はじめての海外帯同はわからないことだらけで、出発前は不安も多くありました。しかし、アーバインでの暮らしは、想像以上に快適なものでした。これからご主人のアーバイン駐在に帯同するか迷っている方へ、私がアーバインに駐在帯同して良かったと感じた3つのことと、駐在妻の1日の暮らしをご紹介します。
アーバインに駐在帯同して良かったこと3つ
ロサンゼルス郊外に位置するアーバインは、緑豊かな計画都市です。周辺には無料の高速道路(フリーウェイ)が張り巡らされているため、都心部や大自然など、どこへでもアクセスできます。
アーバイン駐在帯同のメリット(1)治安がいい
アーバインは、治安がよく安全だと名高い都市です。全米で治安がよい都市のランキングでは、ベスト15以内に毎年ランクインしているほど。街そのものも、道は広く整備されていて、どこにいても明るくきれいです。ゴミが落ちているようなこともめったにありません。
基本的に、どこへ行くにも車移動ですが、明らかに危険な走り方をする人もほとんどいない印象です。近所を散歩するだけでも、フレンドリーな人たちに出会うことが多く、小さな子ども連れでも安心して外出できるのは大きな魅力です。
アーバイン駐在帯同のメリット(2)日本のものが手に入りやすい
アーバイン近郊には日系企業も多くあるため、日本人駐在員も多く住んでいます。そのため、日系スーパーや日本のお店も多く、少しお値段は高いですが、基本的には日本のものも何でも手に入ります。さつまいもやかぼちゃ、ふじりんごなど、青果は手ごろな価格で買うことができるので助かります。調味料は日本の倍くらいの値段がしますが、日常の食事には欠かせないので、都度購入しています。日系スーパーには和食のお惣菜も売っています。
100円均一のお店があるのはとても重宝しています。価格と品質のよさは現地の人にも大人気で、休日はいつもレジまでたくさんの人が並んでいます。
隣の町には、日本の古本屋さんやリーズナブルなアパレルショップもあります。出発時、日本のものをたくさん荷物に詰めて送りましたが、現地でも手に入ったというものがいくつもありました。
アーバイン駐在帯同のメリット(3)公園が多い
アーバインは、カリフォルニア州の中でも最も公園や緑地地区の多い都市です。散歩やピクニックはもちろん、ハイキングやトレッキングのできる大自然あふれるエリアもたくさんあります。
広い公園では、持ち込みのテーブルやイスなどに飾りつけをして、バースデーパーティーをしている人たちもよく見かけます。たいていはどんな公園にも、個性豊かな子ども向けの遊具が設置されているため、子どもたちのお気に入りの公園を探すのも楽しみのひとつです。日本人親子に会うことも少なくないため、知り合いになって情報を交換したり、別の日に待ち合わせて公園で遊ぶこともあります。
また、アーバインは気候が温暖で、一年を通してほとんど雨が降りません。日差しのない日がめずらしいと感じるほど、季節を問わず毎日からっと晴れています。このお天気のおかげもあって、どんなときも気持ちよく、公園で時間を過ごすことができます。
アーバインに駐在帯同するデメリット
アーバインは、日本人も多く住んでいて日系のお店なども多いため、不便が少なくとても住みやすい都市です。日本人同士のコミュニティもできやすいことから、デメリットというほどのことではないかもしれませんが、英語漬け・異文化漬けの暮らしとは普段はあまり縁がないかもしれません。子どもが現地校に通っていたり、自主的に現地のサークルに入ったりすれば、現地の人と英語で交流する機会はたくさんあります。
アーバインの駐在妻として暮らす1日の流れ(平日編)
平日は、子どもの幼稚園の送り迎えの時間が一日の流れを決めます。車で往復2回、計約1時間半かかるので、あまり余裕はありませんが、行き先を決めて効率よく行動します。
子どもを幼稚園に送り届けてから、公園へ
08:30 上の子を隣の市の幼稚園まで車で送ります。片道20分ほど。幼稚園バスのようなものはなく、原則、送迎が必要です。
通っているのは、日本人の先生による完全日本語の日系幼稚園です。アーバイン周辺の園も含め、日系幼稚園・保育園は車で20分圏内のところにいくつもあります。現地の先生もいて英語を学ぶ時間がある園もあれば、一軒家で少人数で面倒を見てくれる園も。モンテッソーリ教育が主流ですが、それぞれに特色があります。
