せっかくアメリカに住んでいるのなら、こちらの食生活を堪能して・・・と考える方も少なくないと思います。勿論、それはそれで楽しい事ですが、やはり、食べ慣れた日本食が軸の食生活になってきます。筆者が日本食の食材を何処で入手し、どう日々の献立に取り入れているかご紹介いたします。
ニューヨークで日本食材を調達したい!何処で買い物できる?
Daido Market
ウエストチェスター郡の郡庁所在地、ホワイト・プレインズにあります。
ここに行けば、日本食材は揃うという強い味方です。
日本の季節行事に合わせて、おせち食材、節分の豆なども売っているのも嬉しい限り。
勿論、食材だけではなく、お弁当、インスタント食品も取り添えています。
そして、流通が早く、新鮮な食材がいっぱい。
薄切り肉や魚の切り身などは、現地のスーパーでは手に入らないので、ここで買い求めます。
雑貨コーナーを見ると、日本製シャンプーや基礎化粧品も手に入ります。
Oishinbo
283 Halstead Avenue Harrison NY 10528
ハリソン駅前にある日系のスーパーマーケット。
渡米直後、まだ1人で運転するのも心配という方にも有難い存在。
ウエストチェスター郡の中でも日本人が多く住むハリソンという街の駅前にあるお店です。
ここなら、歩いても行けるという場所に住んでいる方も多いのでは。
日系美容院や日系の塾からも近い為、帰りはここに立ち寄るという人も多いようです。
Fuji Mart Corp.Scarsdale
816 White Plains Rd Scarsdale NY 10583
高級住宅街で知られ、日本人駐在者も多く住むスカースデールという街にある日系のスーパーマーケット。
味噌が無い…となっても、スカースデール周辺に住む方にとっては、ここに駆け込めば一通りの日本食材は手に入ります。
the rice factory
こちらは、ニューヨーク初 の日本産米専門店。
日系のスーパーマーケットにも、さまざまな品種の日本米は手に入りますが、こちらは日本米専門店。
お米に関する質問や健康に関する相談にも対応してくださるとか。
オンラインでも購入出来、お米にこだわりのある方には嬉しい限りですね。
Frontier market
18 North Central Avenue Hartsdale NY 10530
こちらは、ウエストチェスター在住者にお馴染みの病院、東京海上記念診療所(Mount Sinai Doctors Japanese Medical Practice)から車で数分にある日系のスーパーマーケット。
ハーツデール近隣の方だけではなく、病院帰りに立ち寄る方も多いお店です。
週末に特売の事も多く、週末にハーツデール近辺に行くと立ち寄りたくなるお店です。
H MART
韓国系のスーパーマーケットのチェーン店。
ウエストチェスター在住者には、ハーツデール店かヨンカーズ店が行きやすいと思います。
こちらでは、白菜、大根、里芋など日本料理に欠かせない野菜が、大量に売っています。
韓国系スーパーと言えど、醤油、みりんなども取り揃えており、且つ、お菓子や豆腐などは日系ブランドの品も置いてあります。
現地のスーパーマーケットや日系の食料品店とは違った雰囲気で、店内に入ると、アメリカに居るのが不思議に感じる位です。
ニューヨーク現地のスーパーも勿論、足繁く通っています
野菜、牛乳、卵、果物、調味料などは、基本、現地のスーパーマーケットで調達しています。
例えば、カレーライスを作ろうと思ったら、野菜、肉は現地スーパーで調達、米とカレーのルーは日系スーパーで調達といった具合でしょうか。
筆者はパン作りが趣味な為、パンを作る時などは、気分によって、日系スーパーで購入した強力粉を使ったり、現地スーパーで調達したBread flower を使ったりして、味の違いを楽しんでいます。
日系の食料品店で、日本食に必要な大体の食材は手に入るのですが、ここはアメリカ。
日本のスーパーに比べると値段が割高です。
代替品を活用して日本食を調理!
