ニューヨーク駐在が決まると、夫婦2人だけの世帯、または、子どもが小さい御家庭を除き、学校や住宅環境を考えて、ニューヨーク州隣りのニュージャージー州やニューヨーク州のウェストチェスター郡(マンハッタンから電車で30から40分位)の所に住む方が多いです。
ここでは筆者が住むニューヨーク州ウェストチェスター郡での暮らしに焦点をあて、日本から持ってくると便利な持ち物について御紹介します。
日本からウェストチェスターに持ってくると便利なもの10選
ニューヨーク州ウェストチェスターには、日本食材店もあるし、日系の塾、美容院もあるので、日本からの持ってくるものにそれほど心配しなくても大丈夫だと思います。ただ、これがあったら便利、これは手に入りづらいという品はありますので、現地で暮らす主婦目線でご紹介致します。
1.キッチン家電
お気に入りの品が有れば、是非、日本から持参することをお勧めいたします。
Amazonで検索すると、炊飯器もトースターも出てきますが、お気に入りの機能が付いた製品を見つける事が難しかったり、見つけたとしても高額だったりします。
魚を焼きたい方は、魚焼き器は手に入りにくいので持参することをお勧めします。
(魚焼き器を購入しなくても、魚焼きホイルを日本から持参してフライパンで焼く方もいらっしゃいます。)
ちなみに筆者は、炊飯器、トースター、ホームベーカリーは日本から持参したものを使っており、コーヒーメーカー、電気ケトルは現地調達、魚焼き器は使っていません。
2. 変圧器
日本の家電を持っていく場合は、アメリカの電圧から日本の電圧に下げる変圧器を持参することをお勧め致します。
3. 衣類. 靴
こだわりが無いのであれば不要ですが、自分に合ったサイズ、デザインを求めるのなら、ある程度は持参する事をお勧め致します。
スニーカー類は簡単に手に入りますが、スニーカー以外の品は、お気に入りの品を見つける事は少し難しいかもしれません。
特に、足のサイズが小さい方は苦労するようです。
下着類も少し余分に持参すると安心ですね。ユニクロもありますが、値段は日本より高いです。
4. 眼鏡 コンタクトレンズ
アメリカで眼鏡やコンタクトレンズを作る事は可能です。
ただ、渡米後の生活が落ち着かない時期に、眼鏡やコンタクトレンズを用意するのは大変だと思いますので、ある程度持参する事をお勧め致します。
コンタクトレンズの洗浄液は、こちらで調達可能ですが、数本は持参する方が渡米直後は便利ですね。
5. 電子手帳
スマートフォンで英単語は調べられる時代ですが、電子手帳を使い慣れている方は持参することをお勧め致します。
Wi-Fi環境が悪い等でスマホが使いづらい場所に居る時など(学校のWi-Fiの電波が悪い等)、電子手帳があって助かったと感じる事は意外と多いです。
6. 医薬品
慣れない海外生活、使い慣れた医薬品、体温計があると急な体調不良の時も安心です。
医療品ではありませんが、爪切りも持参すると助かります。
7. 和食器
箸、お椀、お茶碗等は日系の食料品店に置いてあります。
ただ、煮物を和食器で盛り付けたい、おせち料理を重箱に入れて食べたい等でしたら、お気に入りの和食器を持参することをお勧め致します。
8. 化粧品
ドラッグストアやスーパーに沢山の化粧品はありますが、気に入った商品を見つけるのは難しいです。
ただ、化粧水、シャンプー等は持参するにも限度がありますよね。
とりあえず、愛用品を数本は持参する事をお勧め致します。
日系の食料品店の雑貨コーナーに、メーカー等にこだわりがなければ、日系メーカーの基礎化粧品やヘアカラー、シャンプー類は置いてあります。
9. タオルケット
アメリカにあるIKEAやホームセンターを探してみましたが、ちょうど良い厚さと肌触りのタオルケットを未だに見つける事が出来ません。
タオルケットに1番近い品と思われるバスタオルは見かけるのですが、丈が短くしっくりきません。
ニューヨーク・ウェストチェスターは冬は寒いですが、夏は暑いのです。
もし、タオルケットを使って夏の夜を過ごしたければ、是非、御家族分、持参することをお勧め致します。
家の中はセントラルヒーティング。プラス暖炉も備え付けてあったので、他の暖房器具は使用せず快適に。
10. 食材
醤油、みりん、料理酒、味噌など一通りの調味料は、日系の食料品店や韓国系スーパーの「Hマート」に行けば手に入ります。豆腐は現地のスーパーでも見かけます。
ただ、お料理好きな方など、こだわりの品(お正月には○○産の黒豆が食べたい等)有れば持参する事をお勧め致します。
筆者は、お菓子作りが趣味な為、黒蜜を持参し、お菓子作りを楽しんでいます。
結論として、ニューヨーク州ウェストチェスターで暮らすにあたって、趣味の品、こだわりの品を求めなければ、問題なく生活出来ます。
ただ、Amazonでお買い物した商品の到着が日本より遅かったり、徒歩圏内に食料品、日用品のお店が密集している訳ではない事、渡米直後は何処のお店に行ったら手に入るか分からない等の不便さはあると思います。
近所のスーパー、日系の食料品店の場所、ホームセンターの場所さえ押さえれば、生活は回り出すと思いますので、必要以上に心配し過ぎず、こちらの生活を楽しんで頂けたらと思います。
日本から持参しなくても良いもの(一部、持参した方がお勧めの情報有り!)
