アメリカに住んでいると、水道水(tap water)をそのまま飲むよりも、スーパーで購入した水を飲む人が多い印象があります。
スーパーの水売り場に行くと、炭酸あり・なし、フレーバー付きなど種類が豊富で、最初は何を選べばいいか迷ってしまうかもしれません。
ここでは、アメリカのスーパーで見かける水の種類を英語表記とあわせてご紹介します。
この記事でわかること
アメリカの水道水は飲める?
アメリカの水道水は、国(EPA=アメリカ環境保護庁)の基準に沿って管理されていて、基本的にはそのまま飲めます。ただ、塩素のにおいや水のかたさなど、味は地域によってかなり違います。
住んでいる地域の水道水の検査結果は、水道会社が毎年7月1日までに出す Consumer Confidence Report(CCR・水質報告書)で確かめられます。水道会社のホームページや、EPA のサイトから探せます。
古い家では水道管が古いこともあるので、気になるときは、Brita などの浄水ポット(water filter pitcher)や、冷蔵庫の浄水機能を使う家庭も多いです。
スーパーで買える水の種類は?
アメリカのスーパーで販売されている水は、大きく分けると“Purified water”・”Spring water”・”Artesian water”の3種類に分類されます。このほか、ミネラルの多い “Mineral water” も並んでいます。
| ラベルの表示 | 意味 |
|---|---|
| Purified water | 浄水。蒸留・逆浸透(RO)などで処理した水。値段が安め |
| Spring water | 天然水。地下から自然に湧き出る水 |
| Artesian water | 地下の帯水層から、圧力で湧き出る井戸の水 |
| Mineral water | ミネラルが多い天然の水。ミネラルを足すことはできない |
| Distilled water | 蒸留水。Purified water の一種で、ミネラルがほとんどない |

Purified Water(浄水)とは?
水道水などを、蒸留(distillation)・逆浸透(reverse osmosis)・イオン交換(deionization)などで処理して作られた水です。
ろ過した水にミネラル成分を加えて販売されている商品が多いのも特徴です。
他のタイプに比べて価格が安いことが多く、日常使いしやすいのもポイントです。


Spring Water(天然水)とは?
天然水を指します。日本のスーパーで販売されている水は、こちらのタイプが多いのではないでしょうか。
日本の水に近い味わいを探している方は、購入時にラベルをチェックしてみるとよいでしょう。


Artesian Water とは?
地下の帯水層から湧き出る、自然にろ過された地下水を指します。
Spring waterと似ていますが、ラベルに“Artesian water”と表記されている商品も見かけるので、あわせて覚えておくと売り場で迷いにくくなります。
フィジーの水(FIJI Water)は、Artesian water の代表的なブランドです。
Mineral Water(ミネラルウォーター)とは?
アメリカで Mineral water と書けるのは、ミネラル(溶けている成分)が一定以上ある天然の水だけで、あとからミネラルを足すことはできません。ヨーロッパから輸入された、炭酸入りのミネラルウォーターもよく見かけます。

Distilled Water(蒸留水)は飲める?
スーパーの水売り場には“Distilled water”(蒸留水)も並んでいますが、こちらは Purified water の一種で、飲むこともできます。ただ、ミネラルがほとんどなく味が平らなので、加湿器やアイロン、医療機器(CPAP など)用に買う人が多い水です。購入時はラベルの用途表示を確認しましょう。

赤ちゃんのミルクにはどの水を使う?
なお、赤ちゃんのミルク用にはPurified waterが使用できるとされており、売り場には“Nursery”と表示された乳児用のPurified waterも販売されています。
育児中の方は、購入時にラベルをチェックしてみてください。

赤ちゃん用の水は「無菌(sterile)」ではありません。ミルクの作り方や、フッ素入りの水を使ってよいかは、粉ミルクの説明や、小児科の先生に確かめましょう。
炭酸あり・なしは英語でどう書かれている?
炭酸入りのタイプは、sparkling / carbonated / fizzy / seltzer waterなど複数の表記があります。
炭酸なしのタイプは“still water”と表記されます。ラベルの表記もあわせて覚えておくと、好みの水を選びやすくなります。
| ラベルの表示 | 意味 |
|---|---|
| Sparkling water/Carbonated water | 炭酸水 |
| Seltzer | 炭酸水(ミネラルを足していないもの) |
| Club soda | ミネラルを足した炭酸水。カクテルの割り材にも |
| Tonic water | 砂糖と苦みの成分が入った炭酸水。甘いので注意 |
| Still water | 炭酸なしの水 |

フレーバーウォーターとアルカリイオン水とは?
フルーツなどのフレーバーが付いたタイプは“flavored water”と表記されます。ラベルに“Flavored”と書かれていたら香料が使われているサインです。
浄水をさらにアルカリイオン水(alkaline ionized water)に加工した水も人気があります。
地域によっては、浄水とアルカリイオン水を専門に扱う「お水屋さん」もあり、自分でボトルを持参して水を入れてもらう量り売りスタイルの店舗も見かけます。

よくある質問
Q. Purified water と Spring water は何が違いますか?
A. Purified water は、水道水などを蒸留や逆浸透などで処理した「浄水」です。Spring water は、地下から湧き出た「天然水」です。日本の水に近い味がよいときは、Spring water を選んでみましょう。
Q. 赤ちゃんのミルクには、どの水を使えばいいですか?
A. 売り場には Nursery と書かれた赤ちゃん用の水があります。ただし無菌(sterile)ではないので、ミルクの作り方は粉ミルクの説明や、小児科の先生に確かめましょう。
まとめ
アメリカのスーパーの水売り場には、Purified Water・Spring Water・Artesian Waterを基本に、蒸留水、炭酸・フレーバー・アルカリイオン水などさまざまな選択肢があります。
まずはこの3つの違いを覚えておくと、好みの水を選びやすくなるはずです。
カテゴリ・売り場別に商品を探したい方は「海外のスーパー 売り場別ガイド」もあわせてご覧ください。
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