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フランス・オーベルニュ地方駐在家族の子育て/学校体験談

フランス・オーベルニュ地方駐在家族の子育て/学校体験談

初めまして、フランス駐在妻のビアンです。

フランスと言えば、皆様どんなイメージをお持ちでしょうか。
おしゃれで優雅なパリ、眩しい程の太陽と地中海の南仏、それともどこまでも広がるワイン畑のボルドーなどでしょうか。

今、私達駐在家族がすんでいるのは、フランスの中央「オーベルニュ ローニュアルプス地方のクレルモン=フェラン市」という所です。
一般のフランスの方に聞いても、「そう言えばそんな地方都市があったね。」という位のマイナーな場所です。

それでも、現地の方は優しい方も多く、スキー、カヌー、ハイキング等が楽しめる自然も豊富にあり、「チーズの国」という別名がある程、美味しいチーズが沢山ある素晴らしい場所です。
ちょっぴり地味ですが、子育てするには素晴らしいこのオーベルニュ地方の暮らしについて紹介をしていきます。

黒い大聖堂が特徴です

オーベルニュ地方の駐在員の状況について

現在、私達は県庁所在地がある地方都市にいますが、日本人の方とは滅多にすれ違いません。
たまにすれ違うと知り合いのことが殆どで、知らない方にはついつい声を掛けてしまうほどです(笑)

日本からの駐在家族は少ないですが、日仏家庭の方が沢山いらっしゃいます。
他の家族との交流は、いちご会(後程詳しく書きます)という日本人会の団体を通して知り合うことができます。
それ以外には、インスタグラムやマルシェで知り合った方もいます。

オーベルニュ地方の治安について

とても治安が良く、中学生以上の子供は登下校を一人でしても心配ありません。
女性でもバスや路面電車に一人で乗る事も可能です。
夜は注意しなくてはなりませんが、住んでいる間に危険な目にあったことは一度もありません。

但し、地元の方は車で移動していることが多いので、運転をしないと不便なこともあります。
それは、ストライキの時です。
フランスでは度々ストライキがあり、一日中公共交通機関や公共施設がストップしてしまうこともあります。
事前予告がありますので、通勤通学時間に合わせて対策を考えます。

オーベルニュ地方の買い物について

街中の小型スーパーと郊外の大型スーパー、あとは特定の曜日に開催されるマルシェで主な食材を調達します。

我が家の場合は大抵、週末に車で大型スーパーへ行き、掃除用品などの日用品から1週間分の食料品を購入します。
駐在家庭の間では「E.Leclerc」 が魚が新鮮なので人気です。

他には、毎週金曜日に開催される「MARCHÉ ST JOSEPH」で、地元でとれた野菜を扱っている八百屋さんにて新鮮な野菜と卵を購入します。
これは新鮮なものが手に入りやすいのと、お店の方とコミュニケーションを取る事でフランス語の練習も兼ねているからです。
常設のマルシェ「Saint Pieere」や、Chamalières市の「place du marché」で週3日開催されるマルシェも人気です。

日本食材については主にインターネットで注文します。
パリにある「kioko.fr」 やリヨンにある「satsuki.fr」が有名です。
お米やお味噌、調味料、うどんやお正月用品など、少々割高ではありますが何でも手に入ります。

近くで少量を購入したい場合は「sooji.fr」や「L’epiceriedu monde」など、アジア系食材を輸入している店で手に入ります。

赴任後すぐは、フランス語が聞き取れず買い物にも勇気がいります。
日本から出国する際に、いつも使用している調味料、薬などを段ボールに詰めて持ち込まれることをお勧めします。

マルシェでは季節に野菜と肉類を売っています

オーベルニュ地方の子供向け施設について

市内には大小様々な公園があり、老若男女を問わず常に賑わっています。
「jardin Lecoq」という公園では、幼児向けの遊具があったり、カモがすぐ横を歩いていたり、季節の花が咲いていたりして、都市部にいながら自然を感じる事が出来ます。

小学生はスポーツの習い事をする子が多いです。
それ以外にも、各地域に体育館や運動場があるので、ラケットを持参して卓球をしたり、バスケットボールの練習をしたりするのも無料で出来ます。

日本だとこういった施設は混んでいて予約が必要な場合がありますが、この辺りは人数に対して施設が広いので、気軽に出来るのは素晴らしいところです。

0~6歳までの子供が遊べる児童館もあります。
アートに関する遊びをサポートしてくれます。
床にテープを使って自由に絵を書いたり、自宅では中々出来ない絵の具を使ってのお絵描きも、スモッグを借りて描く事が出来ます。