1. 洗剤類
洗濯洗剤、柔軟剤、食器洗い洗剤等、Costcoでもホームセンター、現地のスーパーでも手軽に手に入ります。
2. プリンター
プリンターは現地調達で充分だと思います。プリンターを現地調達した方が、インク、紙の補充も現地の品が使えるので便利です。
現地にて調達。こちらで売っている紙のサイズは日本の品とサイズが違う為、現地調達して大正解。
3. ティッシュ類
日本より値段は高いですが、手に入ります。
消耗品は現地で調達する方が現実的です。
渡米当初、ポケットティッシュを見つけるのに苦労しましたが、CVSというドラッグストアのチェーン店にありました。
ただ、日本の品に比べて、ポケットティッシュの紙が硬いです。日本で使っているようなポケッティッシュを求めるなら、ダイソーに有ります。
4. 掃除用品
一通り、現地調達できます。ただ、ベランダを掃除する時につかうような小さいホウキを見つけられなかったので、筆者は一時帰国の際に日本で購入し持参しました。
ベランダ、玄関掃除に役立つ小さめのホウキ。アメリカで売っている品より扱いやすい為、日本より持参。
5. 部屋・季節の飾り物
アメリカのホームセンター等では、素敵な玄関前のリースや季節毎のお部屋の飾り物をよく見かけます。
又、クリスマスツリー前になると、生のモミの木が売り出すので生モミの木を購入し、アメリカらしい雰囲気を楽しむ事も出来ます。
ただ、日本の行事に合わせた、お正月飾り、雛飾り、兜を飾りたいのであれば、持参することをお勧め致します。
アメリカの家は全体的に暗い場合が多く、現地にて4本調達。1本は本帰国の方より譲り受けたという有難い品。
6. 自転車
アメリカで、所謂、ママチャリと呼ばれる、日常の買い物の足に使うような自転車に乗っている人は、ほとんど見かけません。日本のスーパーにあるような自転車置き場も見たことがありません。
ただ、子どもが遊びで使う自転車や、ロードバイクで大自然の中を走りたいというので有れば、持参して楽しめます。
勿論、アメリカでも調達出来ます。
7. スポーツ用品
ゴルフ テニス サッカー等の用品は気軽に手に入ります。
バレエ用品もマンハッタン迄行くと、専門店があります。
ただ、剣道などの武道をこちらでも続けたい場合は、用具一式を日本から持ち込んでいる方がほとんどのようです。
竹刀など消耗品は、まとめて渡米前の船便に入れたり、一時帰国の際に日本で購入しているようです。
また道場の先生がまとめて注文して下さったりする御配慮を受けた事もあると、周囲の方は話しておりました。
余談ですが、ウェストチェスターには、色々な日本人コミュニティーが有り、剣道、弓道、書道、合気道など色々楽しんでいる方も多いようです。
日本特有の文化をこちらでも楽しみたいのであれば、それに必要な品は持参した方が良いと考えた方が良さそうですね。
最後になりますが、自分にとって、これがあったら快適、これだけはアメリカでも使い続けたいという品だけは、上記を参考にしながら荷造りして頂けたら嬉しく思います。
子連れ駐在ファミリー必見!ニューヨークの住居と学校探し 実践編
学齢期のお子さんを連れてのニューヨーク駐在、住居はどんなとこ……
【ニューヨーク駐在前に知りたい】幼稚園/小学校選び 5つのポイント
お子さんを連れてのニューヨーク赴任、まず気になるのは 学校の……