アメリカで気をつけたい食品添加物5選と子供のスナック選びのポイント

子供たちの日常に欠かせないスナック。
アメリカンキッズはおやつを学校にも持参するので、毎日のスナック選びに頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか?

日本では見たこともないアメリカのスナックには、添加物や有害物質などの危険も潜んでいます。
小さな身体の子供たちが毎日口にするものだから、安全には気をつけたいですね。

今日は、特に注意が必要な子供たちのスナックに使われる添加物についてまとめました。

避けたい5つの添加物

WHOが危険と認め、ヨーロッパでは使用が禁止されているものでも、FDA(アメリカ食品医薬品局)は使用量、摂取量を制限すれば問題なしとして
許可されているものが多くあります。
毎日摂取しなければ確かに問題はないのかもしれませんが、我が子には出来るだけ安全なものを食べさせたいもの。

以下の添加物を成分表に見つけたら注意が必要です。

(1)Artificial Food Coloring(人工着色料)
(2)High Fructose Corn Syrup(高果糖コーンシロップ)
(3)Aspartame(APM:アスパルテーム)
(4)Sodium Nitrite(亜硝酸ナトリウム)
(5)BHA & BHT(酸化防止剤・防腐剤)

1.Artificial Food Coloring(人工着色料)

Yellow #5 & #6
Blue #1 & #2
Red #3 & #40

カラフルやグミやキャンディー、シリアルなど主に子供たちのスナックに多く含まれ、よく使われているのは、黄色5号6号と赤40号。

ヨーロッパでは「子供の活動や注意に悪影響を及ぼす可能性がある」ことを明記しなければいけないが、アメリカではこういった規制はありません。

2.High Fructose Corn Syrup(高果糖コーンシロップ)

シリアル、パン、ヨーグルト、ジャム、クラッカー、クッキー、炭酸飲料、スポーツドリンク、フルーツジュース、ケチャップなどあらゆるものに含まれます。肥満や高血圧、糖尿病の原因とされ老化を早めると言われています。

3.Aspartame(APM:アスパルテーム)

人工甘味料の一種で、砂糖の200倍近くの甘みを感じるがカロリーは少ないので、カロリーゼロやノンカロリーを謳い文句にするダイエット系のジュースやガムなどに含まれます。

脳の甘みの判断を歪ませ逆に食欲が増して体重が増えてしまったり、脳腫瘍、白血病、胎児の脳の発達に悪影響があると言われています。

4.Sodium Nitrite(亜硝酸ナトリウム)

発色剤としてハムやソーセージ、サラミ、ベーコンなどの加工肉に使用されています。肉と反応すると発がん性物質に変容することから危険だと言われています。

5.BHA & BHT(酸化防止剤・防腐剤)

発がん性が疑われているBHA。
元はエンジンオイルなどの工業用油脂に添加されていた酸化防止剤が食用にも使われるようになったと聞くと怖いですね・・・。

チップス、シリアルなど油脂類の保存料として使用されるほか、パーム油など食用油の製造時に使用されます。
ファーストフードなどの外食産業で使われる安価なパーム油は何度も使い回しできるよう、この酸化防止剤が添加されています。

スナック菓子や揚げ物の成分表には、単に、

Vegetable Oil(植物油)
Palm Oil (パーム油)

とだけ書かれていても、そこにはBHAが含まれている可能性があります。

成分表を見ても載っていない有害物質「グリホサート(Glyphosate)」にも注意

食品成分表から見てわかる添加物は買わなければ済むことですが、添加物の記載がなくその危険性に気付けないものもあります。
そのうちの1つ、「グリホサート(Glyphosate)」は農薬で、お菓子から検出されています。

例えば、黄色いパッケージでお馴染みのゼネラル・ミルズ社のチェリオス。
ベビーカーの上でつまんで口に運ぶ赤ちゃんの姿をよく見かけます。

ミルクをかけても甘くて口溶けの良いシリアルは幼児から大学生まで大人気ですが、そんな国民的人気食品に、WHO(世界保健機関)が発がん性の可能性を指摘している有害物質「グリホサート」が含まれているという衝撃的なレポートも発表されています。

成分表からはもちろんわかりませんが、昨年NPO団体EWGの調査結果によると、チェリオスからは基準値を大幅に超えるグリホサートが検出されました。

 

この背景には、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」の使用が許可され、全米の農地で大量散布されるようになったことが指摘されています。

上記レポートからはチェリオス以外にもNature Valley社の商品もグリホサートを大量に含むとされています。

子供たちが毎日口にするおやつにラウンドアップの影響が及んでいると考えるだけでも恐ろしいですが、オーツ系のシリアルやバーには特に注意が必要です。

特に気をつけて選びたい、アメリカのスナック7選

1.Cereals (シリアル)
2.Bread(パン)
3.Granola Bars(グラノーラバー)
4.Crackers(クラッカー)
5.Cheese(チーズ)
6.Ham(ハム)
7.Chicken Nuggets(チキンナゲット)

