海外の新居に引越しされたばかりの時は、まだその国や地域の生活ルールが分からないことが多いですよね。
でも、特に毎日家庭から出るごみの出し方や分別方法については早く知っておきたいものです。各国の政府や地方自治体によって違いますので確認しておきましょう。
ここでは、一般ごみや資源ごみに関する英単語、ご近所の方にごみ出しの方法について尋ねる時の英会話例をご紹介します。
(1)「ごみ」「ごみ箱」の言い方
国や地域によっても異なりますが、「ごみ」は、一般的にgarbage、trash、waste、 refuseなどと呼ばれます。
日本の英和辞典では、
garbageは「生ごみ、残飯」
trashは「くず、がらくた」
waste、refuseは「廃棄物」
と定義されているものもありますが、実際には、あまり区別なくごみ全般を示すのに使用されることも多いようです。
イギリス英語では、rubbishと言われることもあります。
「ごみ箱」は、アメリカ英語では、garbage can、 trash canなどと言われ、イギリス英語ではrubbish binやdustbinなどと言います。
街中にある公共のゴミ箱は、アメリカ英語ではtrash canですが、イギリス英語ではlitter binと言います。
litterとは、街中や公園など公共の場所に捨てられたごみを意味しています。

(2)「家庭ごみ」「ごみの収集(日)」の言い方
ごみの中でも「家庭ごみ」は、household garbage、household waste、domestic refuseなどと言います。
「ごみの収集」は、garbage collection、waste collection、trash pickup
「ごみの収集日」は、trash day 、collection dateなどと言います。
ちなみに、「ごみ収集車」はアメリカ英語では、garbage truck、 garbage wagon
イギリス英語では、dustbin lorry、 dustcartなどと呼ばれています。

(3)「資源ごみ=「リサイクル可能なごみ」の言い方
「リサイクルすること」は英語でもrecyclingと言いますので、「リサイクル可能なごみ」は、英語では、recyclable waste、recyclable garbage、アメリカでは複数形でrecyclablesとも言います。
よく資源ごみとして扱われる物品の英語での言い方も覚えておきましょう。
-plastic bottle ペットボトル、プラスチックのボトル
-glass bottle ガラスの瓶
-glass jar ガラスの(広口)瓶
-milk carton 牛乳パック
-steel can スチール缶
-aluminum can アルミ缶
-aerosol can スプレー缶
-magazine 雑誌
-cardboard ボール紙、段ボール
-metal 金属
また、紙類の出し方の説明にはよく、flatten and bundle 「平らにして束ねる」、 ボトルの出し方の説明には、empty and rinse「空にしてすすぐ」と書かれていますので覚えておきましょう。


(4)ご近所の方にごみ出しの場所や方法について尋ねる時の会話
(1)マンションの場合:ごみ置き場について尋ねる
YouHello, お名前. Can I ask you something?
( ●●さん、こんにちは。ちょっとお尋ねしてもいいですか。)
NeighborYes. Go ahead.
(もちろんです。どうぞ。)
YouWhere do I put out the garbage?
(ごみはどこへ出すのでしょうか。)
NeighborThere is a garbage room on the first floor of this apartment.
(このマンションの1階にごみ置き場がありますよ。)
YouI see. Thank you, お名前.
(分かりました。●●さん、ありがとうございました。)
NeighborNo, problem.
(どういたしまして。)
neighbor とは、「隣人、近所の人」という意味で、garbage roomとは「建物の中にあるごみ置き場」のことです。
また、 「マンション」は、通常アメリカ英語ではapartment、イギリス英語では flatと言われます。mansionは、英語では「大邸宅、お屋敷」という意味になります。
(2)戸建ての場合:ゴミ出しの場所について尋ねる
YouHello, お名前. Could I ask you something?
(●●さん、こんにちは。ちょっとお尋ねしてもよろしいですか。)
NeighborSure. Go ahead.
(もちろんよ。どうぞ。)
YouWhere do I take out the garbage?
(ごみはどこへ出すのでしょうか。)
NeighborJust put it in the black garbage can and leave it on the curbside in front of your house.
(黒いごみ箱に入れて家の前の(歩道の)縁石側に置いておけばいいですよ。)
YouI see. Thank you, お名前.
(分かりました。●●さん、ありがとうございました。)
NeighborYou are welcome.
(どういたしまして。)