日系幼稚園はどこも人気なので、すぐに入園できるわけではなく、希望する園のウェイティングリストに名前を載せて、空きができ次第に順番に案内されるのが通例のようです。我が家は運よく空きがあったので、見学後すぐに入園できました。
09:00 下の子と公園で遊びます。帰りにどこのスーパーマーケットで買い物をしようかと考えながら、その近くの公園を選ぶことが多いです。アーバインはスーパーもとても多く、オーガニックに特化しているお店やオリジナル商品の多いお店など、いろいろ違いがあって楽しいです。
パティオ席でランチ
12:00 スクエアと呼ばれる、お店がいくつも並ぶエリアがあちこちに点在しています。多くのスクエアはスーパーやドラッグストア、飲食店など、用事を一度で済ませられるようにできています。たいていの飲食店には、パティオ席というテラスで食べられる場所があるので、そこでランチをとることもあります。青空の下で食べると気分がいいものです。アメリカらしく、ピザとハンバーガーを食べる頻度はぐっと上がりました。
帰宅後は家事と夕飯の準備をします。
野菜はドライブスルーの産直販売所で買い出し
15:00 農場併設の産直販売所があり、ドライブスルーでお野菜を買うことができます。運転席から、どの野菜が何個ほしい、と店員さんとやりとりしながら買い物します。車から降りなくていいので楽ちんですし、何より新鮮でおいしいです。フレンドリーな店員さんが多いので、簡単な英会話の練習にもなります。
16:00 幼稚園のお迎えに。日系幼稚園なので、日本人の親御さんが多く、立ち話に花を咲かせることも。
アーバインの駐在妻として暮らす1日の流れ(休日編)
一年中気候のいいアーバインでは、どこに行くにもお天気に左右されることがほぼありません。休日は家族で朝から出かけることが多いです。ファーマーズマーケットや蚤の市にもよく行きます。
公園やビーチ、さまざまなイベントへ
09:30 公園のほか、ビーチもカリフォルニアの人気スポット。サーフィンをしている人たちも多いです。子どもがまだ小さい我が家では、砂浜にピクニックブランケットを敷いて、波や砂で遊んでいるうちにあっという間に時間が過ぎます。日差しが強いので、サングラスと日焼け止めは必須です。
そのほか、季節のイベントに参加することもあります。アメリカでは一年を通して何かしらイベントがあるような印象で、そのたびに町中が盛り上がっているよう。どんなときも明るい気持ちで毎日を楽しもうというマインドを感じます。
ショッピングモールでランチ
12:00 買い物がてら、ショッピングモールでお昼ご飯をたべることも。アジア系のレストランもたくさんあります。
モールでは日本と同じように、いろいろなジャンルのお店で買い物することができます。商品をただ見ているだけでも、店員さんが必ず何かしら話しかけてくるので、はじめは少し驚きました。店員さんはみなプロ意識が高く、どんな相談にもしっかりアドバイスしてくれるような気がします。
15:00 帰宅して家事をしたり、子どもと遊んだり。アメリカの住宅は大きなオーブンがついていることが多く、我が家でもお菓子作りをする機会が増えました。
18:00 夕食。家では和食にすることが多いです。
夜には映画を見ながら英語の勉強を
21:00 夕食後、子どもが寝てからが英語の勉強時間。テレビは契約していないので、動画サイトやAmazon primeで映画などを見て、楽しみながらリスニングの練習をします。
アーバインに駐在帯同している駐在妻の現地レポートまとめ
アーバインは、広々とした青空の下、オープンな気持ちで安心して住むことができる都市です。もちろん、さまざまな場面で日本との違いに戸惑うこともありますが、基本的な暮らしに不便のない、快適な駐在帯同生活を送っています。
アメリカ/カリフォルニア駐在妻におすすめのブログ3選
アメリカ/カリフォルニア駐在が決まり駐在準備をする駐在妻の方……
クパチーノの子育て情報:安全で楽しい子供の遊び場5選
クパチーノには市が管轄している公園が数多くあって、天気の良い……