そのような時は代用品が大活躍。
胡麻和えの代わりに、ピーナッツ和えにしたり。
ピーナッツバターは手軽に手に入るので、練り胡麻の代用品にして楽しんでいます。
また、バジルも日本より手軽な価格で手に入ります。
シソの葉を肉の上に散らす代わりに、たっぷりバジルを散らす事も。
セロリなども身近な野菜です。
大量に購入した(現地のスーパーは全体的に量が多めです。)セロリを微塵切りにして、ミートソースやカレーに混ぜたりしています。
アメリカ住居備え付けの大型オーブンは料理の幅を広げるチャンス!
大型オーブンも大抵の家は標準装備されているので、お菓子作り、パン作りをする機会も増えました。
肉料理もオーブンが大活躍。
ステーキ肉の焼き目だけフライパンで付けて、オーブンで焼くと美味しいという事も、こちらに来てから知りました。
アメリカンな野菜・食材も一度食べてみるとおいしさ新発見!
野菜や果物も産地が異なれば、形や味も変わります。
現地スーパーで巨大なナスを初めて見た時には、その大きさに驚きました。
黒いトマトにも当初はビックリ。恐る恐る食べてみたら、甘い美味しいトマトで安心しました。
名前も「KUMATO」という可愛い名前。見かけたらチャレンジしてみて下さいね。
チーズ系、チアシード等のスーパーフードは、日本より低価格。種類も豊富なので試してみる価値ありです。
日本人には馴染みが薄いかもしれませんが、現地スーパーにはオートミールの種類も豊富。
一度食べてみたら、手軽に美味しく、ハチミツやフルーツをトッピングして食べる事も出来るので、我が家の常備品になりました。
賞味期限が長い事も、朝食のご飯も炊けていない、パンも無いという時にも助かっています。
栄養価が高いのも嬉しいですね。
ニューヨークで日本食を料理をするときに知っておくと便利な情報
マヨネーズ
現地のスーパーマーケットで見かけるマヨネーズ、日本のマヨネーズの味を想像して使ってみると味が違うのです。
日本のマヨネーズの味を出したいのなら、日系のスーパーマーケットで購入して下さい。
(一部、現地のスーパーマーケットにも輸入品として置いてある場合はあります。)
しかし、現地スーパーマーケットで沢山見かけるマヨネーズが、日本人の舌に合わない場合が多いかと言うと、そういう訳でもありません。
外食等の際、サンドウイッチ類を注文すると、かなりの確率でアメリカのマヨネーズが使用されていることが多いので、味を確かめて下さい。
日本のマヨネーズより酸味が薄いと感じる事でしょう。これも良いかもと感じたら、是非、使ってみてください。
片栗粉
これも日系のスーパーマーケットで購入出来ます。
ただ、輸入品。値段が高いのも事実。
我が家はとろみを付けたい時などは、コーンスターチで代用しています。
コーンスターチなら現地のスーパーマーケットでもお手頃に入手可能です。
パン粉
揚げ物だけでなく、ハンバーグのつなぎに使ったり常備品ですね。
現地のスーパーマーケットで購入する際の要注意な品です。
粉物コーナー付近に行くと、「bread crumbs」というパン粉らしき商品が置いてあります。
これはこれで良いのですが、かなり粉が細かい。
ザクザクしたトンカツを作るには難しい品です。
「bread crumbs」の近くに「Panko」という商品があったら、粉も大きめで日本のパン粉に近いです。
ビール
アメリカは酒税が日本に比べて安いためビールが安いのです。
アサヒ、キリン、サッポロなど日本のビールも日本で購入するより、ずっと安いです。
日系のスーパーマーケットに行くたびにまとめ買いしてきます。
ニューヨーク(ウェストチェスター)駐在妻の日本食・買い物事情まとめ
最後になりますが、ニューヨーク州郊外のウエストチェスターの暮らしは、日本食材店も数店あり、且つ、地元のスーパーもたくさんあり、住みやすい所です。
日系の食料品店と現地のスーパーを上手に利用して、充実した食生活を送れることと思います。
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