タイ・バンコクの駐在家族の生活費ってどれくらいかかるのでしょうか?
家族の家計を担う駐在妻としては、家計のやりくりが気になるところです。
「バンコク駐在」といっても、家族によって支出イメージは全然違いますね。
夫婦だけで行くのか、子供がいるのか。
子供がいた場合、乳幼児なのか、幼稚園児や就学児で学費はどれくらいなのか・・・。
それによって食費や教育費のイメージが変わります。
また、メイド(アヤ)さんを雇うのか、雇わないのか。
外食はどれくらいするのか。
交際費や習い事などはどうするのか。
家族の生活水準や価値観で変わる部分も多いですが、基本的にかかる生活必需金額の値段のおおよその幅はこんなイメージです。
- 電気代・水道代・飲料水 約5,000円~7,000円
- 食費&日用品: 約20,000円~40,000円
- 通信費(ネット・携帯):約3,000円~6,000円
その他、交通費、娯楽費、外食費、教育費、交際費、夫や妻の小遣いなど、家庭の生活レベルによりかかるもの。
駐在員の場合、家賃、医療費、(教育費)は日本の会社が負担するのかどうか・・・など、変動幅があります。
夫婦のみの駐在、乳幼児ありの駐在、就学児ありの駐在など、ケースごとに生活費イメージをまとめてみました。
夫婦のみの生活の場合
バンコクの会社で会社員をされているまめこさんご夫婦の生活費は、41,690バーツ =約125,070円 とのこと。
家賃は自己負担ですが、自炊中心の生活をされている分、生活費全体の金額は抑えられている印象です。
毎日自炊して、たまにご飯食べに行って、休みの日はどこかに出かけて、マン喫行って、本買って、ゲームしてといった感じです。
1か月の生活費を夫からもらうので、それをやりくりしながら、緩やかに穏やかに生活しています。
夫婦+乳幼児の場合
家賃は会社補助、医療費は保険でカバーの、はにさんの場合(2016年時)。
お子さんはまだ幼稚園にはいっていないので、教育費はかかりませんが、食事には気を遣うとのこと。
お子さんがいると毎日屋台の食事、というわけにはいきませんし、そうなると高い日本食材を買って自炊、となるわけで、どうしても食費は高くなります。
旦那さんのお小遣いなどもすべて入れて、月21万円だそうです。
私もタイ料理好きですし、何度も食べに行きますが、365日3食タイ料理は無理です。
特に小さい子供がいると、辛いし脂っこいタイ料理は食べさせられないという方も多いのでは。
結果、日本の2~3倍程度する日本食材を買わざるを得ないのです。駐在が決まった時「タイ駐在員はお金が貯まるよ~」なんて言われ続けましたが、嘘です。
贅沢していたら貯金なんてできません。
夫婦+就学児の場合
就学児を連れての駐在になる場合は、上記の生活費イメージの他に、お子さまの教育費がプラスされる形になりますね。
幼稚園や小学校選びについては大きなトピックになるので別ページに記載しますが、ここでは費用の面で概算イメージをまとめてみたいと思います。
お子さん二人(一人は公立高校、もう一人は私立小学校)の年間の教育費が30万バーツ(約90万円)というメンカームさんのケース。
昨年1年の家計簿を見ると、学校や塾の学費、小遣い、文房具や参考書等の出費を合算した教育費が約30万バーツ。
バンコクでは日本人学校やインターナショナルスクールに入れるという選択肢をとる方が多いと思います。
英語や国際感覚も大事だけれど、日本語教育をまずは重視したい、と考えるご家庭の場合は、日本人学校を選択するようですね。
費用面でも、インターはピンキリですが、日本人学校よりインターのほうが学費が高く、駐在の場合は会社から日本人学校の学費を上限に補助が支給される場合もあるそうで、インターに通わせるとなると差額分は自己負担となるケースも。
忘れちゃいけないのが、バンコクのインター校の学費の高さなんですね(泣)。学校によってピンキリではありますが、全般的に非常に高い!NISTやPatanaのような名門校と言われるレベルだと年間授業料だけで200万円もしくはそれ以上。
バンコク駐在の生活費まとめ
タイの屋台のタイ料理は1食100円くらいですむようですが、毎日タイ料理は日本人にとってはつらいですね。
特にお子さんがいる場合は、日本の食材を買ったり日本食レストランで食べたりすると、案外、日本でいるときと同じくらいの食費になるようです。
ただ、生活費全般として、そこまで贅沢に生活をしなければ、家賃プラス10万円くらいあれば、無理なく暮らせるようです。