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ナイジェリア/ラゴス駐在生活ってどんな感じ?<駐在妻レポート>

ナイジェリア/ラゴス駐在生活ってどんな感じ?<駐在妻レポート>

西アフリカに位置するナイジェリアは、日本人にとって遠くて未知なる国。ラゴスはナイジェリア最大の商都で、ナイジェリアはアフリカ最大の経済大国です。(GDPは大阪府くらい)仕事やチャンスを求め国内外から人々が集まり、ラゴスは人口2000万人を数えます。

ラゴスに住む日本人駐在員は30名弱。2020年現在、帯同家族は我が家だけです。2年前の夏、先に赴任していた主人から遅れること半年、私のラゴス生活がスタートしました。

このコラムでは、ナイジェリア・ラゴスに駐在帯同している駐在妻の1日と、ラゴスに駐在帯同してよかったこと3つをご紹介します。

ラゴスはラグーンに囲まれた街。橋からの眺めはとても雄大。特に夕焼けはとても美しい。

ナイジェリア/ラゴスの駐在生活ってどんな感じ?

環境、文化、生活習慣が全く異なるラゴスでは、自由に外を歩き回ることはできません。住宅敷地外を歩くことは、治安上とても危険です。また道路も、盗電のために切れた電線がぶら下がっていたり、道路が穴だらけだったりと、危険が多くあります。

出かける時は車移動。車とドライバーは必要絶対条件です。

悪路の上、頻繁に発生する渋滞、あって無いような交通ルール、交通マナーを守らない現地の人々が縦横無尽に往来する道路では、外国人がハンドルを握ることは無理です。必然的に、現地の道路状況・交通状況を周知しているドライバーを雇うことになります。

毎年12月~翌年2月くらいまでの数ヶ月間、サハラ砂漠の砂が強い風によって運ばれてくるHarmattanと呼ばれる季節。舞い跳ぶ細かい砂で空全体が覆われ、晴れているのに霞がかったぼんやりした空模様。見通しが悪く、ひどいときは飛行機の離発着ができなくなります。

メイドとドライバーからの情報は貴重な情報源

外国人家庭ではメイドさんを雇っている家庭が多く、我が家にも代々の駐在員から引き継がれてきた隣国べナン出身の、男性メイドさんが家事を担っています。男性のメイドさん???と、渡航前に聞いて一瞬たじろいでしまいましたが、実際に会ってみると長年外国人家庭で働いてきた豊富なノウハウ、家事の丁寧さ、清潔を心がける仕事ぶりは評価に値します。

ラゴス出身ドライバーの、ラゴスの側に立った主観的な見方と、隣国ベナン人メイドさんの外国人目線の客観的な見方と、両人から得られる情報はとても貴重で、この街を知るための大きな助けとなっています。他人に自らの生活の安全と安定を預けるということは、簡単なことではありません。いかに信頼関係を築いたらいいのか、どの程度まで信頼していいのか、まだまだ手探り状態です。

まずは相手を尊重すること、そして自分が納得できない事は黙っていないで尋ねることを常に心がけ、その上で妥協できる点や、これだけは譲れない点をはっきり主張することが、何よりも大事だと考えています。

この街で“癒やし“や”ほっとする“風景・景色はありません。本来はヤシの木が生い茂げり、カラフルな南国の花々が咲き誇る街なのですが、それを楽しむ公園が無いのです。植物を愛でたり愛おしむ心の余裕は、人々に無いのかもしれません。その日を生きることに必死なラゴス人の、ギラギラしたエネルギッシュな行動に圧倒されます。街全体がエネルギーに満ち溢れています。

赤道近くに位置するラゴス。街全体が熱帯植物で覆われています。ヤシの木とブーゲンビリアはこの街の至るところに自生しています。

ラゴス駐在妻の1日の過し方~平日編~

午前中

朝食の仕度やランチの用意。朝食。洗濯。ストレッチ。その後、習い事へ。

ここに来てから本格的にヨガを始めました。運良く、インド人が経営しているヨガスクールを見つけることができました。常に緊張している心と体を、ヨガでぐーーーと伸ばしてリラックスできます。

