrabフード・food panda、買い物代行のHappy Freshなどがあります。

Covid-19によるロックダウン中でも、これらアプリを活用する事でほぼコンドミニアムの外に出る事なく生活を送る事が可能でした。

またオンラインバンキング、キャッシュレス決済も浸透しており、個人的には現金をあまり持ち歩いていません。

一方で不満な点は、配達の時間が正確かというとがっかりすることも多いです。
更に配送が遅れたのに「ネバマイ(never mind)」と逆に言われたり…。
そもそもいつ届くかわからない配達もあり、移住当初はやきもきしていました。
南国特有の?ゆるさを如何に楽しく許容できるかも、クアラルンプール生活のポイントかもしれません。

マレーシア/クアラルンプール駐在妻として暮らす 1日の流れをご紹介(平日編)

楽しみは天気がよい朝のうちに!

平日は夫を送り出し、私は徒歩で子供の幼稚園へ登園の付き添いをします。

マレーシアは車社会ですが、クアラルンプールでは、利便性のよい地域に住んでいれば、徒歩圏内で日常生活を送る事は可能です。
生活は便利な分、日常生活ではさほど英語を使わず一日が終わってしまう事も。

帯同生活をより楽しむ為には、日本人のみならずローカルのお友達も出来ると経験の幅が増えるのでおすすめします。

8:30 子供の幼稚園送迎

クアラルンプールの歩道はある程度整備されていますが、歩く事が出来る場所は限られていると感じます。
日本の歩道と比較すると車道との段差が高く、側溝の穴が大きい場合が多い為、子供と歩く場合は注意が必要です。
一般的に送迎は自家用車、または園によりスクールバスを活用する方が多いです。

9:00 家事や幼稚園送迎後、ママ友と朝ご飯会やクアラルンプール観光

掃除はメイドやクリーナーにお願いする方もいますが、私は自分で行っています。
幼稚園送迎後、時には、子供同士が同じ園のママ友と少し足をのばして朝ご飯を食べに行く事も。
チャイナタウンで海南コーヒー、ローカルお勧めのチキンライス等、マレーシアの美味しい朝ご飯を教えて頂きました。

朝ご飯会で食べたチキンライス、海南コーヒー、ニョニャクエ(マレーシアのお菓子、味はういろうに近いです)

12:00 お昼は自宅で済ませるまたは友人とランチ

クアラルンプールには美味しいイタリアンなど西欧のお洒落なレストランももちろんあります。
賑やかで忙しいローカルご飯も楽しいですが、たまには落ち着いた時間を。
生活の強い味方、日本人のママ友と、積もる話をしていた日が懐かしいです。

14:00 幼稚園お迎え

幼稚園から帰宅後、雨季(クアラルンプールは11月~2月頃)は夕方スコールが降る前にコンド内のプールで遊ぶ事が多いです。
日本人駐在員が住んでいるコンドミニアムは一般的にプールがある所が殆どだと思います。
部屋の広さや恵まれたファシリティなど住環境が良い事もマレーシアの魅力の一つですよ。
(但し家の造りが雑で住み始めると日本では考えられない不具合もあります…。
我が家はバスルームの天井から水漏れがしました)

17:00 乾季(クアラルンプールは3月~10月頃)は外遊び&プール

日差しが強いマレーシア。夕方以降涼しくなってから、同じコンド内の子供達と遊びます。
日本の様に遊具のある公園は少ないですが、コンド内に遊具や共有スペースがあり、思いっきり身体を動かします。
日差しの強さや天候、車社会の為、意識しないと運動不足になってしまうクアラルンプール生活。
運動が出来る時間に外遊びをさせる、またはショッピングモール内のプレイグラウンドを活用する等して、意識して子供を運動させる事が必要です。

19:00 帰宅・夕食

夫も帰宅し、家族で夕食を取ります。
退勤時、雨季は夕方のスコールがひどい時間を避けて、なるべく渋滞にはまらないように帰宅します。

21:00 子供を寝かしつけ・自由時間

子供の就寝後、テレビ鑑賞や読書をします。
クアラルンプールでもTV Boxを購入または契約をすれば日本のテレビを見る事が出来ますよ。

23:00 就寝

おやすみなさい

マレーシア/クアラルンプール駐在妻として暮らす 1日の流れをご紹介(休日編)

休日はショッピングモール内でエクササイズ!?

休日は子供の習い事から始まり、家族でショッピングモールや、子供が楽しめる施設に出かけています。

10:00 子供の習い事

週末ショッピングモール内で習い事に通っています。
グループレッスンの為、子供にとって英語を習得するよい機会にもなっています。
クアラルンプールでも、ダンス、ピアノ、アート等を習う事が出来ます。

12:00 ランチ

私達はロティチャナイが大好物の為、週末の昼は決まって美味しいママック(インド系の食堂)かインド料理レストランに行きます。
なお、ママックのインド料理は、美味しいだけでなく非常に安いです!
三人で食べても日本食レストランの約一人分?とお財布に優しいランチです。

14:00 ショッピングモール散策や植物公園で遊ぶ等

広いショッピングモール内を歩くとあっという間に歩数は一万を越えます。
エアコンが効いた室内は少し私には寒く、カーディガンは必需品です。
コロナ禍の駐在の為、私達は屋内施設の利用は少ないですが、本来クアラルンプールは子供にとって屋内施設天国です。
キッザニア、ペトロサイエンス、子供向けプレイグラウンド等、コロナ終息後に訪れたい所は数知れません。

また時には、自然豊かな植物公園を散策します。
中でもPerdana Botanical Gardenは、大きな湖に広い芝生、南国の木々など緑の多さに癒されます。

ペルダナボタニカルガーデン。都会の中で自然を感じられる癒しの公園です。

17:00 帰宅・夕食など

Grab(配車タクシー)で帰宅。Grabは安くかつ便利な為気軽に活用しています。
私達は子供が小さい為、治安の面から夜間の外出は控えています。

21:00 子供の寝かしつけ

おやすみなさい

クアラルンプール駐在のメリットと駐在妻の1日まとめ

実は、クアラルンプールに住むメリットを3つに絞るのは容易ではありませんでした。
それほどに魅力の多い都市です。

住みやすさの前提にあるのは、各民族間の共通言語として「英語が通じやすい」都市ということがあります。

せっかくの機会、ぜひ穏やかでフレンドリーなマレーシア人とコミュニケーションを楽しんでください。
もちろん生活の上でデメリットもありますが、それをふまえても、駐在帯同生活を送るのにクアラルンプールはお勧めの都市です。