予約をすれば赤ちゃん用の部屋があり、赤ちゃん向けのイベントに参加することも可能です。
初回はフランス語を話す必要がありますが、スタッフの方はとても優しいので、単語でのコミュニケーションでも歓迎してくれます。
定期的にイベント内容も変わり、模様替えもあるので親子ともに飽きません。

絵画や工作の遊びをする児童館

病気や怪我の場合の対応

基本的には、一般医と呼ばれるかかりつけの医者に診てもらいます。
風邪やインフルエンザ、コロナの症状や予防接種、花粉症のアレルギー薬の処方など、大抵の症状には対応してもらえます。

子供の運動許可証の書類もこちらで頼みます。

但し予約が必要で、土日休みが殆どですので、緊急の場合には救急診療をしている施設を探します。

薬に関しては医師からの処方箋を持参して自分で薬局に買いに行きます。
処方箋なしでも買える薬もありますので、日曜日で緊急時には24時間開いている「Pharmacie Duccher」でアドバイスを貰ってください。

一度、子供が幼稚園の園庭で転び大きなタンコブが出来てしまった時は、「CHU Estaing」という大学の救急小児科に行き、異常が無いかどうか検査を直ぐにして頂きました。
迅速に対応してくださり、親子共に安心したのを覚えています。

大学病院や専門医に診てもらうには一般医の紹介状が必要です。
赴任後、引っ越しがひと段落したら近くのかかりつけ医を探しましょう。

子連れ家庭の学校状況

日本人の子供の数はそれほど多くないので、子育て家庭は公園で集まったり、学校の送迎時に遊び場所や現地での生活について情報交換をしています。

フランスは移民国家でもあるので、教育に関しては真剣に考えている方が多い様に感じます。

小学生を卒業するまでは毎朝毎晩親の送迎が必要ですので(法律で決められています)、通う予定の学校から近いところに住むと負担が軽くなります。
その辺を考慮して不動産を選ばれると良いのではないでしょうか。

学校について

学校については、現地の公立校が主流ですが、私立校やインターナショナルスクールもあります。

公立は幼稚園から中学校までは、日本と同じように学区制によって通う学校が決まっています。
日本と大きく違うのは、フランスでは3歳から義務教育が始まることです。
必ず何処かの幼稚園に入園させます。

0~2歳までの共働き家庭は、「crèche」という託児所か地域の保育ママに預けます。
特に低年齢の子供を預ける施設に空きを見つけるのが難しいのは、日本もフランスも同じです。
赴任が決まったら早目に探し始めたほうが良さそうです。

私立やインターナショナルスクールは、在籍していた学校の成績が必要だったり、面接があるところもあります。
有名な私立校やインターナショナルスクールは入学希望者のリストがあり、中には2年待ちという学校もあります。
日本のような入学試験はありません。
学年によっては入学希望者が多いので、ホームページを見たり学校に問い合わせをしたりしましょう。

日本語補修校について

「ピュイイドドーム日本語補修授業校」は、バカンス時期を除いた毎週土曜日に授業を行っています。

幼稚部から中学部まで、日本の教科書を使用した国語の他、日本の文化的、季節行事を学ぶ総合活動の授業があり、私立校の校舎の一部を使用して学習進度別に学習しています。

補修校の母体となるピュイイドドームいちご会では、日本の行事や伝統文化や行事を子供達に伝えて行くために、様々な催しをしています。
駐在員のご家族の中には、会社以外の現地の方とはこちらのイベントを通して交流を深めている方もいます。
キッズ会員登録をすると、学年相当の教科書を領事館に手配してもらえます。
気軽に問い合わせてみてください。

ピュイドドームいちご会
https://ameblo.jp/ichigokai-puydudome/

フランス・オーベルニュ地方駐在家族の子育て/学校体験談まとめ

まだまだ伝えきれていませんが、オーベルニュ地方ののんびりとした生活の様子を感じていただけましたか?

車で一時間も走れば、人より牛の方が多いのでないか?という程、牧歌的な風景が広がります。
天気が良ければピクニックする場所に困る事はない、というほど自然がいっぱいの場所です。
道ですれ違う人も目が合えば笑顔で応えてくれますし、穏やかな人々が多い印象です。

駐在している方の情報が少ない土地ですから、少しでも参考になれば幸いです。