習い事のあとは、気になるお店へ行きます。自分から積極的に外に出て行かないと、家の中に閉じこもってしまいます。見聞きした情報や、通りがけに見つけた看板で「気になるぞ」と思った時は、できるだけ中に入ってみます。多くの店舗は、防犯上高い壁に囲まれていて、セキュリティチェックを受けてから敷地の中に入る場合が多いです。「こんな所にこんな素敵なお店があるなんて!!」と、思わぬ出会いがあれば、まさしくラッキー!!です。

ランチ

以前は日本人奥様がいたので思いっきり日本語でママトークができましが、現在はいないため、習い事で知り合った外国人の友達や、主人の仕事関係で紹介してもらった外国人女性と、英会話を交えてのランチです。ランチは英語のシャワー、英会話の特訓です!!

午後

メイドさんが出勤。清掃。

一緒に買い物に行ったり、買い物リストを預けて買い物に行ってもらったりします。夕食は、これまで代々の日本人駐在奥様から伝授された日本食レシピや、私が教えたレシピをもとに、メイドさんが作ってくれます。もちろん日本食以外に、西洋料理や中東料理も作れます。経験なのかセンスなのか、とても手先が器用で手際が良く、お料理上手なメイドさんで大助かりです。

青空マーケットで売られているフルーツ。パイナップル、マンゴー、パパイヤ南国のフルーツが甘くてとても美味しい。

夕食は、家族一緒に食卓を囲みます。家族それぞれどんな1日だったのか、どんなことが起きてどう感じたのか、話し合うとても良い時間です。日本では当たり前のことが当たり前でなく、日本では有り得ないことがここでは日常だったりと、とにかく話のネタは尽きません。

食後は読書したり、テレビでスポーツ観戦したり映画鑑賞したり、就寝まで家族が思い思いに過ごします。

頭の上に荷物を載せて歩く人々をよく見かけます。まっすぐでとても美しい姿勢。この女性は背中に赤ちゃんをおんぶ!

ラゴス駐在妻の1日の過し方~休日編~

街歩きができる小洒落たエリアや、寛げる公園が全くないラゴス。さらに、安全に安心して楽しめる娯楽はありません。

加えて車移動ばかりなので、運動不足になりがちです。そのため休日は、スポーツでリフレッシュすることが多いです。数少ない日本人コミュニティメンバーが集まり、ゴルフまたはテニスをして、日頃の運動不足を解消しています。敷地内にプールがあるので、ときどき泳ぐこともありますが、私の休日はもっぱらテニスです。ラゴスっ子のコーチを呼んで、日本人数名と一緒にレッスンを受けています。

熱帯性気候の下でのテニスは、人間ってこれほど汗をかくのか?と思うほど、毛穴という毛穴から汗が吹き出て、滴り落ちてきます。なかなか大人になってから経験できるものではありません。部活を思い出します。日焼け防止のため、長袖・長パンツ・帽子と完全防備体制をしているせいか、私は男性陣より大量に汗をかいて、顔面はベロベロ状態。果たして日焼け止め効果はあるのか、わかりません・・。

暑い中、汗ダラダラで動き回ったテニスレッスンの後、シャワーで汗を流し終わった後のサッパリした爽快感!そして、カラカラに乾いた喉に、ゴクゴク飲むビールの格別なこと!!至福のひとときです。

レッスン後は、自宅やレストランでメンバーと一緒に食事をしながら、情報交換をし、週末の時間を共有します。

休日の別の時間の使い方として、子供と日本の学習を一緒に取り組んでいます。大使館から配布される日本の教科書を読んで、問題を解いたり漢字を書き取ったり、日本から持参した問題集に取り組んだりします。日本語の学習としてはもちろん、日本の子供達がどんな学習をしているのかを知る良い機会になっています。

