台湾の台北に駐在帯同6年目のメイです。
台湾と言えば、毎日がお祭りのような賑やかな夜市の風景や、マンゴー、小籠包等の様々な美味しいグルメなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
日本からほど近い台湾。日本と似ているけどやっぱり違う。
実際に駐在帯同をしながら暮らしてみて感じた台湾の生活、子育て、学校事情を紹介します。
台北駐在家族の状況について
台北は、交通の便が発達しています。
また、近年では日本から沢山の企業が進出してきており簡単に日本の物が手に入ったり、気軽に日本食を食べることができます。
親日の方が多く、日本人にとってとても住みやすい場所です。
台湾で使用されている言語について
台湾の公用語は中国語です。
中国語を聞けたり、話せることにより生活はとてもしやすくなります。
家庭教師や、語学教室で中国語のレッスンを受けている方が多いです。
レッスンでは北京語を習うことが多いですが、実際に話されているのは「台湾華語」と呼ばれる、台湾訛りの柔らかい雰囲気の中国語です。
台湾の方は、若い方を中心に英語を話すことができる方が多く、日本人だとわかると英語で話されることも多々あります。
また、日本語を勉強されている方も多いので日本語で説明される事もありますので言葉について不安に思われなくても大丈夫です。
私も最初は、慣れない中国語に戸惑いましたが、台湾の方とコミニュケーションを取れるようになることが嬉しくて、駐在6年目の今もレッスンに通っています。
台湾駐在中に住む場所について
子供が小学生以上だと、日本人学校の近くに住む方が多いです。
日本人が多く住むエリアになるので、スーパーやデパートでは日本の食材や日用品が非常に手に入りやすいです。
また、日本語で対応している習い事や日系の学習塾もあります。
日本人学校には、スクールバスがあります。
少し離れた地域からバスで通学している子供たちもいます。
台湾・台北の買い物について
日本人が多く住むエリアの現地のスーパーには、日本の食べ物や日用品が売っています。
デパートの地下の大きなスーパーに行けば、大抵の日本の食べ物は手に入ります。
しかし値段は高いので、保存ができるものは日本からまとめて買ってきます。
野菜を中心とした生鮮食品は、市場で買うことも多いです。
ガイドブックで見るようなアジアのローカル市場なので、最初は、豚の顔や鳥の脚など初めて見るものにびっくりしましたが、季節の食べ物を新鮮に安く買うことができるので重宝しています。
春から夏にかけては、甘くて美味しい台湾のマンゴーをしょっちゅう市場で買ってしまいます。
台湾・台北の交通について
小さい子供を連れて電車に乗ると、必ずと言っていいほど席を譲ってもらえます。
ベビーカーの上げ下ろしを手伝ってもらえます。
当たり前の光景なので、子供が小学生になった今では、子供自らすぐに席を譲るようになりました。
また、タクシーの料金が比較的安いので気軽に利用することができます。
子連れの移動を大変だと感じたことはあまりありません。
ウーバーも発達しているので、時と場合によりウーバーとタクシーを上手く使い分けています。
台湾・台北の子育て情報
台湾での子育ては本当に良い環境です。
子供に対してみんながとても優しいと感じます。
台湾での出産
台湾には、月子中心という産後ケアセンターがあります。
産後に赤ちゃんのお世話を専門スタッフにお願いし、ママはゆっくり休むことができる施設です。
パパや兄弟姉妹が一緒に泊まることもできるので、長い方は一ヶ月程この施設で身体の回復を整えます。
月子中心でゆっくり休むことができるので、日本に戻らず台湾で出産される方も多いです。
台湾駐在中の子供の日用品、学用品について
赤ちゃんが使うようなおむつやウェットティッシュなどの日用品は、心配しなくても日本と同じくらいのクオリティのものを手に入れることができます。
小学生以上が使う学用品は、様々な場所から転校してくる子供が多いので指定されるものはほぼありません。
絵の具セット、習字道具等は、日本人学校で共同購入があります。
また、一時帰国の時にあらかじめ日本から購入して用意される方が多いです。
台湾・台北の日本人学校/幼稚園情報
台北日本人学校
台北日本人学校には、小学部、中学部合わせて、現在800名程度の子供達が通っています。
小学部と中学部と合同で行われる行事が多く子供達には良い刺激となっています。
特に、スポーツフェスティバルと呼ばれる運動会では、中学生が中心となり小学生を引っ張ってくれます。
日本人学校の小学部は保護者の送り迎えが必須となります。
多くの子供達は、日本人学校から徒歩圏内に住み通学しています。
また、スクールバスを利用している子供達もいます。
その他に、バイク、自転車、自家用車、タクシーで通学している子供達もいます。
給食は無く、毎日お弁当の持参になります。
お昼に外注のサービスもありますので、おにぎりやハンバーガー、お弁当などを頼むことも可能です。
台湾には、日本にあるような便利な冷凍食品があまりありません。
毎日のお弁当作りに疲れた時には、外注のサービスはとても助かります。
日本人学校の語学学習は、小学部一年生から、週一回の英語の授業と中国語の授業があります。
それぞれ学年の初めにレベル分けテストがあります。
英語圏から転校してきた子供、長く台湾に駐在しており中国語が得意な子供、日本から台湾に来て初めて中国語に触れる子供。
それぞれのレベルにあったクラスで語学を学ぶことができます。
台湾の幼稚園
日本人駐在員の子供が多く通う、日本語のみで生活を行う幼稚園を中心に、中国語のみの幼稚園 英語のみの幼稚園 英語+中国語の幼稚園 様々な幼稚園に通っている子供達がいます。
我が家は、日本人がクラスに1割程度の、中国語のみの幼稚園に通っていました。
日本語を話せる先生がいらっしゃり、大事なことは日本語で相談することができたので、言葉で困ることはありませんでした。
現在四年生の息子は、卒園後も学校の授業と語学スクールで中国語を学んでいます。
今でも中国語は忘れずに、聞くことや簡単に話すことができます。
台湾・台北子連れ駐在員にお勧めの施設
親子館
台北市には、各区に親子館という、日本で言う子育て支援センターのような施設があります。
絵本コーナーから赤ちゃんが遊べるエリア、幼児が遊べるエリアと、未就学児であれば一日十分楽しく遊ぶことができる施設です。
公共の施設なので外国人も無料で遊ぶことができます。
公園
台湾の公園は、子供が遊ぶための遊具がとても充実しています。
日本の公園では見かけないような大規模な楽しい遊具があることも珍しくありません。
台湾の夏は、長くとても暑いので、夏の昼間は公園で遊んでいる子供をあまり見かけません。
夕方涼しくなってから夜にかけて、どんどん遊びに来る人が増えていきます。
夏の夜遅い時間まで、子供達が遊んでいるのはよく見る光景です。
ホテル
台湾の少し規模が大きいホテルには、キッズスペースが併設されていることが多いです。
また、子供向けに大規模なキッズスペースがメインのホテルも多くあります。
キッズスペースが小さいホテルであっても小さい子から大きい子まで遊ぶことができるように、小さい子向けの遊具と大きい子向けのテレビゲームが併設されているというキッズスペースもよくあります。
台湾・台北駐在員の生活・子育て情報まとめ
日本とよく似ている台湾は、住めば住むほど住みやすいと感じます。
日本の満開の桜が見たいな。雪が見たいな。なんて思うことはありますが、マンゴーの時期だけオープンするカキ氷屋さんでマンゴーかき氷を食べて、熱々の小籠包を食べれば台湾に住んでいて良かったなと幸せな気分になります。
これから台湾に駐在される方の参考に少しでもなることを祈っています。
謝謝。