海外赴任帯同のマニュアル本(無料プレゼント中)

トモ先生

トモ先生

トモ先生

幼少期6年間のイギリス生活、大学時代の交換留学に加え、夫の仕事で、イギリスに2年、アメリカ(テキサス)に3年半駐在しました。
英国では妊娠・出産、アメリカでは二人の子供の幼稚園、小学校生活を経験しましたが、日本とは異なる生活習慣、文化、学校のルール、立ち振る舞い等を肌で体験してきました。
またよくある話ですが、カスタマーサービスという点でも、日本と同じ感覚でいると海外では期待を裏切られることが多く、苦労話は山ほどあります(度重なる家電の修理、郵便トラブル、不良品の返品など)。そういった私自身の経験もシェアさせていただきながら、海外生活をする上で遭遇する様々なシチュエーションを想定した会話のレッスンを組んでいきたいと思います。

担当エリア

京王井の頭線エリア

先生の海外駐在帯同生活経験の中で、一番大変だったエピソードは?そのときの対処法は?

何といっても、イギリス駐在中の妊娠・出産です。それまで日常の英会話に苦労したことはほとんどありませんでしたが、医療となったら全く別!しかも初めての妊娠、初産だったこともあり、夫以外の周りのサポートもなかったので、不安な気持ちになったこともありました。

通院の日には毎回、産婦人科でよく使われる用語リスト(英訳・和訳つき)と電子辞書を持参。ドクターの会話の中でわからない専門用語が出てきたら、メモ用紙に綴りを書いてもらい、その場で意味を聞いたり、辞書で調べたりしていました。「相手は私が外国人であることを理解している、だから何を聞いてもはずかしくない」という気持ちで、どんな状況でも前向きに、強い自分を持つことが海外では特に大事だと思っています。

お子さん関連のことで苦労したことと、それが円滑にいくために工夫したことはどのようなことですか?

アメリカの幼稚園で実感したことですが、先生方は子供をとにかくよく褒めます。毎日お迎えにいくと、”He did a great job today!” とか”He had so much fun”などポジティブな言葉のフィードバックばかりを受けたものです。

しかし親としては、初めのうちは子供の学校での様子を細かく知りたい気持ちもあり、またうまくいってないことがあれば小さなことでも共有してもらいたいと感じたものでした。

そこで、いつもならささっと済ませてしまうお迎え時に、先生にこちらから積極的に尋ねることにしました。「お友達とのかかわりはどの程度あるのか」、「片言でも何か話しているのか、それとも一日黙っているのか」、「家ではおもちゃ遊びがうまくできないとイライラすることがあるが、学校でもそういうことはあるのか」など、思いつくままに気になることを細かく聞くようにしました。すると先生方は一つ一つ丁寧に様子を説明してくださり、それまで抱いていた不安な気持ちが軽減されました。

アメリカ社会ではよく言われることですが、受け身の姿勢でいると、知りたいことが分からないままです。学校といえども、日本とはシステムも文化も異なるので、積極的にどんどん質問やリクエストをしなければいけない状況に立たされることを痛感しました。子供が小学校に移ってからも、担任教師との面談は全員実施されるわけではなく、希望制だったので、予めこちらが聞きたいこと話したいことをリストにする準備をしてから先生にアポをとるようにしていました。

海外駐在に帯同した妻として、母として経験した、一番嬉しかったエピソードは何ですか?

子供達が通ったテキサスの学校には多国籍な生徒が多く通っていたことにより、色々な国出身の仲良しのママ友ができたことが、何よりの宝です。私のように駐在の帯同家族として暮らしている方もいれば、不安定な自国の経済・政治状況から逃れるために急遽移民として暮らしはじめた人など、状況は様々。

学校帰りに親子で公園やプールで遊んだり、ランチやお買い物にいったり、週末にはファミリーでホームパーティーしたり。またお互い大変な時には子供達を預けあうほどの信頼関係も築くことができました。

バックグラウンドの全く異なる彼女たちとの出会いは、私の視野と価値観を大きく変えるもので、子供達にも将来何らかの形で似たような経験をしてほしいと願っています。