バンコクには約5万人もの日本人が住んでいます。
また、JTB 総合研究所の調べによると2019年の日本人の海外渡航先ではタイは5位、年間15万人以上の日本人がタイを訪れています。
駐在員も多く、日本人旅行客に人気のタイですが、実際の現地の治安状況についてはどうでしょうか?
https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/outbound/
この記事はこんな方に向いています。
・バンコクに駐在する駐在員とご家族
・これからバンコク旅行を考えている人
・バンコクの危険エリアを知りたい人
この記事では下記についてお伝えします
・2020年のバンコクの治安状況
・実際に住んでいる人の感覚
・バンコクで最近おこっている危険な事件
バンコクの治安状況~外務省提供データより
首都バンコク全体については、東京よりかは危険です。
ですが、日本人駐在員が居住するエリア・日本人観光客がよく行くエリアに関しては気にするほどではありません。
外務省が提供している海外安全ホームページでは、バンコクは「レベル1:十分注意してください」となっています。
レベル1とは「その国への渡航・滞在に当たって危険を避けていただくために特別な注意が必要」です。
バンコクは、命の危険に関わる事件ではないけれど、反政府デモが多いため、日本政府はレベル1としているようです。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2018T048.html#ad-image-0
タイの他の大半の地域はレベル0であるのに対して、バンコクはそれより危険レベルが高いということです。
え、結構危険じゃんと思われそうですが、レベル1になっている理由を見ていきましょう。
バンコクで気をつけるべき犯罪は?
外務省による危険度レベルでは、バンコクの治安はそこまで心配するほどではないと前述しました。
では、それよりも高確率で日本人が巻き込まれる犯罪は何でしょうか。
日本人がよく行くエリアで危険なところも紹介していきます。
バンコクで発生頻度の多い犯罪は下記4つです。
・ぼったくり
・ひったくり
・スリ
・デモ
ぼったくり
タクシーのぼったくりは観光地全般でおきますが、特に危険地域はワット・ポー周辺とチャトチャックです。
このあたりはタクシーを捕まえることが難しいため、乗るとメーターを使わずに法外の値段を請求してくるタクシーの運転手が多発します。
バンコクに住んでいる日本人でさえ、1年たってもぼったくり、されます。。。気をつけましょう。
大きなデパートやホテル意外で流しのタクシーを拾うことは危険です。
配車アプリを使うことをオススメします。
ひったくり・スリ
これは最も危険な地域はスクンビットのシーロム、ナナのエリアです。
日本人もよく行く夜遊びスポットとして有名です。
ここで多い犯罪はスリとひったくりですね。
バーやクラブなどのナイトスポットが乱立しているので、羽目を外しすぎてすられたりしないように気をつけましょう。
また、シーロムエリアからは4駅ほど離れたのエカマイでは、2019年に日本人駐在員が夜中1時頃、バイクの2人組にひったくられて怪我をする事件がありました。
エカマイは日本人駐在員が多く居住するエリアで、本来であれば危険地域ではありません。
おそらく夜遊びエリアのカラオケなどで遊んだあとに現金の受け渡しを駐在員同士で見えるところで行い、その後につけられた可能性が高いです。
店外での現金のやり取り、夜中の出歩きは気を付けましょう!
デモ
これは、近づかないのが一番です。
開催予告などを知りたい方は、事前に大使館からの注意喚起メールの受け取りを登録しましょう。
筆者はバンコクで、デモや反政府集会をしているところには、今のところ幸い出会ったことはありません。
駐在妻レポート:バンコクの治安情報まとめ
バンコクは東京よりは危ないけれど、よく発生する犯罪に気を付ければ、そんなに気にすることはありません。
バンコクは東南アジアの中でも治安の良い観光地といえますが、夜遊びの場所がたくさんある分、気をなければいけません。
バンコクで最も気をつけるべきは下記4つです。
・タクシーのぼったくり
・ひったくり
・スリ
・デモ
隙を見せないように、極力夜中と危険なエリアは避けて行動しましょう。