海外赴任帯同のマニュアル本(無料プレゼント中)

池尻大橋/三軒茶屋駅|オンライン|ゆかり先生

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ゆかり先生

小学生時代にノルウェーに5年、結婚後は中国の3都市に計8年駐在し、2人の子供はインターナショナルスクールに通いました。
買い物、病院、学校、レストラン、公共交通機関に乗る等、想定される様々なシーン別に必要な会話を想定し、優先順位をつけて、まずは最低限必要な基本的フレーズを練習します。慣れてきたらロールプレイをし、その状況に必要な他の単語もあてはめながら学習、練習をし、単語量を増やしていきます。
必要であればそのフレーズに必要な文法の説明をし、その文法項目の宿題も出していき、効率的な定着を図ります。その単元が終わる頃に復習回を設け、その単元の復習をしっかりしていきます。

担当エリア

東急田園都市線 渋谷~溝の口/東急大井町線 自由が丘~溝の口エリア

海外経験

ノルウェー:5年(小学生)/中国3都市:8年(駐在)

駐在滞在した国や先生の経験に基づきどのようなレッスンができるかを教えてください

小学生時代にノルウェーに5年、結婚後は中国の3都市に計8年駐在していました。2人の子供たちはインターナショナルスクールに通っていました。

転勤族故、日本と中国を行ったり来たりで、子供達は幼稚園と小学校で計7つの学校を経験しました。それぞれに言葉もカルチャーも異なる環境でしたが、どちらの国の駐在経験もいい友人に恵まれ、自分だけでなく子供たちにとっても貴重な経験になった事は勿論、人格形成にも大いにいい影響を与えてくれた駐在だったと思っております。

勿論カルチャーショックも失敗も心配も沢山ありました。落ち込んで日本に帰りたくなったこともあります。でもそれらを乗り越えた先には世界が広がり、新しい発見の多いワクワクの楽しい日々が待っていました。

そんな生活に必要なシーン別の基本的な英語力の習得のお手伝いは勿論、想定されるご心配な点に対する心の持ちようや具体的な対応方法を、経験をもとにお伝え致します。どの国も心持次第で住めば都です!ご心配になる点を一つでも多く払拭していただき、ワクワクした気持ちで赴任できるお手伝いができれば幸いです。

先生の海外駐在帯同生活経験の中で、一番大変だったエピソードは?そのときの対処法は?

日中関係が悪化し、日本の飲食店やスーパーが狙われ、外出を控えるよう言われ、外出したとしても日本人であることを隠すように言われた時期は大変でした。既に中国に暮らして3年ほどが経過していたので、中国も中国人の良さも沢山知り、大好きになっていたので、ことさら国同士のいがみ合いに巻き込まれてしまうことが残念でした。

その時救われたのは、インターナショナルスクールの友人たちとその保護者たちの反応でした。
元々多様性と、各国のカルチャーを尊重する教育がされていたので、各国の友人が「大変ね、個人は関係ないのに」と心配してくれ、「買い物などない?タクシーは危険だから私の車に乗って一緒に行かない?」「子供の送迎などは私に任せて、あなたは家にいてね」と様々な面で協力を申し出てくれた時は、「国に関係なく、結局は人間同士のつながりが大事なんだ、友人を思い、心配してくれる気持ちは万国共通なんだ」と実感し、とても感動しました。

その後も友人関係はずっと続いています。幸い個人として接する中国人も皆さんこの状況に同情してくれ、危険な目にあうことはありませんでした。このように国は違えど、心が通う瞬間は日本でそれを味わう何倍もの喜びがあり、想像もつかなかった景色を見せてくれます。

お子さん関連のことで苦労したことと、それが円滑にいくために工夫したことはどのようなことですか?

子供が2~3歳時は日本語のプリスクールに入れていたのですが、その後年少になったタイミングでインターナショナルスクールに転校させたとき、それまでと異なり言葉が通じず、カリキュラムも全く異なる上、一人も日本人がいなかったので余計にすぐに馴染むことができず、毎日「英語の学校行きたくない、前の園に戻りたい」と泣き続けられたときは大変でした。おしゃべりな娘がインターでは「静かなお子さんですね」と評された時は、話したいことも話せず長時間園で生活する子供が不憫で、転校という選択が正しかったのかどうか、自問自答の日々でした。

でも、一度でも休ませてしまったらそれが癖になり、益々馴染むのに時間がかかってしまうと考え、「沢山泣いてもいいから、とにかく学校には行こう。」と、おやつやご褒美で何とか行かせ、帰宅後は学校に行ったことを大いに褒めた後、「その日にあったいいことか、新しく覚えた歌とか英語を一つだけ教えて」と毎日何かしらポジティブに感じたことを話してもらいました。そして、それについて「よくそこに気づいたね!」「それ、本当に面白いね!」「歌上手!」「明日も楽しみにしてるね!」と伝え送り出す日々を続けました。
すると子供は段々学校が楽しくなってきたようで、次第に泣かずに笑顔でスクールバスに乗り込むように。1か月後には英語も話し始め、すっかり楽しく通うようになりました。

子供の適応力は目を見張るものがあります。親が思っている以上に逞しいものです。それを信じてとにかく応援してみることを親としても学ぶ事の出来た、貴重な経験です。

海外駐在に帯同した妻として、母として経験した、一番嬉しかったエピソードは何ですか?

親子共に国や文化を超えかけがえのない友人ができたことだと思います。一緒に学校行事を盛り上げたり、家族でお互いの家を行き来することでそれぞれの国の文化に親しめることは新たな発見の連続です。「多様性を受け入れる」ということを真に理解することはなかなか難しいものです。「お互いを理解しよう、違いを受け入れよう」という姿勢を通して親しくなり、お互い母国から離れた駐在生活を支えあいながら楽しみ、友情をはぐくむことができた経験は無二の宝物です。