海外では、日本よりキッチンの収納スペースが大きいため、ついまとめ買いをしてしまい、いつの間にか冷蔵庫やキャビネットの奥に消費期限・賞味期限が間近の食品のストックが増えているかもしれません。
安全な食生活を送るために、以下のような消費・賞味期限の表示を理解しておきましょう。
“USE BY” 消費期限の表示例
–USE BY: 07/31/2020
–CONSUME BY: 07.31.2020
–EXPIRED: / EXP: JL 31 2020
–EXPIRATION DATE: 07/31/2020 (アメリカ式)
–EXPIRY DATE: 31/07/2020 (イギリス式)
上の例で、USEは 「使用する」、CONSUMEは「消費する」という意味です。
EXPIREDとは、その日に「期限切れとなる」、EXPIRATION DATE(米)とEXPIRY DATE(英)は、「期限が切れる日付」という意味です。
数字の日付の表示は、アメリカ式は、月/日/年の順、イギリス式は、日/月/年の順になりますので注意しましょう。
国によっては、年が一番初めに記載されていたり、下2桁(例:2020年→20)に省略されていたりすることもあるようです。また、上の3番目の例のように1-12月の綴りが省略されて記載されているものもあります。
各月の省略例は以下の通りです。
–JA: January
–FE: February
–MR: March
–AL: April
–MA: May
–JN: June
–JL: July
–AU: August
–SE: September
–OC: October
–NO: November
–DE: December
“BEST BEFORE”賞味期限(推奨使用期限)の表示例
賞味期限(推奨使用期限)は、その食品の品質がベストな状態で保たれ、消費者がおいしく食べられる期限を示しています。
国によっても基準が異なるようですが、味、鮮度、栄養価、製造者が重きを置いているその食品の特質などが保たれる期限を示すようです。
–BEST BY: 07/31/2020
–BEST BEFORE: 07.31.2020
–BEST IF USED BY: JL 31 2020
–FRESH BY: 07/31/2020
–BB: 07/31/2020
–BBE: JULY 2020 (イギリス式)
上記の例のBEFOREは「~の前に」、IF USED BYは、「その日付までに使用されれば」、FRESHは、「新鮮な」という意味です。
BBとは、BEST BYもしくはBEST BEFOREの略です。
BBEの最後のEはENDの略なので、その月の「末」までならベストな状態が保たれるという意味になります。
その他の表示
その他、紛らわしいのが以下の表示です。
–SELL BY: 07/31/2020
–FREEZE BY: 07/31/2020
–PREPARED ON: 07/31/2020
–PD: 07/31/2020
上記の例の SELLというのは、「売る」という意味です。
したがって、SELL BYの後に書いてある日付は、販売店が商品を売り場に出す際に参考にするための日付で、消費期限や賞味期限の日付とは違う目的で付けられているものです。
FREEZEというのは「冷凍する」という意味なので、購入後その日付までに冷凍庫へ入れて保存するようにという意味になります。
PD とはPRODUCTION DATEの略で、「製造日」という意味です。
消費期限・賞味期限の英語表記まとめ
以上、海外のスーパーのまとめ買い表示や食料品の日付ラベルについてご紹介しました。
“USE BY”と“BEST BEFORE”の日付は勘違いしてしまいそうですが、前者は「安全」を、後者は「品質」を考慮した上で付けられている表示と考えればよいでしょう。
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