1. Cereals (シリアル)

玄米やオーツを使ったものは健康に良いと認識している親や先生が多く、含まれる糖分や添加物、有害物質の危険性については見落とされがちです。

EWGが2018年に行った調査結果では、チェリオス以外にも、日本でもお馴染みのケロッグ社のオーツブランや、オートミールの老舗クェーカー社の商品からは各種基準値を超えるグリホサートが検出されています。

成分表を見てコーンシロップ、合成着色料、BHT、保存料などが含まれていないかチェックしてみましょう。

2. Bread(パン)

アメリカンキッズがランチに持っていくサンドイッチのパンは日本と比べると薄くて小さいものがほとんど。毎日食べるものだから無添加やオーガニックを選ぶようにしましょう。

No Artificial Preserves(人工保存料なし)
No Colors or flavors (着色料、香料なし)
No High Fructose corn syrup(フルクトースなし)

3. Granola Bar(グラノーラバー)

ヘルシーな栄養補給食と認識している大人も多数いて、スポーツの合間や習い事の前など、夕方になるとバーをかじっている子供たちを多く見かけます。

カロリーも脂質も高いバーは注意が必要ですが、非オーガニックのブランドには、注意が必要です。

例えば、クエーカー社のChewyには遺伝子組換えの砂糖や油、抗生物質や成長ホルモン剤を投与された牛の乳製品が使われている可能性があり、EWGが採点するフードスコアでも最低レベル10という結果に。

4. Crackers(クラッカー)

着色料や香料などの添加物が含まれるクラッカーにも注意が必要です。
アメリカンキッズが大好きな魚の形をしたGoldfish、日本でもお馴染みのOreoやRitzからも規定値以上のグリホサートが検出されています。

添加物の少ないオーガニックものものなら多少安心です。

No Artificial flavor (人工香料なし)
No Synthetic color (合成着色料なし)
No Synthetic Preservation(合成保存料なし)

5. Cheese(チーズ)

子供の成長に欠かせないタンパク質が豊富で、ノンシュガーのチーズはクラッカーとハムと一緒にランチにもスナックにも大活躍。
オーガニックでないものには抗生物質や成長ホルモンを投与された乳牛のミルクが使われているものがほとんどです。
オーガニックの低脂肪のものなら安心ですが、非オーガニックの場合は以下の記載があるかどうかチェック。

No rBST
Milk from Cows not treat with rBST

rBST(Recombinant Bovine Somatotropinの略)牛を成長させ、たくさんの牛乳を出させるための成長ホルモンのことです。
日本やヨーロッパでは使用が禁止されていますが、アメリカでは許可されており乳がんの原因が疑われています。

6. Ham & Salami(ハム、サラミ)

チーズとは切っても入れないハムやサラミも定番スナック。
極力オーガニックを選びたいものですが、非オーガニックの場合も以下のような表示があるかどうか気をつけて選びましょう。

No Added Hormones(ホルモン剤投与なし)
No Antibiotics(抗生物質投与なし)
No Nitrates (硝酸塩なし)

7. Chicken Nuggets(チキンナゲット)

ランチにディナーに、パーティーなど子供が集まるところにはピザと並んで定番のナゲット。非オーガニックの製品なら、抗生物質や成長ホルモンを投与された家畜の肉が使われていないかチェック。

他に、遺伝子組み換えのコーンや油、大量の塩、添加物が大量に含まれているため、原材料には注意が必要です。

アメリカで気をつけたいスナックと食品添加物まとめ

我が家では、学校に持っていくスナックはリンゴやオレンジなど果物をカットしてタッパーに入れて持たせていますが、ゴールドフィッシュもチェリオスもキャンプやお誕生日会など友達と一緒の時にたまにつまむくらいならOKとしています。

危険性を知った上で食べさせるのか、知らずに日常的に食べさせてしまうのかでは大きな違いがありますよね。

とはいえ、全ての原材料について確認するのは至難の技。
こちらのフードスコアでお気に入りブランドをチェックしてみるのがおすすめです。

https://www.ewg.org/foodscores

添加物が含まれるものを食べたからといってすぐに影響が出るわけではありませんが、日常的な積み重ねの結果、甚大な健康被害が出ているのが今のアメリカの現実です。

反面教師に、ママ世代には健康志向の人も多く添加物や食の安全に対する意識はますます高まっています。
外国人としてアメリカに住む日本人ママにとって、見慣れない英単語がずらずら並ぶ食品成分表を理解することは至難の技ですが、現地人ママとの交流の中でも、折に触れて食べさせたくないスナックはどんなものか、話題をふってみると知識が増えるでしょう。

子供たちの健康を預かるママとしてはアメリカに来たら否応なしに食の安全について、勉強しなければいけないことばかりで、疲れてしまうかもしれませんが、ママも賢くなって子供たちが安心して口に運べるスナックを選んでいきましょう!

(参考資料)
https://www.ewg.org/childrenshealth/monsanto-weedkiller-still-contaminates-foods-marketed-to-children/

https://s3.amazonaws.com/media.fooddemocracynow.org/images/FDN_Glyphosate_FoodTesting_Report_p2016.pdf

https://www.ewg.org/childrenshealth/22626/five-kids-snacks-you-should-always-buy-organic