ブーゲンビリアの鮮やかなピンクが映える南国の空。

ナイジェリア/ラゴスに駐在帯同して良かったこと3つ

もし、みなさんのご主人が海外転勤になった場合、家族帯同しますか?悩みますよね。子供がいたらもっと悩むかもしれません。

今回、私にとって、帯同しないという選択肢はありませんでした。ラゴス赴任前の国内異動が単身赴任だったので、次の異動では家族一緒に暮らそうと決めていたからです。幸いにも子供は日本を離れることを嫌がらず、逆に海外で生活することを望んでいました。家族一緒に暮らしているからこそ、たとえ不便でも、たとえ娯楽がなくても、楽しく笑って暮らせるのかな、と感じています。

ラゴス駐在帯同して良かったこと(1)家族の時間が増えた

駐在帯同したことによって、家族の時間が増え、より一層家族の絆が深まった点は帯同して良かった1点目です。また、多感な時期の子供にとって、実際に毎日見て聞いて感じる異文化体験は、とても貴重です。道路で物乞いをする小さな子供達を見て、どう感じているのでしょうか。

駐在帯同して良かったこと(2)日本にいたら知り合えなかった方とも絆が深まる

2点目は、少ない日本人コミュニティなので、職種や年齢や性別を越えて仲良くなれることです。あらゆる意味でとても不便な地域なので、相互協力や情報共有は必須です。みなさんから多岐にわたる様々な話が聞けて、日本に居たら巡り合わないだろうこのご縁に感謝です。

ラゴス駐在帯同して良かったこと(3)毎日の生活が生の英会話レッスン

3点目は、共用語が英語なので、どうしても日常生活で英語を使う頻度が高くなることです。自分の英会話力の拙さに自己嫌悪する日々ですが、「間違えてなんぼや~通じればええやん!」と開き直れるのも、毎日の生活で英語を使わざるを得ないからでしょう。いちいちめげてなんていられません!生きた英会話レッスンを毎日実地で受けられるのは有り難いです。やはり言葉は生きものです。

ナイジェリア/ラゴス駐在生活 駐在妻レポート 最後に

ナイジェリア/ラゴス駐在での最大の心配事は、医療の脆弱さです。体調を崩したりケガをしたり、医療機関にかかる場合は特に心配です。充分に手厚い医療を受けられるとは限りません。心身共に健康がなにより大事だと切に感じるラゴス生活を送っています。

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生徒様の声
駐在妻英会話レッスンを受けた方から こんな声をいただいています

子育てや医療など希望通りにレッスンしてもらいました

子育てや医療など英会話レッスン 小さな子どもと一緒に英会話レッスンを受けることができました。 レッスンは、私が希望していた通りに、子育てや医療に関するボキャブラリーを中心に、 テキストを活用しながら進めていただきました。 これからアメリカに行きますが、 レッスンで習った単語をマスターして幅広くコミュニケーションが取れるように頑張ります。 30代女性 アメリカ駐在帯同予定 9ヶ月の赤ちゃんのお母様

駐在生活に直結した実践的な内容。すぐに相談できて心強い

海外生活に直結した実践的な内容 毎週、なお先生のレッスンが楽しみです。なお先生から教えていただいた英語表現を子供たちの通うプリスクールの先生たちとの会話の中で聞く機会があり、本当に実践的だなと実感しています。 また、英語だけでなく、アメリカのプリスクール独自のイベントに困惑することがあり、その際には相談にさせていただき、本当に心強いです!いつもありがとうございます。 30代女性 アメリカ駐在帯同中 4歳と1歳のお母様

先生は私だけでなく子供のことまで気にかけてくださり、良いご縁に恵まれて感謝!

子供のことも気にかけてくださいます 毎回私のつたない英語でもわかろうとしてくださり、正しい表現をタイミングよく教えてくださいます。 私が生活で必要な状況、また、こんなことが言いたかったけど言えなかったなどという要望に応えてくれる授業です。 また私だけではなく、子供のことまで気にかけてくださり、小学校の英語のテストの事を調べてくださったり、読んでみるといいよ、という本をご紹介くださったりと、先生の温かいお人柄にふれ、授業を受けさせていただけるいいご縁に恵まれ、良かった、と感謝しております。 40代女性 アメリカ駐在帯同中 16歳と11歳のお母様