海外では、生ごみなどの一般ごみと資源ごみは、別々の色のゴミ箱や袋に入れて出すルールになっている所が多いようです。
ごみ収集は、1軒ずつ作業員がトラックから降りて積み込む所もあれば、巨大なトラックがアームを使ってごみ箱ごと持ち上げて逆さまにし、ごみを車体の中へ入れていく所もあります。

(3)資源ごみの出し方について尋ねる
YouCan you tell me which materials are recyclable?
(どの物品がリサイクル可能か教えてもらえませんか。)
NeighborYes. Paper, plastic bottles, glass, aluminum and steel cans.
(はい。紙、ペットボトル、ガラス製品、アルミニウム缶とスチール缶です。)
YouWhat do I do with them?
(それらはどうすればよいですか。)
NeighborJust put them in the green garbage can and leave it next to the black one.
(緑色のごみ箱に入れて黒いごみ箱の隣に置いておけばいいですよ。)
YouOk. Thanks a lot, お名前.
(分かりました。●●さん、ありがとうございました。)
NeighborAny time
(いつでもどうぞ)
recyclableというのは、「リサイクル可能な」という意味です。
日本で言う「ペットボトル」は、英語ではplastic bottleと言います。
ごみの入れ物については、自治体から専用のごみ箱が貸与される所もあれば、指定された色のごみ袋を各家庭で購入するところもあるようです。
分別する物や方法は各自治体の衛生局のホームページなどでも確認することができます。
(4)戸建ての場合:ごみの収集日について尋ねる
YouCould you tell me when the garbage is collected?
(ごみはいつ収集されるか教えていただけますか。)
NeighborYes. It is picked up on Thursdays.
(はい。毎週木曜日に収集されます。)
YouOnce a week?
(週に1回ですか。)
NeighborYes. They collect ordinary garbage and recyclables on the same day.
(はい。一般ごみも資源ごみも同じ日に収集されます。)
YouI understand. Thank you so much, お名前.
(分かりました。●●さん、ありがとうございました。)
NeighborMy pleasure.
(どういたしまして。)
Thursdaysなどのように曜日にsが付いた場合は、「毎週木曜日」となります。
ordinary garbageとは「普通のごみ、一般ごみ」という意味です。
海外ではごみを焼却処分するのではなく、埋め立て地(landfill)に運んで処分することが多いため、燃えるごみ(burnable garbage)と燃えないごみ(unburnable/non-burnable garbage)に分別する自治体はあまりないようです。
再利用可の袋=reusable bags
アメリカでも「エコ」が進んでおり、スーパーによっては袋を買わないといけない所もありますし、自分でエコバックを持って買い物に行く人もいます。
プラスチックをなるべく使わないようにということで、サンドイッチやスナックの保存に便利なジップロックも売られています。シンプルなのもあれば、子供が学校に持って行ける可愛いデザインまでたくさんあります。
タッパーやジップロックが売られているコーナーにあります。アマゾンにも種類がたくさんあります。

使わなくなったものは「リサイクル/寄付」をしよう
アメリカでは、車・家具・服など「中古品」を扱うお店が良くあります。期間限定なので新しい物を買いたくない場合や、駐在中に使っている家具や家電を帰国時に買取り/引取りをしてくれるところが近くにあるかもしれないので、チェックしてみましょう。
GoodwillやHabitat Restoreなどがアメリカでは知られていますが、買取りではなく”donation”(寄付)となります。

”Hand me down(s)”は「お下がり」という意味ですが、アメリカでは子供の服も友達同士で回したり、子供用品専門の中古店もあります。保管場所に困り、友人に自分の子よりも小さい子がいたら、
”There are some clothes that my son outgrew.
If you don’t mind hand me downs, I will give them to you!”
(息子が大きくなって合わない服があるんです。お下がりが気にならなければ、あげますよ!)
などと聞いてみましょう。喜ばれるかもしれません!

海外でのゴミの出し方と英会話まとめ
以上、ごみに関する英単語と、ご近所の方にごみ出しの方法を尋ねる時の会話例をご紹介しました。
分別収集やリユース、リサイクルはどこの国でも進んでいるようです。
特に欧米で特徴的なのは、慈善団体によるリサイクルショップや、街中にある洋服や靴など寄付の品々を入れる専用ボックスです。
これらは、それぞれ、Thrift Store/Shop 、Drop Box、Donation Binなどと呼ばれています。お子さんには小さくなった洋服や靴を寄付するのもいいかもしれません。
海外生活でもenvironmentally friendly (環境にやさしい)な暮らしを心掛けたいものですね。



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